「ちょっと待って、そのクスリを飲む前に」

−クスリの危険から身を守る「医薬分業」のかしこい利用法−

開業医の著者が、自らの失敗を踏まえて、医薬分業制度の望ましい運用、ひいてはクスリの安全な使い方を書き下ろした話題の書!(帯タイトルより)

“警告を無視してでも使いたい薬は使う、これはもう医者の困った習性としかいいようがない。”

薬局薬剤師は薬の“リスクマネジャー”

薬剤師のダブルチェックで危険を回避する

隠し文字を見つけてください。


「日本人はクスリ好き」というのはウソ。
クスリの大量投与が無制限に許されている今のシステムに問題がある。

世の中で商品の内容を説明せずに買ってもらえるのは「お正月の福袋」と「薬」だけだろう。

副作用や2重投薬などの恐ろしさを実例をあげて告発する待望の書

いよいよ発売日迫る!(都市部は3月16日か17日、地方は連休明け、21日頃予定)


《医師たる者は自ら薬を調合することを禁ず(医制第41条)。》


医者を信じ切ってはいけない。

「日本人はクスリ好き?」でも、危険がいっぱい!

入院するのは命がけですよ。

患者さん必見の書です。これを読んで「お任せ医療」にさようならしよう!!

もちろん薬剤師を初めとしてすべての医療人は必読!


内容の一部をご紹介します。
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・・・・その直後、全身にけいれんが起きた。夫ははじめて見る妻の異常に気が動転した。幸いにも5分ほどで自然におさまったものの、名前を呼んでも体を揺すっても目を覚まさなかった。ただの風邪だと言っていたのに、もしかして脳出血………? あわてて救急車を呼んだ。

救急病院で頭部CTなどいろいろ検査したがいずれも正常で、担当医から「けいれんの原因がわからないんですが、何か薬を常用してませんか?」と問われた・・・・


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・・・おばあちゃん「10種類以上あったかねぇ」

私「それじゃ、飲むだけでも大変だったでしょう」

おばあちゃん「飲ませんだわ」

私「えぇ?」

おばあちゃん「病気で元気がないのに薬を飲むとよけいに元気がなくなるし、やっと食べていたご飯ものどを通らんがになるし……。いいことなかったわね」

私「でも病気が……」

おばあちゃん「末期がんだと言われとったし……」

私「じゃ、薬はもういらないと言ったの?」

おばあちゃん「お医者さまに、そんなこと口が裂けても言えんわね!」

私「では、もらった薬は?」・・・・


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・・・N子さん「ちょっと風邪引いちゃって、テレビでよくコマーシャルしている○○薬ください」

安心太郎「○○薬ですね。ちょっとお待ちください。(薬歴簿を見ながら……この方は確か卵アレルギー……)このお薬に含まれる塩化リゾチームは卵白からつくってありますので、飲まない方がよいですねぇ。N子さんの場合はショックが起きる恐れがありますから」

N子さん「えっ! うっそー! ・・・・・

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・・・・母親「だっ、大丈夫でしょうか?」

私「ともかく診せてください。………心臓も呼吸もしっかりしてます。意識も一応あるようですし、けいれんではありませんね。しかし手足は氷のように冷たい………」

母親「あの、あの、あのー」

私「落ち着いて……、どんな経過だったのですか?」・・・・


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判 型 四六判 248ページ

出版社 東京新聞出版局

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薬事日報(平成12年3月8日号)


「無季言」

インターネットで医薬分業の推進を訴えてきた医師の吉田均氏が、ついに一般の人を対象に本を出す。ネットを通じて医師にいくら呼びかけても反応はわずか。それならば「国民に直接医薬分業の大切さを訴え、患者さんの側から医師に分業を促す方が近道」と判断したからだ。

「医薬分業の意義は薬の安全性の確保」というのが吉田氏の持論。クリニックを開業して1年目に経験した調剤ミスをきっかけに、5年前から面分業を始めた。副作用症状の説明、重複投与のチェックなどで副作用の発現を最小限におさえる役割を、薬剤師に期待している。

本では、薬の誤った使われ方などを実例を挙げて具体的に解き明かす。「医薬分業からさらに発展し、日本の医療批判の本となった」という。

本のタイトルは 「ちょっと待って、そのクスリを飲む前に」(東京新聞出版局)「クスリの危険から身を守る『医薬分業』のかしこい利用法」とのサブタイトルがついている。店頭には3月中旬に並ぶ予定。吉田氏のホームページで予約を受け付けている。