2000/09/06〜
CD−R焼き焼き講座
 
●書き込み速度について●
 
486搭載FM-TOWNSの場合
どれだけ頑張っても2倍速が限界です。
スワップファイルが大量に発生する環境では失敗する可能性が高いです。
そういう環境では1倍速で焼くか、メモリ増設する事をお勧めします。
☆2倍速で失敗しない為には、搭載メモリ40MB以上が望ましい。
 
Pentium搭載FM-TOWNSの場合
HDDの転送速度が1500KB/sec以上なら4倍書き込み可能ですが、
スワップファイルが発生する環境では失敗する可能性が高いです。
テスト書き込みで失敗する場合は2倍速で我慢しましょう。
どうしても4倍で焼きたいという場合は、
CPU強化+高速HDD導入+メモリ増設を行って下さい。
☆4倍速で失敗しない為には、搭載メモリ72MB以上が望ましい。
 
書き込み可能速度の割り出し式
(※1倍速の速度×○倍速書き込み)×2+余裕100KB < HDDの転送速度
この式が成り立ってないと確実に失敗します。
上記の※1倍速の速度に付いて…
MODE-1(データ)の場合は150KB
MODE-2(CD-DA等)の場合は約175KB
…になるので注意して下さい。
さらに上記の式は「HDD」から「CD-R」に書き込む場合のもので、
「CD-ROM」から「CD-R」の場合とは異なります。
ちなみに2倍速なら「CD-ROM」から「CD-R」への書き込みは可能です。
4倍速の場合はCD-DAなしの物なら可能ですが失敗の危険性は高いです。
 
6倍速以上での書き込みは?
残念ながら不可能です。上記の式に当てはめてみて下さい。
ただ、読み込み元をRAMディスクにする事により可能にはなりますが、
一度に書き込めるデータのサイズが32MBとかになってしまいます。
さらに32MBのRAMディスクを作るという事は、
空きメモリも32MB減る事になるので、
通常書き込みでも不都合が出てくるかもしれません。
なので、6倍速以上はキッパリと諦めて下さい。
 
●失敗しない方法など●
 
設定する項目(その1)重要度100%
※「SYSTEM.INI」ファイル内の[vcache]項目に変更を加えます。
−−−−−−−−−−
[vcache]
MaxFileCache=2048
−−−−−−−−−−
上記のようにディスクキャッシュの上限を設定して、
スワップファイルの発生を極力抑えます。(単位はKBです)
特に4倍書き込みでは設定しないと失敗確率が激しく上昇します。
キャッシュサイズの値は搭載メモリ量によって変化させて下さい。
ちなみに88MB以上搭載していたら10240(10MB)でも構いませんが、
スワップファイルが発生するようなら数値を減らしてみて下さい。
☆4倍書き込みの場合、スワップファイルのサイズ「0」が望ましい。
(ファイル検索で「WIN386.SWP」を探しファイルサイズを見る)
 
設定する項目(その2)重要度80%
※システムのプロパティ内の各設定を調整する。
「マイコンピュータ」を右クリック→「プロパティ」→「デバイスマネージャ」
→「CD-ROM」→各ドライブ内の「設定」→「切断」のみチェックして他は外す。
つまり「自動挿入」を禁止するわけです。
接続しているCD-ROM/CD-Rの全てを設定して下さい。
引き続き次の設定も確認して下さい。
「マイコンピュータ」を右クリック→「プロパティ」→「パフォーマンス」
→「ファイルシステム」→「CD-ROM」→「アクセス方法」を「先読みなし」に設定する。
先読みなしにする事によりCD-ROM読み込み時のシステム負担が減り、
「CD-ROM」から「CD-R」への直接書き込みが可能となります。
(但し4倍速でのCD-DAありの直焼きは不可です)
 
安定した焼き環境作り 重要度80%
通常の動作でハングしたりエラーが出るような環境では問題外です。
その場合はWindowsを再インストールして下さい。
問題ない場合は常に安定した環境作りを目指して下さい。
ライティングソフト使用時は下記のポイントに注意して下さい。
・重たい常駐物などは外す
・スクリーンセーバーは使わない
・時々でもHDDを読みに行くようなソフトは外す
・他のアプリを終了して空きメモリを増やす
といった感じです。
ただ、メモリを開放しないアプリもあるので、
焼く前に再起動すると効果的です。
スタートアップに登録してある物は、
起動時に「SHIFTキー」押しっぱなしで回避できます。
あと「CONFIG.SYS」と「AUTOEXEC.BAT」も最適化しましょう。

DOSの空きメモリが少ないとWindowsの安定度が低下するので…。
下記に私の設定を載せます。参考にして下さい。
−−−−−−−−−− CONFIG.SYS −−−−−−−−−−
device=M:\WINDOWS\himem.sys /LIM:NEW
device=M:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM
devicehigh=M:\WINDOWS\biling.sys
devicehigh=M:\WINDOWS\kkcfunc.sys
−−−−−−−−−−AUTOEXEC.BAT−−−−−−−−−−
@ECHO OFF
loadhigh M:\WINDOWS\nlsfunc.exe M:\WINDOWS\country.sys
M:\DXTOWNS\DXTOWNS.EXE
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「AUTOEXEC.BAT」に関しては「PATH」や「SET」文があっても構いません。
ご自分の環境に合わせて残しておいて下さい。
 
 
 とりあえず、今回はここまで(笑)
 続きは暇ができたら書きます(爆)
 
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