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●No.0030 羞恥心と相手との距離
自分の恥ずかしい本能部分、隙を見せることで、相手との距離が縮まってきます。
人が親しくなろうとするときに、まず食事を一緒にしようとするのも、相手に恥ずかしい姿(食欲本能の部分) 、隙を見せ、気を許そうとしていることを確認しあう作業といえます。
続いて、一つ屋根の下で泊ったり、同じ部屋で寝泊りすることで、眠っているとても油断している姿(睡眠本能の部分)を見せて、あなたを信用しているというところを見せるわけです。
しかし、いくら親しくても、家族以外には見せられない姿(排泄本能の部分)というものがありますし、家族であっても見せられない姿(生殖本能の部分)があります。
そして、そうした最も恥ずかしい部分をすべて見せ合う相手が夫婦・伴侶・パートナーということになります。
こればかりは、親も兄弟もどんな親友も適いません。
だからこそ、安心して、寛ろぐことが出来、やすらぎが得られるのではないでしょうか。
羞恥心がないということは、それだけ人間としての誇りがないということであり、自分の身を守ってくれる大事な武器を持っていないのと同じことだということをもっともっと人間は知るべきだと思っています。
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