5/1(火) その2
湖面は、完全ではないが氷結した真っ白の世界である。
風で陸地に押し寄せられた氷に乗ることができた。
まるで流氷見物に来たかのようである。
とりあえずは、半島を1周してみることにした。
岩壁のタルチョなどを見ながら歩く。景色がいいが空気は薄い。
軍用4WDが進んできたので、岩陰に隠れようかとも思ったが、
特に悪いことをしているわけではないので、手榴弾を投げなくて済んだ・・
中国もお休みなのであろう。軍服を着ていない家族・友人らしき同乗者が見えた。
アレが走ってもいいのならば、我々のランクルも走ってもいいのではないだろうか・・
半島1周は、思っていたよりも距離がある・・・ので疲労度が高まってくる。
若干の登り下りもあり、勢いで来てしまったからには、帰路が心配になってきた。
半島をまわりこんだ裏?の景色は、人の気配が感じられない、静かな世界であった。
これで、氷が解けていたら最高であっただろう・・
帰路は割りとフラットな道ですんなりと戻ってきたという感じであった。
クタクタになった。空気が薄いので頭も若干痛い。動きすぎたのかもしれない。
しばらくテントで休憩。
夕刻になり、夕日を撮りに湖岸へ。
夕日は真っ赤には染まらなかったが、山が美しかった。
昼の間に融けた水面に映る山々もきれいであった。
日が沈んで、明るくなった月もすばらしい。
テントに戻って夕食。
隣のテントが食堂兼宿のスタッフの居所なので、お湯はそこからポットでもらえる。
中国サイズのカップラーメンは大きい。
辛口のものを選んでいたが、本当に辛いので、勢いで食べた。汁まで完食。
水分をたくさん取る必要があるのでちょうどよかったカモ・・
幸いなことに、お湯はいくらでももらえたので助かった。
高度障害を若干感じるので、念のためダイアモックスを飲んでおく。
他の人々は鶏系味のカップラーメンを食べたが、皆、油が合わなかったらしく、気持ちが悪くなっていた。
私だけ違ったカップラーメンであったことが幸いしたのか・・・
さて、どんな味であったのだろうか??
いろいろなことを話しながら過ごす。だんだんと冷えてきた。
寒さ&高山病を克服しようと、お湯をたくさん飲んだ。
用を足しに外へ行ってとても冷えたので、お湯をがぶ飲みして、溺れそうになってしまった。
テントの電気が消えたのは、0時であった。
寒さと息苦しさでなかなか眠れない夜であった。
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