12/31(水)
移動だけの1日である。
朝、ボートの時間まで、宿の横の道を少し下る。
ホエザルが道から離れた高い木の茂みにいた。
全姿がはっきりと見えるわけではないが、時々見え隠れするのには興味深かった。
また、宿からはトゥカンや瑠璃色の鳥などを見つけることができてよかった。

ボートで移動。往路の逆をたどる。
シエルペからパルマスールへの車はまたしてもいなかった。
このあたりがなんかいい加減なのである。往路のオヤジにもう一度乗せてもらった。5USD(後で旅行会社に請求)

空港でのチェックインは、駄菓子屋で買い物をするような感じで、ゆる〜い時間の流れを感じた。
渡されたのは「2」のパスカード。なんで「2」なんだろうか・・いや〜な予感。
的中!先のフライトには乗せてもらえず、さらに30分以上待つ。
なんなんだ・・・
今回の乗客は3名。・・・ほぼ貸切!もったいないなぁ・・・
往路の機体と異なり、計器が液晶に表示されている。
ハイテク機器満載の航空機であった。
離陸してしまうと、計器で位置を微調整しているだけで
操縦桿は握っていない。自動操縦???
???と思っているうちに着陸まで自動であった。恐るべし。

サンホセに戻り、午後の移動まで昼食と街を少しウロウロ。
中央市場付近は活気があってなかなかヨロシイ雰囲気だった。

予定時間よりも早めにピックアップ。
他にも5名ほど拾って、アレナルへ向かう。
舗装された幹線道路ではあるが、所々で道路が崩れていたり、かなり勾配がきつかったりであったが
山越えの道なのでこんなものなのかという感じであった。
峠で途中休憩。ガスが出てきている。
太平洋側と大西洋側の境目なのかなぁ〜と感じるよりも、山にガス!山が曇っている。
もしかしたら天気が悪いのでは・・と不安になってきた。

フォルトゥーナ到着。他の人達をアレナル火山周辺のホテルで降ろしながらであり、
私の泊まるロッジはフォルトゥーナの街からは結構離れているので最後となった。
火山観測所のあったところなので山の中。
予感どおり、雨になった。
ロッジは、管理棟周辺の森の中に宿泊棟がいくつかあるようで、
雨の中ではあるが、吊橋を渡って宿泊棟まで小走りで行く。

部屋は、豪華ではないが山側が大きなガラスでベッドに寝転んでも山が見えるようになっている。
バルコニーにもデッキチェアが置かれていて快適そうである。
しかし、期待していた山はガスの中であった。
雨・・に意気消沈。
2泊にしておいて良かった。当初の予定では1泊して次の日の移動も考えたが
山が見えないことは想定していなかったのでこれでいいのである。

そういえば、大晦日であった。
コルゴバートで宿が同じでシレナへ一緒に行った人々と再会。
年が変わる前にレストハウスのカウントダウンパーティーをのぞき少し盛り上がる。
新年を迎えるとささやかな花火が上がった。
フォルトゥーナの町の花火も遠くに見えた。

火山のふもとで迎えた2009年。
視界が不良で小雨模様ではあったけど、こんな年越しも良い感じであった。

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