5/1(土)の2
車をなんとか借りたことだし、ここへきた目的を果たすことにしよう。
ガソリンスタンドでガソリンを入れ、併設のコンビニで昼食や飲み物を買って、WalvisBayへ向かう。
町のすぐ南が砂丘地帯で、海岸まで迫っていた。
海沿いの道は対面通行ながら制限速度は100km。
日本と同じ左側通行なので全く違和感がない。

車も少ないし、信号もないのでほかの車はビュンビュンとばしている。
少しはゆっくり走って景色を眺めたいところなのだけど、流れに乗らないと・・・
アッ・・という間に隣の街、Walvisvayへ。
街を迂回してさらに南下。
WalvisvayのLagoonにはフラミンゴがいるとがガイドブックに書いてあるので、海沿いの道を進む。
うーん・・・海を見てもフラミンゴはいない。
そういえば、来る前に見た誰かのホームページに、「時間にもよる」などと書かれていた。
そうこうしているうちに、大きな白い山が見えてくる。
白い塩の山だ。平らなところにドーンとあるのでとてもよく目立つ。
ここは製塩工場で、海の水をくみ上げ浅瀬で天日干しして製塩しているようだ。
この山は圧巻だ。間違って埋まろうものなら、人間の塩付けができることだろう。
この工場の横を通り過ぎ、海のほうへ伸びているダートを進む。ほとんど海抜0mのところの
平地を進む。フラミンゴ・・・・いないな〜・・・・・どこまで行けるのだろうか・・・
進んでいるうちに海霧がかかってくるようになり、なんだかやばそうなのでUターン。
途中で4駆が抜いていったがその車も戻ってきた。

製塩工場のところまで戻り、ちょっと近づいてみた。白い山、しかも野積み。すごい!
この工場の少し北側に、Sandwich Harbourへの分岐があり、4駆ONLYと記されていた。
沈没船を見に行ってみたかった。

Walvisvayへ戻り、公園で車を停めていると、さっきすれ違ったの4駆が近づいてきた。
「フラミンゴどこにいるか知らないかい?」と尋ねられたが、「俺も探しているんだ・・」と答えたら
大うけしていた。やはり時間のせいだろう。朝早い時間にもう一度来てみよう。

Dune7へ向かうことにして、スワコプムンド方向へ戻る。
な〜んにもない道ではあるが、行き先を示す標識だけはきちんとある。
C14をヴィントック方向へ。
街から7qのところにある砂丘なので「Dune7」なんだそうだ。
道を進むと横風が強く、砂がビシビシと飛んでくるので、窓を開けられず車は蒸し風呂状態になった。
おお〜巨大な砂丘が見えてきた。これが全部「砂」なんだ・・・・
ナミブ砂漠の端っこではあるが、立派である。
道から見えている斜面にも足跡がついているが、砂丘への道は背後に回りこんでいた。

初めて砂丘に来たことだし、記念撮影をすべく三脚を取り出す。
三脚はここまでとても邪魔なモノではあったが、車移動なのでいいのだった・・・・
三脚の足を引き出し、カメラを台座にセット。
で、迎角を決めて固定・・・????・・固定するレバー(兼ネジ)がない・・・
ウーム・・・三脚がただの粗大ごみに変わった瞬間である。
しかたがないので、携帯型の小型三脚にカメラをつけて、車のボンネットに乗せかろうじて撮影。
少しブルーになりながらもさらに進むと、道の行き止まりが砂丘前広場みたいなところだった。
この時間は、誰もいない。
物寂しいところではあるが、せっかくきたので登る。
足が出ているのに進まない、3歩進んでも2歩分ずり落ちる感じでまさにアリ地獄。
息もゼイゼイである。
雪山ならまだ雪を固めてでもステップを切れそうであるが、砂の場合は無理のようである。
もがき苦しみながらもなんとか稜線上に出た。
すげー・・・砂だけでこんな大きな山になるなんて・・・
ビシビシと砂粒が飛んでくるので長い時間は居られなかったが、貴重な体験であった。

もと来た方向へ戻り、スワコプムンドへ帰着。
宿で砂を洗い落としてから、買い物と夕食。
ガイドブックでbest seafood pubと記されていたKucki's Pubでビールと食事。
雰囲気は良く。食事もまずまずでおいしかった。

宿に帰って爆睡。(20:00頃)
非常にガンバリ過ぎた一日であった。

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