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サンラージヒル走行1998年10月3日その3 草地の坂

 これで、コースを一通り簡単に回った事になったので、そこから下へ斜面になっている草地の坂で、しばらく遊ぶことにしました。 ここは、簡単に降りたり登ったりできるラインもあれば、何度も車が遊んだため、わだちができて難しい所もあります。

 私は、とりあえず、簡単なラインで下に降りていきました。上りは、難しそうな所で遊ぶことにしました。

 先ほどのV字溝が、そのまま坂に付いてきているところです。轍の後が雨で浸食され、何本も深い溝になってしまっています。また、坂の下のほうにステアケースになっているところもあります。(前回の路面状況のリア左タイヤ付近)前回来たときより、溝が深くなっており、全体に草が生い茂っていました。よって、路面のグリップは前回より悪そうでした。

前回(ICHIRO) 今回(もーもさん)
前回の路面状況(1998年8月9日)
今回の路面状況

 まず、最初は、勢いとあまりつけずにチャレンジしました。ところが、途中から、トラクションが得られずタイヤがスリップしてしまい、登ることができません。
 そこで、勢いをつけて再チャレンジしました。

亀の子になったICHIRO  先ほどよりは、高い位置まで行ったのですが、車体が左に流されてフレームがギャップに乗ってしまい、亀となってしまいました。前進はできず、後進は、後ろに段差がある為、怖くてできませんでした。(情けないなぁ。)
 そこで、だいすけさんに上から牽引していただいてスタックを脱出しました。

バンパーとタイヤが干渉  登りやすい所の手前に、溝があってそこを横断しなければ、斜面に行けないのですが、その溝でYASUさんにトラブルが発生しました。
 バンパーが曲がり、バンパーが右フロントタイヤにこすれています。このままでは、タイアがバーストする危険もあるので急遽修理することになりました。


 坂の上の私のエスクードを動かないようにしてアンカーをとり、バンパーをハンドウィンチで引っ張ってみました。
そのままでは、長さが足らないので、ストラップとワイヤーで延長しました。

ハンドウィンチを操作するYASUさん

 バンパー裏のフレームも曲がっているので曲がりを修正することはできず、バンパーをフレームから外して、バンパーを針金で固定することで、応急修理としました。

もーもさんのアタック  私がスタックした所をもーもさんがアタックしました。何度も何度もチャレンジするのですが、登ることができません。
 私と大きく違う所はスタック寸前でもうまくリカバリーしてしまうことです。 また、もーもさんの(いい意味での)あきらめの悪さが勉強になりました。
 最後に「ちきしょー」と発した言葉が、もーもさんの心情を表していました。

だいすけさんのアタック  だいすけさんも、もーもさんに続いてアタックされました。
 だいすけさんもいい所まで行くのですが、結局は登れませんでした。しかし、思いもつかないライン取りでアタックされたことは、勉強になりました。(木の向かって右側から登りはじめるというライン。)
また、リカバリーのうまさも光りました。
 だいすけさんの履いて居られるSAT6.50-16のトラクションも目を見張る物がありました。

 この二人から、

  • あきらめの悪さ
     アタック時や、スタックしかけたときのリカバリー時の精神
  • リカバリー・テクニック
     タイヤのかどでグリップさせるためにソーイングするというテクニックは知っていましたが、ハンドルをきることで、タイヤの位置がかわり、重心が移行しタイヤがグリップするポイントを探すというテクニックを知ることができました。
     本で以前読んだことはあったはずですが、実際に見る、実際に行わないと私は身につかないようです。
  • ライン取り
     さすがにこれは経験を積まないとラインを読む目はできてこないでしょう。
     また、経験豊富な人の走りを見ることもラインを読む勉強になると思います。
を学ぶことができました。

溝でもーもさん 溝でだいすけさん

 この溝は、YASUさんがバンパーを曲げてしまった溝です。もーもさん、だいすけさんの車体と足の動きで、どんな溝か想像がつくと思います。 両者共、このような状態からでもリカバリーしてしまいました。
 このあと、だいすけさんは、再び登り難いラインを選んで登っていました。

 全員が上に登ったところで、広場に戻って昼食としました。


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更新日:1998年12月14日