5/6(土)
今日は出国する日。ホテルのチェックアウト時刻を有効に使って、朝はゆっくりとしていていいのである。
朝食を食べて、パッキングをして10時過ぎにチェックアウト。
荷物はそのまま預けて、スーク・アタバへ。
昨日までのクール&ドライの空気が、蒸し暑い空気に変わっていた。
朝から暑い!地下鉄で2駅。
市場といえば早朝!
しかし、生鮮品の店はまだ開いていない店が多く、やっぱり午後から夜が中心なんだろうか・・
昨日の夜この近くをタクシーで通った際には人がごった返していた。
あまりにもあっさりとした雰囲気で、つまらないので戻る。
ホテルの周りを歩き、昼食。大都市=ちょっとどこかへ行くには大きすぎた。
さて、空港へはバスで行くことも可能であるが、LEがまだ残っているのでタクシーを利用することとした。
ホテルの標準的の料金を聞くと60LE。
40LEくらいで行けるはずであるが、観光客向け料金らしい。
とりあえず乗車。
エアコンなしのボロタクシー。
運転手は、「日本人はいい」「日本人バンザイ」みたいな話を繰り返していたが、
カモが乗車すれば当然であろう・・・
最初に料金を交渉していないので、ボッタクってくるだろうがいったいいくらと言うのだろうか??
ちょっと「ワクワク&ウンザリ」しながら、空港(ターミナル2)に到着。
いざ勝負!
@ まずは、タクシーを降りる。(日本のようにタクシーの中でお金を払ってはいけない)
A 荷物を取り出し、担ぐ。(交渉が決裂してもトンズラするには、まず基本)
B やんわりと料金を尋ねる。(そういえばいくらなの・・としらじらしく)
C 「100LE」ときた。(バカモノ!と心の中で叫ぶが、表情には出さない。)
D ホテルで聞いていた60LE(これでも高い)をとりだし、運転手に渡す。
(あらかじめ決めていた額を用意しておく。)
E 運転手が何かを言い出すと同時に、ターミナルビルに足早に入る。
(逃げるが勝ちである。・・・すでに高額なので。本当は負けている)
F 背後から何か怒鳴っているが、無視。
(ここが重要なポイント!本当に少なかったら追いかけてくるはず。)
時刻は13時すぎで、フライトまでまだ3時間余りもある。
エジプトイメージアップのためのアンケート調査をしていたが面倒くさかったのでパス。
フライトの定刻までぶらぶらしていた。
空港で会った日本人の話。
サッカラでラクダに乗った。記念に乗ってみたかったそうだ。
(まぁ観光だからね・・)
サービスなのか砂漠の部落に連れて行かれたと思っていたら、銃を突きつけられてむりやり現金を喜捨させられた。
いくらいくらでこの子供達が十分に教育が受けられる云々などとそれらしい講釈を受けたそうだ。
それで、彼はものすごく怒っていた。
お金だけですんでよかったねと思ったが、そんなことは彼には言わなかった・・
あの様子では、帰国後、WEBの掲示板やら、エジプト大使館に投書していることだろう。
16:15にボーディング。若干遅れ気味なのだが曇天の中離陸。
さらばじゃ!
約2時間のフライトのうちに日が暮れていった。19:30にドーハに到着。
何もすることのない3時間の待ち時間。
長いな・・・23時頃離陸。
5/7(日)
14時半。KIXに到着。
雨で、着陸するまで視界がなかった。
はるか・雷鳥と乗り継ぎ、金沢に19時帰着。
帰りが長かった・・・
<エピローグ>
エジプトは、スフィンクスとそのバックのピラミッドの写真を見た子供の頃から
ず〜っと気になっていたところであった。
ルクソール・アブシンベル・ピラミッドと主なところはほぼ見ることができた。
歴史遺産のなかにある世界的な観光地であり、あまりのたくさんの見所で、
ワタシの単細胞な頭では次から次へと高速で処理することは辛かった。
京都でお寺めぐりしているようなものかも・・・
また、高いツーリストプライスには閉口したが、もっとも怖いのは人間であることも思い出した。
とにかく、行きたいと思っていたところへ行けたのは良かった。
もう一日余裕があったら、西方砂漠へ行っていただろうか・・
(結果としては行かなくてよかった)
毎度、この時期は出発前と帰国後では季節が大きく変化する。
水田には水が張られ、鮮やかな新緑がまぶしく感じられたのは、
砂漠から帰ったせいなのだろう・・・
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