プロローグ
マダガスカルへ行こうと思ったのは、1年前の冬。
世界地図を広げて、ボケーっと眺めていたとき目に入ったのがこの島(大陸)だった。
中南米もいいが、最近方向的に偏ってきたので気分を変えて・・・・などと、また馬鹿なことを考えていた。
1999年のGWは、フライトスケジュールが休みとマッチしなかったし、航空券がバカ高かった。
それで、2000年は何とかスケジュールが休みと(無理やり)合致した?ので行くことにした。
航空券も、100歩ほど譲って、時間を買うためには、ま〜なんとか納得しなければならん価格だった。
メジャーなガイドブックにはマダガスカルが載っていないので、
「Lonely planet Madagascar&Comoros」「旅行人ノート2アフリカ」といったガイドブックと、
市立図書館から借りた「ドクトルアイアイと謎の島マダガスカル上・下」、
タンテリさんの「ホームページ」で何とか旅のイメージができた。
「バオバブに触れてみたい。」「原猿の住む森に行ってみたい。」
あとは行ってから何とかなるだろう・・・ってな感じでスタートした。
4月28日(金) 出国-シンガポールへ
ところで、何で今日会社に行かなくてはならないのだろう。
とはいえ今日は金曜日。会社の営業日なのだ。
12時に会社を出て、家に向けて車で突っ走る。
成田19:10発なのだが、14:10の小松-東京便に乗らないと間に合わない。
成田に着いたのは17時ごろだった。
GWの前日のせいなのか単なる偶然か、成田は比較的空いていた。
一度は乗りたかったシンガポール航空。
満席で、座った席は非常口前の真中席。
客室乗務員(フライトアテンダント)が真正面に座る。目が合うとにっこり微笑んでくれる。
スリットの入ったユニホームから、すらりとした足の太ももあたりが・・・・
目のやり場に困った。
飯のあとのデザートにアイスクリームがついた。
エコノミー席の飛行機でアイスクリームを食べたのは、これが初めて。新鮮な感じだった。
真夜中 1:00にシンガポール到着
市内のホテルへタクシーで向かった。
向かいのコンビニ(セブンイレブン)で「水」と明日の「朝飯」を買って寝る。