MMP社が
IGS (International Game Series) シリーズの一作として “激闘 マンシュタイン軍集団” (ゲームジャーナル誌
第4号付録) に手を加えて発売している作品。チャールズ・ロバーツ賞を受賞。
この作品の成功によってゲームデザイナーの中村徹也氏の名は海外に轟き、と同時に ゲームジャーナル誌は誌面やHP上で氏の偉業を
(やや大げさに) 称えている。
しか〜し、日本国内の一般のウォーゲーマーにとって、この "A Victory Lost" の快挙はな〜んの意味もない状況が延々と続いている。
つまり、元となった “激マン” のルール記述の不備や HP上のエラッタの見にくさが改善される兆しがまったく無いし、(その改良版の)
A Victory Lost を国内で気軽に入手できる環境も整っていない。 A Victory Lost の和訳ルールが公開されているものの、激マンとはマップの一部に相違点があるので流用できない。
以上の事から、シラケた気分でこの2つのゲームを眺めている国内ゲーマーは少なくないと思う。 ゲームジャーナル誌やライター諸氏の絶賛振りが目立つが故に、現状とのギャップが際立つのだろう。
幸い、ゲームジャーナル第4号も "A Victory Lost" も売り切れになったそうなので、 改訂新版を
「激マン 第2版」として日本語化し、サッサと国内で発売してほしい。 日本人ゲーマーが本作品について海外ゲーマーと語り合えない状況は、どう考えても不幸だ。
シミュレーションジャーナルさん、頑張れっ!
☆ Vae Victis 誌 Hors-Serie 第6号に掲載された紹介記事です。
A Victory Lost
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