とやまの買い物ガイド



2002.05.05.

(1)「買いものガイドinとやまー安心で豊かな生活をおくるためにー」のご案内

   「とやまの買い物ガイド」から3年、2年の準備期間をかけて、内容をさらに充実した富山県版が、ついに完成しました。この本を参考にあなた
  もグリーンコンシューマー(環境のことを考えて買い物をする人)への一歩を踏み出しませんか?

  ※環境に配慮した商品を売っているお店は?
    トレーやペットボトルを回収しているお店は?
    県内のスーパーなど104店を調査しました。
  ※今回は、「くらし」「食」「ゴミ・資源」の三部構成
    「くらし」・・・「くらしのワンポイントアドバイス」や「住まいにひそむ化学物質」など毎日の生活に使うもので環境や健康に問題があるも
            のを紹介しています。
    「 食 」・・・環境ホルモン、遺伝子組み換え食品の事をやさしく説明しています。また、安全な食品選びのポイントや食品添加物の見分け
            方など。
    「ゴミ・資源」・ゴミを捨てたあとの行方や、容器包装物の値段など、知っていてそうで知らないことがいっぱい。

   発 行 日  2000年12月15日
   編集・発行  グリーンコンシューマーネットワークとやま
   印   刷  富山生きる場センター
   販 売 店  BOOKSなかだ全店
   定   価  400円(税込)
   お問い合せ  三神 百合子 氏 宛 電話:076−421−0093


1998.05.05.


(1)巻頭言 『とやまの買い物ガイド』の作成によせて

                            地球環境フォーラム代表 下野 博明

 世紀末を迎えようとしている現在、地球環境を考えてみますと多くの問題が山積しています。オゾン層破壊・地球温暖化・森林破壊・酸性雨・海洋汚染・食品汚染・農薬や化学肥料の問題・ゴミ問題・生物種の絶滅・ダイオキシン問題・遺伝子組み替え食品・・・。地球環境のことを考えて具体的な活動に一歩踏み出そうとしても、どこから手をつけてよいか分からなくなってしまう程です。
 しかし、全ての問題の根底に大量消費・大量廃棄があります。各人が節度ある賢い消費を心掛けなければ、どんな環境問題に対する取り組みも意味のないものになってしまいます。
 この度、多くの方のご尽力により、『とやまの買い物ガイド』ができました。節度ある賢い消費をきっかけに、大量消費と大量廃棄、そしてそれを生み出している私たち「文明人」の飽くことのない物質を追いかける心が省みられることを期待しています。


(2)目次

「とやまの買い物ガイド」の作成によせて・・・・・1
ひろげよう! グリーンコンシューマーの輪・・・・・3
お店調査の結果・・・・・4
 @野菜・果物の包装状態・・・・・6
 A詰め替え商品・・・・・6
 B包装容器(びん、卵パック、レジ袋)・・・・・8
 C再生紙・・・・・10
 Dせっけん・・・・・12
 E有機野菜・ラップ・自販機・・・・・14
 F回収リサイクル・・・・・16
お店のよいところ・・・・・18
調査を終えてー調査ボランティアの感想ー・・・・・19
座談会・・・・・20
「消費者が変われば、お店も変わるー買い物のスタイルを見直そうー」・・20
もっと知ろう環境問題・・・・・24
 日本のリサイクル法とヨーロッパの4R・・・・・24
 森林破壊ー今、地球が危ないー・・・・・26
 嘆きの”自動販売機大国”ニッポン・・・・・28
 遺伝子組み換え食品は安全か?・・・・・30
 ダイオキシンー身近に迫る史上最強の猛毒ー・・・・・32
 環境にいいおそうじグッズの紹介・・・・・35
 富山市のゴミのゆくえ・・・・・36
調査対象店リスト・・・・・38
調査対象店地図・調査の概要・・・・・39
買い物ガイド調査票・・・・・40
おわりにーやさしさを広げて力にしたいー・・・・・45
地球環境フォーラム富山からのご案内・・・・・46
編集後記・・・・・46


(3)グリーンコンシューマーとは?

 グリーンコンシューマー(緑の消費者)とは、地球環境や健康のことを考えて買い物をする人のことです。商品についての正しい知識を持ち、その原材料の調達・加工・運搬・販売の各過程で(商品の一生を通じて)、環境への影響が最小限であるかどうか判断する目を持ち、そうした商品を選んでいくことで、企業活動、国の政策に大きな影響を与えていく消費者のことです。


(4)グリーンコンシューマーの原則

1.必要なものだけを買う

2.ゴミは買わない、容器は再利用できるものを選ぶ

3.使い捨ての商品は避け、長く使えるものを選ぶ

4.使う段階で環境への影響の少ないものを選ぶ

5.作るときに環境を汚さず、作る人の健康をそこなわないものを選ぶ

6.自分や家族の健康や安全をそこなわないものを選ぶ

7.使った後、リサイクルできるものを選ぶ

8.再生品を選ぶ

9.生産・流通・消費・廃棄の各段階で、資源やエネルギーを浪費しないものを選ぶ

10.環境対策に積極的なお店やメーカーを選ぶ

☆1988年イギリス ザ・グリーンコンシューマーガイドより。


お問い合わせ:地球環境フォーラム富山買い物ガイド担当:三神百合子氏宛
         TEL:0764−21−0093





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