今日からサマータイムで、時間が1時間進む。
・・・と言うことを知ったのは、列車の出る15分前。
タクシーで駅までダッシュ。
ルクソール行きの列車に乗り込んだとたんに動き出した。
ぎりぎりセーフであった。アブナイアブナイ・・・・・
列車は、空間が広いのでなかなかいいものである。
線路の脇は麦の刈入れ時期であった。
約3時間でアスワンに到着。
さてとどうしようかな・・・とホームを歩いていると、
他の客をピックアップに来ていたおっちゃんに声をかけられた。
「明日のアブシンベルと今日の午後のハイダム・イシス神殿、それにホテル代込みで200LE」
・・・なんともいい値段であるように思ったので、ついて行くことにした。
要は、面倒くさかったんで、これもありかなと思ったのである。
駅の近くのホテルは部屋が陰気で気に入らなかったので、前からガイドブックをみて気になっていたホテルを指して
これでもでもいいかと聞いたらOKだったのでそこへ行く。
部屋は・・・期待はずれであった。まぁこれでもいいのだ。
午後13時半過ぎに、ピックアップのワンボックスに乗って、出発。
アスワンハイダムへ。
このダムの名前は、はるか昔、高校生の頃にインプットされた記憶がある。
なぜかこのダムを見たいな〜なんて思っていたのである。
アスワンダムを建設したが、役をなさなかったのでさらに建設されたのが、アスワンハイダムだそうだ。
このダムのおかげで、水害が減ったというが、遺跡はダムに沈むし、下流は洪水がないから塩害が発生するし、
また、このダムの蓄える水の水蒸気で雲ができて雨が降るようになったところもあるそうだ。
そのくらい、巨大＆大規模なダムなのである。
日本のダムの形を想像して行ったのだが、全く違っていた。
規模が大きすぎで、全体が見えない。
また、ダムの壁面は岩土で覆われていて、いわゆるコンクリートの大建造物の様相ではなかった。
う〜ん、ハイダム・・
特に長い時間いてもしょうがないところである。
イシス神殿へ。
アスワンダムを経て町のほうへ戻り、ボートで島へ渡る。
ルクソールで神殿を見てきているので、あまり大きな感動はなかった。
まぁ、見所の一つとしてはロケーションが島なので面白いかもしれない。
だれもボートマンにチップを払わなかったことで、この半日ツアーのガイドは怒っていた。
そんなこと知ったことではないのである！
16時半過ぎに帰着。
ホテルから道路を挟んでナイル川である。
夕刻から食事とスークを見に外へ出る。
スークは道路の真ん中を掘って工事していた。
人通りも多く活気がある。こうでなくてはいけない！
夜がにぎやかなのである。ルクソールに比べて比較的温和な雰囲気で気が楽であった。
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