全国から寄せられたご意見、ご感想(1)


ホームページを開いて一ヶ月余りで、全国のドクター、薬剤師、医療関係者、そして患者さんから多数のメールが寄せられました。とても感激しております。ありがとうございました。そのほんの一部を、作者の許可を得まして、ここに公開させていただきます。




1)分業についてこれほど「高い視点」の・・・

西野真人(富山県富山市、薬剤師)


はじめまして、お隣の富山県で薬局を営んでおります。MEDINETに転載された吉田先生のホームページ拝見させていただきました。 分業に関してこれほどの「高い視点」を持っておられる医師がいらっしゃることに驚き、更にそれをホームページを利用しての啓蒙にまで踏み切るとは、もっとびっくり・・・ 薬剤師を高く評価していただいてとても嬉しい・・・と言いたいところですが、何も薬剤師のために書いたわけではないのですね。 あくまでも「患者さんのため」に、それだけの資質の有無が我々薬剤師にも問われていると解釈しました。   医師の立場として分業に踏み切れない理由として「経済性」、「2度手間等、患者さんからの不満を恐れて」、「処方の公開を嫌って、あるいはとにかく煩わしい」などがあると言われていましたが、そういう点への回答を含むばかりか、分業を進める手順や注意点、更にQ&Aまで揃えているのが素晴らしい・・・ けれども医師の立場でこれを読むと、結構立腹される方も多いのではと心配してしまいます。曰く「患者の為、など小賢しいことを言いおる!」などと。 薬局も似ている部分があります。分業率の高い九州の某県では「リベート付きマ ンツーマン」は当たり前とも聞きます。 「患者のための面分業」などと叫ぶと同業者からさえ「白い目」で見られるとか・・・  いらぬ「後ろ向き」な話は置いておいて、「商売」ではなく「サービス業」としての自覚を持って今後も「分業」に対応していかねばなりませんね。 「患者さんの為」という意識が医師と薬剤師の両方に広まる事によってこそ「未来」があるのでしょう。  薬剤師という立場からですが、素晴らしいホームページに感謝!! 
  



2)とても丁寧に薬について説明してもらえる・・・

有生礼子(石川県、患者さんの母親)

私の思うことを一言書かせてください。初めは、この分業システムに戸惑いましたが、今はかえって都合良く感じます。なぜなら、いつも薬局さんのほうでとても丁寧に薬について説明してくれ、薬の飲み方や使い方など詳しく教えてもらえるからです。普段ドクターには聞けないようなことも薬局さんで、教えてもらったりしています。(薬の保管方法や使用期限とか、何に混ぜたら飲ませやすいとか。子供が飲みやすい味ですかと尋ねて、薬の味見をさせてもらったこともあります。)薬局からもらった薬歴手帳に、毎回お薬の内容を説明した紙を、ファイルしていますが、この薬歴が将来、もし何かの病気になって大きい病院にかかった時や、また海外などに引っ越した時にはきっと役立つだろうと思います。また、薬を頂くのに待ち時間がないのもとても嬉しいことです。とは言っても今このようなシステムはまだまだ未浸透なので、私自身についていえば今までの薬歴はぜんぜんわかりません。今後は薬を渡される場合に(例えば入院のときや、総合病院などでも全て)、本人の希望によって、薬歴として個人が保存・理解できるようなお薬の説明書き(名称・作用など)を添付するというシステムな んかができてくれば良いです。 

3)本当の意味での分業が進んでいます・・・

敬順堂薬局 :杉本道信(静岡県清水市、薬剤師)

現在、私の住む静岡県清水市では開業医を中心に本当の意味での分業が進んでいます。 私のところの零細な薬局でも、日に20件以上異なる医療機関から処方せんを受けております。その9割が近所の患者さんのものです。 これからも本物の医薬分業をつくっていきたい、そう願っております。とにかく、先生の作られたHPに感激しました。 なお、勝手ながら私のホームページからリンクを張らせていただきます。事後承諾で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


4)堂々たる「正論」だと思います・・・

K.T.氏(愛媛県、薬剤師)

