5/3(月)

今日は、ウェルウィッチャーを見に行く予定である。
日本名、「奇想天外」・・・この名前どうなんよ?
最も古いもので2000年以上生きているらしい。

その前に両替(朝8:00から開いているのはうれしい)。明日は祝日なのだ。
まずは、昨日見れなかったフラミンゴに再トライ!
Walvis Bayへ向かう。舗装路なので100km/hで走行。
一度通っているので、アッという間に到着。
引き潮で干潟化している。・・そんでフラミンゴはというと・・・いました・・・沖のほうに
望遠レンズでやっと確認できるほど小さくしか見えなかったけど確かに・・・・
もっとあたり一面を期待していたけど、まぁ現実はこんなもんだろう。
「割と遠浅なんだ・・」とヘンなところに感心して、スワコプムンド方向へ戻る。

スワコプムンドからB2を経てC28へ入る。途端にダートになる。
昨日のダートとは異なり、振動・ホコリともスゴイ・・・
日差しが強く、窓を閉めて走りたいところだが、暑いので我慢。
確実に右の腕が日焼けしていく。(日焼け止め塗っているのに・・・)
荒涼とした景色の中を砂埃を上げて進む。
車がまったくといっていいほど通っていない。
分岐にはちゃんと標識があるから大丈夫だが少々心細くなる。
Moon-Landscape 。
月での風景は見たことがないのだが、侵食が進み、渓谷が形成されている過程の
荒涼とした風景である。特にどうという風景ではない。

さらに進むが、どこまでも荒涼とした景色に大きな変化はない。
遠くに見えていた山に近づいているようである。
20km以上走っただろうか、この景色に飽き飽きしてきたところで、目的地への左折の標識があった。
そこからは、下りになり、渓谷の中を進む。谷の中には木々があり、久しぶりの緑にホッとした。
ダチョウが2頭(2羽?)遠くに見えた。
キャンプ場(指定地の看板があるだけで何もない)を過ぎると、登りになり、山を巻くように進む。

ダイナミックにつけられた道だな〜・・・どこまで進むんだろう・・・・と思っていたら、
道の両脇に今までとは形状の違った植物が点々と生えている。
ん?これって・・・やっと出会いました!ウェルウィッチャー。
まさに群生地。車から降りて観察。ゴワゴワでゴッツイ葉である。
・・・入域許可証の地図ではもう少し先まで道がある事になっているので進む。
広大な土漠にウェルウィッチャー、山中の高原地帯である。
道の最終地点にはト、1500年生きているというウェルウィッチャーの大株が柵で保護されていた。
周りにもそんなに古くないウェルウィッチャーが自然のままで生えているのでなんだか違和感があったけど、
その大株には迫力があった。


日本だったら周りに売店があって、「ウェルウィッチャー煎餅・饅頭」とか「ウェルウィッチャーグッズ」なんかも
売っていそうだけど、ここにはトイレがあるだけで何もなかった。
ナミビアの国立公園管理の姿勢と訪れる人のマナーが少しわかるような気がした。
しかし、街から約80km。本当に何にもないんだからな〜・・
こんなところで、車が故障したり、事故ったら大変なことになるだろう。
ウエルウィッチャーと写真を撮ったり触ったり、遠路来た価値は十分にあった。

帰路は途中から別の道を通った。
Moon-Landscapeから、谷の中へ降りて行く。
侵食台地の中は、走っていて退屈しないところであった。
最も下ったところにオアシスがあって緑の木々も豊かであった。
雨季?には川にもなるのであろう。
B2国道に出て、舗装路の有難さを感じつつ宿まで戻る。
帰路は約2時間半ぶっ通しの運転であった。

砂埃で髪の毛がバサバサになってしまったので、シャワーを浴びて街をぶらついた。
ここでの目的は果たしたので、気持ちがのんびりとしてきた。
ぶらぶらダラダラ気分で、リラックスしてすごした。

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