<プロローグ>
「ナミビアへ行ってきます。」と言うと怪訝な顔をして「それどこ???」って人が多かった。
ナミビアへ行こうかと思ったのは、マダガスカルで出会ったスウェーデン人が
電子メールで送ってきた砂漠の写真を見たからなのだ。
「赤い大きな砂丘を見てみたい」
日本ではあまりナミビアは知られていないので、日本のガイドブックには、
おまけ程度の情報がチョロッと載っているだけであった。
今回もロンプラに頼るしかないのだった。ロンプラの情報は細かいのだが、字も細かく、しかも他国語なので結構疲れるのだ。
旅行記は、WEBにあり参考に覗いた。車を運転する際には事故に注意しなければ・・・
また、現地の旅行社の観光・ツアー情報も充実しており砂漠ツアーは日本から予約した。

思うように移動できないようなので、行ってから考えるにも限界があるようだ。
行く前からなんだかグッタリとした旅立ちだった。


4/29(木)

朝4時半!起床。
朝一のサンダーバードに乗るためだ。5:15にタクシーで駅に向かう。
荷物が異様に大きくなってしまった。
寝袋・フリース・着替え・・・え〜い考えるのが面倒くさいからみんな持っていってしまえ!
ウリャ〜っと圧縮バックに押し込み、プシューッと空気を抜いたのだが、明らかに持ちすぎであった。
重い荷物が少し憂鬱。

駅では同じ会社の人に会った。数人で阿蘇へ行くといっていた。
ナミビアへ行くと言ったが、少しうさんくさそうに見られてしまったようだ。
まぁどうでもいいのだけどね。

京都で乗り換え、関空に着いたのが9時半。
出発時刻は11:15なのでもうほとんどの人がチェックインを終えているだろう・・・と
思っていたのだが、CXには長蛇の列。
う〜ん。勘弁してくれ!
今回は香港の夜景も見てしまおうという予定なので、家を出てもっとも早く乗れる便を予約したのだが、
CXは台湾経由で時間もかかる便になってしまった。

台湾で1時間待つ。空港ビルに行っても良いというアナウンスだったが、
面倒くさいので機内で待つことにした。

16:00香港に到着。(香港との時差は1時間)
ヨハネスブルク行きの便のフライトは23:50。
荷物はビントックまでスルーで行ってしまうので身軽である。
21時頃まで香港の街にいてもいいことになる。
いざまだ見ぬ香港の街へ!
ツーリストインフォメーションで香港の地図をもらって電車で街へ向かう。
空港のツーリストインフォメーションはとてもに親切だった。

ビクトリアピークからの夜景がメインであるので暗くなるまでは、街をぶらつくことにした。
・・・・といってもどこへ行っていいのか良くわからないので、地下鉄で移動。
ネーザンロード付近をうろうろ。わき道では、道路に看板がせり出している。
夕刻でもあるからか、人もそこそこ多いのだが、大都市だし、
そんなに珍しいものもないようだ・・・ったが、ラーメン屋で「出前一丁」発見。
うーん。出前一丁を堂々と出すというのが香港なのだろう。
まぁ、コーヒーを注文するとネスカフェが出てくる国もあるくらいだから、
堂々としていてヨロシイ!

夕刻になり、少し暗くなったところで、夕食。
九龍のショッピングモールの地下に食堂があったのでそこで済ます。いろんな店があり、迷った末にシーフードチャーハンにした。
九龍からはビクトリアピークは対岸。来る時は地下鉄だったが、せっかくなのでスターフェリーに乗って渡る。
ビクトリアピークには若干ガスがかかっているようである。
ほんの数分であったが、海上からの香港のビル群もなかなか見ごたえがあった。
フェリーの駅前から、教えてもらった番号のバスに乗る。
これは2階がオープンのバスで気持ちが良かった。
ピークトラムの駅で往復チケットを購入し、いざ乗車。
ものすごく急な坂をぐんぐん登っていく。立山のケーブルカーの傾斜なんてまだ甘い・・と感じた。
だんだんとビル群が眼下に広がっていく。
あっという間に山頂駅。この駅舎の屋上へ。
百万ドルの夜景・・・・・若干ガスっていてすべてがクリアではないけど、ビルが林立する様は、香港である。
写真を撮って、しばらく景色を眺めて、下りのトラムに乗る。
さらにバスで中環駅へ。バスの中で知り合ったコロンビア人のビジネスマンは、コロンビア最高!カルタヘナ最高!と教えてくれた。
Airport-Expressは、地下鉄の改札をを通り抜けて行くようになっていたため、若干迷った。
空港に21:30到着。SAのカウンターではパスポートの大きな束をもったツアー添乗員チェックインしており、
10分くらい待っても一向に進まないので、その隣で暇そうにしているファーストクラスカウンターで、チェックイン完了♪
23:50ヨハネスブルクに向けて出発。
とても長〜い一日であった。


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