おバカさん≠フ世界へ |
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6.情報暴露によって、対象人物が明らかにダメージを負ったのに比べ、暴露した側の名が非公開であったり、安全な立場にいる場合にはまず疑う必要があります。 最近芸能人と関係したという女性の記事が出て、芸能人が一方的に責められていますが、馬鹿な話です。 暴露した人間の名前と顔が明らかになって初めて、その発言の裏づけが取れるのであり、なおかつその人物が、「かつては仲の良かった人間を裏切り、マスコミに売った裏切り者であり、最低の人間」であるという評価と引き換えなしで信じることなど出来る筈がないのです。 かつて横山ノック元大阪府知事をセクハラで訴えた選挙ウグイス嬢のことを、作家の曽野綾子さんが、「旧約聖書においては、町の中で女がレイプされたら、レイプした男とレイプされた女性は死刑と定められています。それは何とか阻止できる機会があったのにそれをしなかった罪です。 それに対して、山の中でレイプされたら、レイプした男だけ死刑で、女は声を出そうがどうしようもなかったであろうことを認め、無罪と規定されています。 人の沢山いた自動車の中で、やめて下さいと声を出すのが大人の知恵というものであり、それが出来ない大人がいるなんて信じられない話です」と批判したら、女性を支援する会から、「どうしてノックをかばうのか」、「どうして女性の味方をしないのか」と抗議されたそうです。 それに対する曽野さんの返事が、「私は、ノックさんの顔は知っていますが、あんな下品な人を大阪府知事にした人たちを訴えた方がよほどいいのではないかと思っているくらいで、かばう気などありません。女の人にいたっては、その名前も顔も知りません。 名前も顔も知らない見ず知らずの人を、どうして信じることができるのですか。世界中どこにいっても、そんな常識はありません」というようなものでした。 私の言いたいことはすべてそれにつきます。 次を見る |