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3 - ドイツ軍の KG と、ソ連軍の軍団
カンプグルッペ(KG)と、軍団(Crp.)駒は、いろいろな機能で役立ち、プレイヤーはゲーム開始時にこれを全て、または部分的に用いることを決めることが出来る。KG
と軍団は司令部と同じ方法で除去される。(1.4 参照)
3.1 - KG ボックスと軍団ボックス
これらの駒は、スタッキングの選択ルール(10.3 参照)として部隊司令部と同じように次の制限付きで機能する。:
軍団ボックス、または KG ボックス毎に4ユニットより多くは置けない。;
スタック制限は尊守されなければならない。;
KG ボックス毎に2つより多くの異なるフォーメーションが在ってはならず、軍団ボックス毎に3つより多くの異なるフォーメーションが在ってはならない。
これらの駒は12作戦ポイントの行動力を持ち、機械化ユニットと見なされる。
司令部ユニットとは異なり、これらの駒は独自に配下のユニットを活性化することは出来ない。
3.2 - 指揮線の拡張
司令部ユニットとは異なり、これらの駒は独自に配下のユニットを活性化することは出来ないが、司令部の指揮範囲を拡張するのに役立つ。今後ユニットは、これらの駒を使うことによって指揮線を計算することが出来る。1つの軍団または
KG 駒は、ターン毎に最大4ユニット(ただしソ連軍については同一正面軍に属していることが条件)に指揮線拡張の役に立てる。
拡張分の指揮線は、2ヘクスである。
拡張の役に立たせるには、これらの駒自身が司令部の指揮範囲内(5ヘクス)にいる必要がある。
3.3 - 補給線の拡張
KG または軍団駒は、司令部の補給範囲を拡大するのに役立つ。今後、ユニットはこれらの駒を使うことによって補給線を計算することが出来る。1つの軍団または
KG 駒は、ターン毎に最大4ユニット(ただしソ連軍については同一正面軍に属していることが条件)に補給線拡張の役に立てる。
拡張分の補給線は、2ヘクスである。
ルール9.2の冒頭の文章は、以後、以下のように読み替える。:
ユニットが補給下にあるためには、下記の通りに補給線を引くことができねばならない。:
・KG または軍団駒まで2ヘクス以内;
・司令部まで・・・・・
KG または軍団駒が補給下にあるためには、下記の通りに補給線を引くことができねばならない。:
・司令部まで5ヘクス以内;
・補給線まで繋がる道路・・・・・
活用: シナリオ18.1と18.2において、KG
と軍団駒はターンの初めに取り除くか、またはいずれかの司令部からでも新たに登場させることができる。
注: これらの駒はドイツ軍の最大級の柔軟性と、ソ連軍の「軍」の中に中間段階:狙撃兵軍団(史実では3個軍団が南西正面軍において使用されている。)が出現したことを、同時に表現している。
この選択ルールは、より大きな柔軟性を僅かながらもソ連軍に与える。
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