5/3(木)
丸1日使えるのは、今日が最終。

ガンデン寺へ行くことにしていたので、早朝に起床。
5:45にホテルを出てバスの停まるあたりへ行く。
まだ真っ暗である。
サムイエ寺行きのバスはたくさん停まっていたが、ガンデン寺行きはまだ来ていない。
6時を過ぎた頃にバスが来た。
前方の席は前売り・予約席のようで、後ろの方へ行くように言われた。
暗い中を出発して行ったのだが、徐々に明るくなっていった。
山の斜面につけられたジグザグの車道が印象的である。
こんな山の上によくぞ寺を建てたものである。
予定よりも早く、約1時間半で到着。

まずは、全景を見るためにお寺の手前の山を登る。
・・・え〜っと、この山を登っているのは、私を含めて6人。
同じバスに乗っていたと思われる方々で、全員、日本人であった。
「地球の歩き方」、恐るべし!
山の上には携帯電話の中継局と鉄塔があったが、鉄塔にはたくさんのタルチョがつけられていた。
う〜ん・・何のための鉄塔なのか?タルチョのためではないだろうが・・
ここから見たガンデン寺は、壮観であった。
ガンデン寺と周囲の風景を見渡すことができる。
山の上の大寺。過去に破壊されたあとが上部に残っているが、すばらしい。

晴れていた空に雲がかかり始め、風も出てきて寒かったので寺の方向へ降りていく。
お寺の正面から入ってもいいのであるが、コルラ道があったので、それをたどり時計回りに周囲を進む。
五体倒地している人もいれば、僧侶や巡礼している人など、静かな雰囲気であった。
お寺の裏山を巡り、正面から見て右奥に見えていたチョルテンのあたりに出た。
このチョルテンへの登りは、急な崖になっていて、若干スリルがあった。
無理にここを登らなくてもよかったような・・・気もする。

さて、メインはやはりお寺の境内・内部なのであるが、ここまで山に登ったり、
ゆっくりと景色を見たりしていたことや、早起きしていたこともあり、疲れてきた。
また、一度破壊されていることで、建物から建物の道が不明瞭でうまく移動できない。
山的な楽しみ方ができたところは良かったのであるが、肝心のお寺が良くわからないのでは、
ドンくさすぎるのである。

たぶんメインの建物は2つとも見たであろう・・・と思う。
帰りのバスが13時半発なので、ギリギリの時間まで見てまわった。
素朴な山寺という感じであった。
昼食のことを忘れていて、空腹を感じたので、バス乗り場の前の屋台で
「米粉ゼリーみたいなものを削った麺に辛味をつけたもの」を食べた。
味は悪くなかった。

ラサに戻る途中に小さなお寺に立ち寄った。
仮面をたくさん見ることができたのは良かった。

15時過ぎにラサに帰着。
もう一つ気になっていた、セラ寺へ行ってみることにした。
15時過ぎからやっているという「問答」シーンを見ることが主目的。
タクシーで急ぐ(20元)。
入場料を払って奥の広場を目指す。
サイクリストの団体もそこを目指して急いでいた。

問答は、2人の僧侶が対面し、手を「パチン」とたたいて何か言うという形式。
大勢の僧侶達がやっているので、パチン・パチン・パチン・・の音と、
問答の声が満ち溢れていた。
それを囲む観光客の数もかなりの人数であった。
う〜ん、なんという活気!
かなり時間をかけてみていたが、肝心の言葉がわからないので、本当に彼らが何を言っていたのか
わからないのでどうしようもないのである。
その後、他のお堂を見ようかと行ってみたが、時間が遅いのでほとんどは閉まっていた。
問答の始まる時刻の前にお堂を見て・・・というのが良いようである。

帰路は、バス(2元)で街に戻る。

八角街をうろうろして曼荼羅を買う。
顔料が宝石の粉とかで値段がピンきりであった。
少々高額であったが購入。

夕食は、包子。
20時過ぎまでウロウロして宿に戻るが、ポタラ宮のライトアップを見に出た。
これもまたすばらしかった。

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