先生のホームページを、私ども協励会四国合同支部ネットに掲載させて頂きました。お陰様で我々四国の薬剤師ネッター達が先生の有意義なご意見にふれることが出来たと思います。心より御礼申し上げます。先生の御発言は、どの立場の人が読んでも分かりやすく、またきめ細かい配慮が行き届いた堂々たる正論だと思います「みんなに開かれた医療」を支持される先生の姿勢におおいに共感いたしました。先生のような公明正大なお考えは、えてして一部から批判を受けてしまうのかもしれませんね。でも、時代は確実に「国民に開かれた正論」だけしか支持されない方向に向かっているように思います。菅厚生大臣が薬害エイズを解決したとき、菅さんの姿勢を国民はこぞって支持しました。閉鎖社会の内部だけの論理は、もはやどの分野でも世の中には受け入れられなくなりつつあることを肌で感じます。今後ともホームページを継続してくださることを心より願っております。私の地区は分業が極端に遅れている地区ですが、先生のようなお考えのお医者さんがおられることは 我々に薬剤師にとりましてもたいへん励みになります。愛媛県薬剤師会の参考資料として使わせて頂けませんでしょうか? どうかよろしくお願いいたします。先生のご意見は、我々にとりまして励ましのお言葉であるとともに、我々の薬剤師職能の責任ある任務遂行を希望されるものと承りました。これからも先生の声に応えるべく、身を引き締め精進して行きたいと思います。


5)ネット上で分業についてこんなに強いご意見を・・

アップル薬局   :乾 宣子(大阪府豊中市、薬剤師)

はじめてお便りいたします。サーフィンをしていて、先生のHPを拝見いたしました。Drの側から、分業に関してこんなに積極的なご意見を拝聴できて大変感激いたしました。地域差もありましょうが、本当の意味での患者さんのための分業が、医療関係者にも患者さんにも、なかなかご理解いただけないのが現状だろうと思います。その中で、先生のようなDrがおられて、その上ネット上で分業についてこんなに強いご意見を発信されているということは、私たち薬剤師にとってこんなに心強いことはありません。さて、勝手なお願いがございます。実は私どものアップル薬局でもHPを開設いたしておりまして、分業に関して昭和23年の医師法から掘り起こし検証したページなどを掲載いたしております。”分業”や”薬剤師の仕事” というものを、少しでもたくさんの方にご理解いただきたくて、開設いたしました。是非とも、内容をご確認の上、リンクを貼っていただけませんでしょうか?もしもよろしければ、アップルHPに対するご意見なども頂戴できれば幸甚にございます。何卒、よろしくお願いいたします。


6)近来味わったことのない爽やかな気分に・・・

イセシン薬局 :木村 繁(愛知県西春日郡、「医者からもらった薬のわかる本」の著者、薬剤師) 

突然メール差し上げますご無礼お許し下さい。滋賀県の薬剤師、林寺さん( キクヤ薬局 )から 面分業にとてもご理解を示して下さっている吉田先生のホームページに是非出かけてごらんと勧められて、お邪魔しました。 私は愛知県の開局薬剤師ですが、商売よりも「医薬分業運動」に17−8年を 費やしてきたといっていい者です。最近では、近所の医師お二人が門前薬局つきで分業され、そのおこぼれが月に60−70枚きます。 読ませて頂きまして本当に近来味わったことのない爽やかな気分になりました。 文章のはしばしに、ご同僚に対するご配慮を感じるのはもちろんの事、薬剤師の仕事についても深いご理解をお示し下さいまして感激です。 私も、今愛知県薬剤師会のホームページ作成準備中で、4月から自分の薬局名 でホームページを開設しておりますので、もしお許しがいただけるのでしたら 先生のホームページにリンクを張らせていただきたいと思います。 お忙しい中恐縮でございますが、ご検討くださいますようお願いいたします。 

7)内容が素晴らしくて、感動してます・・・

しょうなん薬局:市川善千(愛知県尾張旭市、薬剤師)

吉田先生のホームページは、 あすか薬局 の原 明宏先生からのご紹介で知りました。とても、内容が素晴らしくて、感動しています。失礼ですが、どこでこのような知識を習得されたのでしょうか。ビックリしています。今後とも、地元薬剤師会とご協力いただき、全国の薬剤師へのお力添えをいただくと助かります。益々のご発展をお祈りしています。本当にありがとうございます。もし、先生のご許可が得られれば、地元で有志の医師の先生方と、「医薬分業の勉強会」を主催していますので、この文章等を使わせていただけませんでしょうか。「瀬戸旭分業フォーラム」と言う呼称で行っています。最近、とみに気運が高まっているので、是非、お願いいたします。


8)実用的かつ役に立つ・・・・

阿部医院:時岡 篤(群馬県邑楽郡、事務長)

初めまして、群馬県の大泉町で開業医院の事務長をしております。この6月に分業に踏み切ります。いろいろと、情報収集していましたが先生のホームページ程、実用的かつ役に立ったものはありませんでした。閉鎖的な風潮が未だなくならない医療界において、こういった有益な医療情報に巡り会えたことに深く感謝いたします。今後も、ご期待申し上げます。