4/26(水)
日付をまたいであまり眠った感じはしなかったが、ドーハに到着。
着陸の際、空港は海が近かいことがわかったが、周りは砂漠のようである。
早朝とはいえ、蒸し暑い空気の中へタラップを降りた。
ターミナルビル増築中のせいもあるのか、待合スペースが狭いことが残念だった。
ドーハといえば、誰もが「ドーハの悲劇」と言うだろうが、「4時間の待ち時間」がうっとおしいだけで
特段の悲劇も起こることはなく、ボーディング。
ゲートは直前にならないとモニターに表示されなかった。
また、紙にゲート番号が書かれてセロテープで貼られているゲートは始めてである。
ドーハ空港がんばれ!
ルクソールへはひたすら砂漠の上を飛ぶ。サウジアラビアはどこまで行っても砂漠なんだ・・・・・
ようやく海に出たが紅海の対岸も砂漠であった。
ナイル川沿いにきてやっと緑が見えた。
着陸。あ〜遠かった。
ルクソールの空港は、国際線も発着する地方空港である。
両替して、ビザ取得。入国はスムーズである。
あまりにもスムーズなので、荷物を受け取って先頭で外に出てしまった。
そこに、以外にも地方空港のシラケタ静かな空気が広がっていた。
タクシーの運転手や客引きがわっとよってくるんじゃなくて、
少しはなれたところでタムロしている・・・・まずい。カモがネギ、いやザックを背負っていることになる。
とはいえ、ルクソール市内に行くにはタクシーに乗るしかないので、50LEをなんとか40LE(これでも倍以上だろうが)に値切って市内へ。
出だしからボラれてどうするんだ・・・・どうやら、観光客の足元を見る国らしい。
ネットで予約しているホテルにチェックイン。
午後は、カルナック神殿を目指す。
レンタルチャリ。ボロチャリではあるが、風を切って走ると気持ちは良い。
ナイル川沿いを下流へ走っていく。
割とあっさりと到着。
チケット売り場の前のフェンスのパイプにチャリを施錠・固定して入場。
一大観光スポットなので、大型バスが何台もとまっていて、大勢の人がいる。
カルナック神殿は、広大なエリアである。石に刻まれたヒエログリフなどが見事である。
太くて大きな柱の列が並んでおり、また、天井?に色が残っているのにも驚いた。
2時間ほどでほぼひとおおりまわった。
ルクソール博物館へ。
チャリはフェンスに固定。
出入り口から一番近い建物の入り口から入ってところで、館内案内ビデオを上映していたので
それをを見てから本展示のほうへ行く。入り口はここではなく、違うところにあった。
間違って入ったのだが、ビデオを見たことで、なんとなく全容がわかってよかった。
夕刻、チャリを返して、川べりで夕日を待つ。
ちょうど、ルクソール神殿のところが対岸へのフェリー乗り場になっている。
客引きの男が何人も声をかけてきたが、無視である。
明日、対岸へ渡って・・・などと考えながらサンセットをむかえた。
ちょうどこなれてきた頃、客引きの男と世間話をすることになった。
暇つぶし・・・
いろいろ話した後で、お茶をいれるから船に乗れという。
船だと逃げられないな〜と思いながら、係留してあるその男の兄の船(だといっていた)に乗る。
彼は、収納庫の鍵をその辺の石で叩き落して中からバーナーを出して、コーヒーを沸かしてくれた。
本当に兄の船なのかは知らないが、慣れた手つきであった。
水は、もちろんナイル川の水・・・ではなく、私が持っていたミネラルウォーターである。
軍隊にいて休暇でカイロから帰ってきているとか言ってIDカードを見せてくれたが、
アラビア語が読めないし、相手はそれがわかっていてわざとそうしていると私は思っているので
適当に信じたふりをしておいた。
明日、80LEで6時間タクシーをチャーターすることにした。
ボラれているだろうが、いいのである。
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