北陸の郷(くるがのさと)




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  •  このページは、北陸の郷(くるがのさと)の非公式の活動紹介ページです。正式にホームページを自主制作された時点でそのページにリンク
    させていだだく予定です。


    2002.01.28.現在 → 2002.02.04.一部修正

    NPO法人北陸青少年自立援助センター 北陸の郷(NEWはぐれ雲) 設立趣意書


     近年、不登校児、成人のひきこもりをはじめ、家庭内暴力、いじめ、校内暴力、自殺、援助交際等、青少年を巡る諸問題はますます深刻化し
    てきている。なかでも、つい最近の調査では、小中学生の不登校児の数が、17万人を超えたと発表された。これは前年度の数字を2割も上回
    るものである。そして、このうち3割から4割は、ひきこもりの状況にあるという報告が、現場からはある。これに、高校、専門学校、大学をあわ
    せると、こうした青少年の数は、五十数万人に及ぶと推測される。

     Peaceful House はぐれ雲(以下はぐれ雲)は、1987年に開設以来、14年間、不登校や非行、ひきこもりなど、社会的自立が困難な青少年
    と関わってきた。自立への足がかりとなる生活技術や人間関係を身につけるために、共同生活寮を運営し、農地を借りて、米や無農薬野菜の
    生産に取り組んできた。また、父母研修会を年に6回計画し、保護者の相談や、家族関係修復の援助を行ってきた。

     はぐれ雲には、常時20名前後の青少年が、それぞれの目標に合わせて共同生活を送っている。どの寮生も、はじめはスタッフとともに農作
    業やスポーツで汗を流し、生活のリズムを作りながら体力を養っていき、やがて各自が目標を定めていく。中学校、高校に通う者、大検を目指
    す者、アルバイトに通う者等様々だ。アルバイトも、工務店、ガソリンスタンド、工場、飲食店、パン製造、豆腐屋、老人ホームなど、バラエティ
    に富む。

     やがて、彼らは自立していくが、このことは地域の協力なしにはありえなかった。

     自分は人の役に立っている、という自覚が彼らの自立には不可欠である。逆に、自分は人の役に立っていない、という思いは、死よりつらい
    ことである。これらのことは、障害者にも、老人にも、また健常者にも言える。

     これからの福祉は、知的障害、精神障害、身体障害、老人、不登校、ひきこもりを、現行の分類収容という枠組みでとらえず、様々な人たち
    が、お互いにネットワークを作り、支え合う、相互援助のできる地域を創っていくことだと確信する。

     そこで、全国の「Peaceful House はぐれ雲」の関係者、地元有志の強力を得て、近隣の不登校児、ひきこもり、障害者らに、労働意欲を喚
    起する機会を与える作業場や、高齢者とのふれあいの場を設け、一貫した支援センターを組織し、彼らの自立を支援するための施設を設立
    させるものである。


                        発起人   川又  直       永田  実
                               丸山 忠博       石原 弘美
                               赤坂 希寿       倉田  淳
                               三浦  直       河合  洋
                               丸山 一甫       丸山 弘佳


    参考:定款(一部抜粋)


    (目的)

    第3条 この法人は、不登校、ひきこもり等で、社会的な自立が困難な青少年(以下「青少年」と記す)に対して、基本的な生活習慣の習得、社会復
       帰、社会的自立への援助、青少年の保護者へのカウンセリングに関する事業を行い、青少年の自立に寄与することを目的とする。

    第6条 この法人の会員は、次の3種とし正会員をもって特定非営利活動法人促進法(以下「法」という)上の会員とする。
       (1)正会員   この法人の目的に賛同して入会した個人及び団体
       (2)賛助会員  この法人の事業を賛助するために入会した個人及び法人

       (1)正会員   会費 年額1口   \5,000-   1口以上何口でも可
       (2)賛助会員  会費 年額1口   \4,000-   1口以上何口でも可、ただし団体は5口以上


    施設概要

    A 大衆食堂・デイケアハウス
       地元で採れた米、野菜を食材に、手打ちうどん、蕎麦等も調理する。夜は簡易居酒屋。バリアフリーで、老人、障害者の介護室、広間、風呂、
      トイレを設備。二階は寮(はぐれ雲OB等が使用)。老人と子どもは相性が良いし、障害者は、いわゆる健常者と交流が持てる。

    B 生活研修棟
       農業体験希望の団体、家族の宿泊研修センター。研修室、台所を備える。農業体験をしたくてもできない都会の人たちに機会を提供するし、都
      会と田舎の交流にも役立つ。6人部屋×5 個室×10

    C 作業所
       障害者等の授産施設をはじめ、農作業場、地域の農産物の集荷場に使用する。


    敷地面積 10,000平方メートル(約3,300坪)  建物延べ床面積 1,400平方メートル(約400坪)
    第一期工事費 約78,000,000円


     現在のはぐれ雲は従来通り継続します。民間で立ち上げる施設としては日本では多分、前例がないと思われます。ぜひご協力をお願いいたします。

     銀行口座 富山第一銀行 大沢野支店 普通預金 217677  北陸青少年自立援助センター 電話:076−467−0969





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