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●No.0015 理解≠ニ誤解≠ノついて
ドラマを見ていると、よく出てくる台詞があります。
「だれも私のことをわかってくれない」という言葉です。
その言葉を聞くたびに、「じゃあ、あなたは人のことをどれだけわかっているの」とツッコミを入れたくなるのは私だけでしょうか。
「あの人は私のことをよく理解してくれている」とか、「あの人は私のことを誤解している」とよく言いますが、多くの場合、自分について、好意的な見方をしてくれている人の意見を「理解している」といい、批判的な見方をする人の意見を「誤解している」という場合が多いような気がします。
私は、人間の長所は短所であり、短所は長所であり、一面的に見るのは危険だと認識しています。
「あの人は、大胆で決断力がある」という表現と、「あの人は、早合点のおっちょこちょい」という表現では、全く正反対の人間のようですが、同じ人を、別な言い方、別な見方で表現していると見ることも出来るのではないでしょうか。
落ち込んでいる人が、自分の欠点は、という話をしているときに、それは逆から見れば、あなたの長所ですと話すようにしています。
事実、同じ人を好意的に見るか、悪意的に見るかで、評価は180度変ります。
自分で、そうした見方が出来るようになる人が増えることを期待しています。
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