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第一回 あえて和泉元彌を弁護する(完全版)O

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 TVマスコミは統一基準で公平に報道せよ

 Wブッキングや遅刻は、いいことか、悪いことかといえば、当然悪いことなのだろうが、事務所の規模や、タレントのランクによって、その件を報道するか、しないか、マスコミはこれまで決めてきたわけである。

 たとえその件について、報道しなかったことが、後でばれたとしても大問題とはならない事件性のない話であり、大騒ぎするほどの話ではない、という認識がマスコミにはあったということである。

 しかし今は大きな事件もないし、大したネタでもないけれど、当分は視聴率が稼げる和泉元彌問題でいこうと考え、ワイドショーのスタッフたちが喜び勇んで、報道していることは想像に難くない。

 しかし、もっと報道すべき事件は世の中にあった、

 パレスチナ問題、外務省問題、高速道路の問題、郵政省の民営化問題等々。

  

 芸能問題にしても、ワイドショーが目をつぶって来た事件やスキャンダルが、これまで沢山あった。

  ある大手のプロダクションの社長で、かつての映画界の大スターが愛人の家で倒れたことを伝えたテレビ局がないのはなぜなのだろう。

  毎年、その事務所が開く忘年会に、ワイドショーのレポーターや、スタッフが呼ばれ、泊りがけで、飲み食いしているからなのか。

  三人組の若手お笑いグループNのリーダーNが若い女の子からレイプされたと正式に訴えられたにも関わらず、テレビ局は全く報道しなかった。

  美少年ばかりのJ事務所の重役さんには、少年虐待の噂があるし、そのことを元所属していたKが、自分の著書の中で触れていたのに、それを追求したテレビ局はなかった。

  J事務所の6人組の中の若手3人組の一人Mが女性タレントからレイプされたと訴えられたのに、全く報道されなかった。

  某宗教団体のトップがレイプで訴えられたが、これも全く無視された。

  某政党のトップに、ある党員をリンチして死に至らしめたという噂があったが、これも全く報道されなかった。

  これまで、たとえ事実関係が不明でも大々的に報道してきたのは一体何だったのかと思わせる、その慎重ぶりは一体どこから来たのだろうか。

 タレントの不祥事を報道したり、しなかったり、相手によって、その所属するプロダクションによって、態度を変える、身勝手で、不公平なWスタンダードを持っていることを、まずTVマスコミは反省すべきである。

  

 TVを初めとするマスコミは、メディア規制法案に対して、公権力の恣意的な判断によって罰を与えられることに、抗議しているのではなかったのか。

 そのマスコミ自身が、恣意的な基準で、誰が悪いとか正しいとか判断していたとしたら、説得力がないにも程があるというものである。

 もしそれが本当に悪いことであると思っているのなら、過去に見て見ぬフリをしてきた理由を明らかにし、反省と共に、それらを白日の下に晒すべきである。

 それもせず、弱い立場の和泉元彌側だけを責めるのは不公平であり、まさしく弱い者イジメである。

  

   (文中敬称略)

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