はじめに
電気制御に関するページです、過去の経験と実績を基に構成しました。

近年の制御技術にはめまぐるしい革新が進んでいます。特にPLCやTPL等の新機種開発に伴いTool関係の構成がWindowsバージョン対応のために大きく変わっています。制御方法を考える時間よりもToolの操作方法を覚える時間の方が長くなるという苛立ちを感じるのは私だけではないと思います。特に受注減の状況下では納期が短縮化され、いざというときに納期通りの仕事が出来ない状態になりかねません。そのために私たちは 常に最新の技術を追い続ける努力が必要 なのです。

最近の重要なキーワードは”IT化”です。

製造業ではISO9001、GMP、HACCP、QS9000などによるマネージメントシステムの構築や品質保証体系の確立にITが活用されています。顧客満足向上のため大幅なプライスダウンや製品開発から市場投入までの期間をスピードアップするためにITは有効な武器になっています

各種プラント業や輸送・物流業も遠隔監視制御にITを活用しています。ボーイング社が飛んでいる飛行機の状態を監視して異常箇所を発見してメンテナンスタイミングを把握し安全運行を保証するシステムを作ったと聞いていますがこのようなシステムが増えてくるのではないでしょうか。

自動制御の弱点は異常の発生です、異常事態には必ず人手による修正が必要です。最近の自動化設備の運用を見るとMTBFを極限まで高め設備を運用する人員を減らそうとしていますが突発事故を未然に防ぐ仕組みなしでは大事故はさけられないのです。

今や電気制御システムを考える上でIT化は重要な要素です。制御システムのIT化を実現する為に、@センサー(計測)技術 Aネットワーク(通信)技術 Bソフトウエアー(DB)技術の開発と充実が必要と考えます。(図1)

図1、制御システムのIT化