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●No.0033 共存共栄の道を探って行くことが人間の道
我々は、互いに人間であるという部分では同じという側面と、一人一人は違う人間であるという側面の2つを持っています。
このうち後者の側面を忘れ、前者の側面のみを強調していくのが現在の教育のあり方ですが、違う人間同志が互いに共存していくためには、その違いを認め合い、尊重し合う事が必要です。
強い人と弱い人、老人と若者、男と女、いろいろな人が存在することが当然であり、それぞれが互いの弱さを補い、担い合って当然という社会こそが、人間らしい社会といえます。
多数決は民主主義の原則ですが、少数の意見をいかに取り込む努力をするかが前提となっていることを忘れてはなりません。
革命も発明・発見も全て最初は少数派からスタートしました。
強い者が力を抑制し、弱い者を助け、その意見に従うという動物の世界ではなかなか見ることの出来ないようなことを行ってこそ、動物とは違う人間となり、弱者と強者の共存が可能になるのではないでしょうか。
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