7/31(火)
きっちり6時に起床。
多少寝ぼけてはいるが、水平線から昇る朝日を見るために浜辺に行く。
もっと赤く染まるかと思っていたが、そいつは突如水面に顔を出してきた。
それから長方形っぽく形を変え、水が滴り落ちる際の瞬間を逆さに見る感じで
尾を引くように地球から分離した。
先にも書いたが、今の太陽光線はやさしい。
徐々にというかぐんぐんというか、あっという間に上がっていった。
初めて見る水平線からの日の出であった。目的の一つを達成!
それからゆっくりと朝の時間を過ごしたと書くと余裕があるようだが、
チェックアウトの日というのは落ち着かない。
次のことを考えると貧乏性のわたしは暇であった。
昨日10時半に予約してあった舟にのってラブハンラランへもどる。
11時にSAPTAがピックアップに来るはず・・・だが15分遅れてきた。
彼は、彼女を連れてきていた。
しかし、仕事をだしに彼女をドライブに連れ出したようだが、
よく考えると彼らのデートに何で金を払って同行せにゃならんのだ?という、
日本とインドネシアの外交上重要な問題に発展させるのも大人気ないか・・・
さて、ロビナビーチ経由でキンタマーニ、ウブドへ抜けるドライブ。
キンタマーニへの登りの山道で彼女は車に酔い、後部座席をゲロまみれにしてしまった。
さらに3回くらい道端に止まってゲロを蒔いていた・・・・・・・
キンタマーニまで行くと爽やかな高原の空気で彼女の車酔いは治ったようだ。
キンタマーニからは下りになるのだが、南側は雲が立ち込めている。雨の模様である。
雨でぬれた対面1車線の山道を80〜90kmでぶっ飛ばす。
追越までかける。道でこれをやるとジェットコースターとは別な恐怖感がある。
道端から何かが飛び出してきたら間違いなく撥ね飛ばすか車が大破したであろう。
途中寺によって、17時にウブドに到着。30分だけ街をぶらついた。
ウブドはアートの街というとおり、画廊が横にあるちょっとおしゃれなカフェがあったりする。
アンティグア(グアテマラ)もそうであった・・・などということはどうでもいいのだなこの場合。
「ウブドでリラックス」などとガイドブックに書いてあるが、巧妙に細工されて造られている。
インドネシア!なかなかやるではないか!
「騙されてはいけない」。単に周りに田んぼが広がっているただの田舎である。
「やしの木と田んぼ」は西表島の風景に近いかもしれない。
ケチャダンスが18時半からということなのでバトゥブランへ。
チャッチャッチャ・・・・・・・の掛け声の中でのショーはまずまずかなって感じだった。
50,000rps=約5ドル強だが、これだけ出せば一流レストランで食事ができる。
約1時間ののちクタのホテルへ。
彼らに別れを告げ40ドルを支払う。彼らは朝の8時にデンパサールを出ている
のだから約12時間の行程だ。丸1日チャーターした値段としては適当だろうか。
20時半すぎにチェックイン。(1日目と同じホテル)
今回は、お湯が濁っていないことをチェックした上で案内のボーイを帰した。
クタの街へ。今日は食堂ではなく、まともなレストランで夕食を食べた。
眼下の中庭にプールがあり、ビールを飲みつつ葉書などを書いて、短いけど
なんか今までに無い、スマートな旅に物足りなさを感じつつホテルに戻り眠る。