ホームページ開設者からのご案内1999
1999.10.07.
定期更新日を2日遅れての更新となりました。とうとう介護保険の実務が始まりま
した。認定申請の代行、認定調査、審査会と、このところ介護保険関連で時間を奪わ
れています。特に、審査会資料の事前の読み込みは、思いの他時間がかかり、苦労し
ています。医師会等の見解では、一次判定ソフトの不備を人力で補うための二次判定
と評されていますが、あながち誇張ではないようなコンピューター代理作業の観があ
ります。しかし、二次判定は、介護保険の認定をより人間の暮らしの実態に適合させ
るための大切なチャンスである事は間違いありませんので、あきらめずに資料を読み
込んでいきたいと思っています。
1999.09.11.
定期更新日を6日遅れての更新となりました。前回更新時のコメントを記入し忘れ
ていた事を、この文章を書いていて気付きました。失礼しました。
この一ヶ月は、富山県在宅介護支援センター協議会の職員研修会の担当施設に当た
っていたため、研修案内の発送や申込受付、会場との打ち合わせ、資料作りや講師の
方々との連絡調整などに追われ、これまで以上の超過勤務となってしまいました。ま
た、支援センターへの相談の他に当連絡会議の相談や調査依頼も重なり、よく身体が
持ちこたえたものだと我ながら感心しています。もっとも、今月後半からは介護保険
認定調査訪問がいよいよ始まり、翌月からは認定審査会へも定期的に出なければなり
ません(保険者が異なるので認定調査員と審査会委員の兼務が認められました)。厚
生省発表の介護保険報酬仮単価では、居宅介護支援事業者一本の在宅介護支援セン
ターを独立採算に持っていくためにこれまで以上の加重業務を強いられる見込みでもあ
り、気持ちの落ち着く暇がないというのが実感です。慌ただしさの中で、サービス利
用者の権利・利益を無意識のうちに侵害してしまう事のないよう、自戒したいと思い
ます。
1999.08.11.
1999.07.26.
定期更新日を21日遅れての更新となりました。定期的に資料を送付いただいてい
る方々には、情報の発信が遅れ申し訳ありませんでした。なんとか期日オーバーのも
のは出さずに済みましたが、以後一層気をつけます。
先般、在宅介護支援センターの全国研究集会に出席しました。その際、居宅介護支
援事業所の介護支援専門員の標準担当限度件数を50から25見当に減らすべきでは
ないかとの質問が出され、厚生省の担当者より、個人的見解としてながら、「当面は
50とし、実施状況を勘案しながら見直しの要否を検討したい」とのコメントが出さ
れました。イギリスであれば、標準的なケースならば一人のケアマネジャーあたりで
25〜30ケース、集中的なケアを要するケースならば7〜10ケース見当が担当限
度ではないかと思います。標準担当限度件数を多くするほどケアプランの粗製濫造を
招き、利用者にとって最善のケアプランとはならず、結果として費用対効果の観点か
ら効率の悪化をきたし、なんのためにケアマネジメントを導入したのか分からなくな
ってしまいます(ケアマネジメントは、最少の費用で最大の効果を引き出すために生
まれた理論であり実践であったはずです)。
当面は、実際に稼働できる介護支援専門員の不足から、50名を越えるごとに1名
という標準担当限度件数は変わらないものと思いますが、将来的には30名ぐらいに
減らすべきではないかと考えます。また、それまでの間も、30名分のケアマネジメ
ントで採算分岐点をクリアできるような報酬設定を求めるべきではないかと考えてい
ます。
1999.06.11.
定期更新日を6日遅れての更新となりました。いよいよ介護保険準備が本格化して
きたため、情報更新の時間確保が一段と難しくなりました。なんとか必要最低限の更
新は行っていきたいと思います。
1999.05.13.
これまでも定期更新日を遅れる事が多かったのですが、この度はついに3ヶ月も更
新が滞ってしまいました。いつも通りのオーバーワークの他、当連絡会議のボランテ
ィア相談に深刻なケースがいくつか入った事、私的な用事に時間をとられた事、それ
らが相俟って体調をくずしてしまった事などが、今回の更新停滞の理由です。
定期的に情報を送付いただいた方々には、大変申し訳ありませんでした。いくつか
講演会等の案内で期日が過ぎてしまったものもあります。間に合う情報から順次発信
し、同時並行で間に合わなかった情報も追加発信していきたいと思います。
1999.02.16.
またまた定期更新日(5日)を大幅に遅れての更新となりました。アクセスカウン
ターは故障したままですが、私のコンピューターから見ての数字では900を越えま
した。この数字が多いのか少ないのかよく分かりませんが、少しずつ関係者の方々か
らのお便りが増えているように感じています。また、先日偶然、無許可で当連絡会議
のページにハイパーリンクしているホームページも発見しました。うれしいようでも
あり、一言声をかけてくれればとも思い、複雑な気持ちになりました。一応、リンク
フリーの立場ですが、当連絡会議は人と人をつなげる事もその目的の一つですので、
一言リンク希望のご連絡をいただきたいと思います。
当連絡会議は、あと2週間あまりで満1周年を迎えます。記念になるような取り組
みは何も考えていませんが、一つの節目として心の襟を正したいと思います。
1999.01.17.
明けましておめでとうございます。昨年3月5日より当連絡会議のホームページを
開設し、少しずつではありますが、地域のネットワークが形成されてきた事をとても
うれしく思っています。また、県外の大学や社会福祉協議会等関係機関の方々からの
ご照会や励ましのご連絡、アメリカその他のソーシャルワーカー等の方々からの情報
提供のご協力を賜る等、大変ありがたい事でした。
本日は、阪神淡路大震災から4回目の1月17日です。鎌田慧氏は、震災直後から
「復興ファシズム」の危険性を指摘されましたが、「公共の福祉」とは何か、福祉に
関わる者としてきちんと受け止め、考えなければと思います。仮設住宅からコンクリ
ートの立派な部屋をあてがわれたが、孤独に耐えられないという被災された方々の声
が、現地の社会福祉関係者を通じて伝わってきます。求める人間としての復権ではな
く、コンクリートをあてがわれるというお話が、なにかしら日本の福祉事情を凝集し
ているように思えて切なくなりました。
インターネットは空っぽの洞窟ではなく、現実社会を変革していく恐るべき力を秘
めていると思います。その力を誤った方向に用いるのではなく、人としての尊厳が守
られる地域社会づくりに活かせればと念じています。本年もどうぞよろしくお願い申
しあげます。