万葉線株式会社(旧加越能鉄道株式会社)・万葉線
万葉線電車展示会 (2002年6月8日〜9日)
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富山県高岡市と新湊市を結ぶ万葉線(高岡駅前〜越の潟間12.8キロ)は、2002年4月1日から営業を加越能鉄道株式会社から、万葉線株式会社(全国初の第3セクターの軌道線)に譲渡され11両の車両にて営業を開始しました。加越能鉄道時代の塗色で唯一残る最後の車両(7062号)が全面広告の電車に塗り替えられることになり、6月10日の路面電車(ロデン)の日に先がけ、新旧塗色の合計6両の車両が米島車庫にて展示公開されました。
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デ7060形は1965年にデ7000形と同じスタイルと仕様で日本車両にて2両製造されました。登場時には、富山地方鉄道・射水線へ連結運転することも考慮され、連結装置を備えていましたが、使用する機会も無く取りはずされました。1967年には列車無線の取り付け、1971年にはワンマン化され現在に至っています。
デ7062は、第3セクター後に最後まで残った加越能鉄道塗色の車両で、展示会終了後に全面広告車両として塗色変更が行われます。
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デ7070形は1967年7月に日本車両にて6両製造されました。この形式は他の2形式とは違って、側面の変則的窓配置はすっきりしたものになりましたが、車体の大きさ、仕様は変わりありません。列車無線は最初から取り付けられていました。1971年にワンマン化されました。
デ7072は、アニマル電車(通称ネコ電)として、加越能鉄道時代より運行されています。
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デ7071は、万葉線カラーの新塗色(イエロー)の車両です。
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展示車両 デ5010形(5022) 除雪用(無車籍車両)
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富山地方鉄道の600V線区の代表的車両のデ5010形の生き残りで、このデ5022は1950年の日立製です、デ5010形は富山地方鉄道から譲渡され、加越能鉄道にはデ5021から5037まで在籍し、その後デ5027から5037は、富山地方鉄道に復帰、1971年の伏木線廃止の時に、このデ5022を除いて(1967年に除雪用に改造されていたため)全車廃車されました。その後デ5022も1992年4月1日に廃車され、現在は車籍はありませんが、除雪用保線機械として活躍しています。
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旧富山地方鉄道のデ5026です。加越能鉄道へ譲渡され活躍しましたが、1971年に伏木線廃止により廃車され、現在は米島口車庫で倉庫として利用されています。
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除雪用保線機械(元デ5022)と倉庫(元デ5026) ・・・。機械と建物であり、鉄道車両では無い・・・。
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