金石港は比較的狭いエリアですが、春、夏、秋とポイントが異なり楽しいゲームが可能です。また、春は春でも3、4月頃と5、6月頃ではポイントが変わってきます。ベイトフィッシュの種類や活動エリアの移動によるものでしょうが、常連のおじいさん達はこれをよく知っています。やみくもにロッドを振っている若者よりもおじいさんにチェックをいれるほうが正解かも。
春-大まかにいうと早い時期は湾内の防波堤に囲まれた気水域がポイントです。朝まづめより夕まづめの方が安定した釣果があります。ちょっと小太りでこ気味よくロッドを振っている35才前後のアングラーがいるときは要チェックです。メインルアーはラパラCD9/パールホワイトなど。波気があって少し濁り気味の日のほうがいいようです。このエリアが釣れなくなると、ポイントは防波堤先端に移ります。この頃になると毎朝10程度のルアーマンがところ狭しとロッドを振ります。大物はなかなかあがりませんが、数はそこそこ出ます。大物はボトムに潜んでいるようで、高い防波堤から、5、6m近くの海底をいかにトレースさせるかが腕の見せ所です。うまくいけば80cmオーバーもゲットできます。ルアーはナチュラルカラー、アピールカラーいずれもokです。この時期しか釣らない人達はラパラFMGオレンジなどを使って数釣りをしています。たくさん釣れても困る魚です。大物を狙いたいです。朝、昼、夕といずれの時間帯もokです。この時期が過ぎると、テトラポッド周辺にポイントが移っていくようです。朝、昼、夕いつ釣れるか分かりません。ポイントもベイトフィッシュの動きにあわせ大きく変わります。堤防中央部のテトラ周辺などで突然わくこともあります。
夏-鮎のそ上も終わり夏になるとすっかりルアーマンの姿もなくなりますが、ベタなぎの日が3〜4日続いたときはチャンスです。ベイトフィッシュが居着きそれを狙ったシーバスの比較的大きな群れが回遊したり、居着いたりします。サイズはあまりよくなく30〜50cmがアベレージです。ルアーはミノーでナチュラルカラーがメインです。去年はあまり良くなかったですが、一昨年は8月のお盆前後の10日程絶好調でした。テトラ周辺にわくことが多いようです。
秋-港内や河川域での夜間の釣りが主体となるようです。私たちのメンバーはほとんど夜はやらないため、うわさでしか聞きません。日中は夏と同様、ベタなぎの日が3〜4日続きイワシの大群が近づいたときはチャンスです。去年は防波堤付根から先端まで幅20mほどの範囲でシーバスがウジャウジャわいた日が2、3日続いたときがありました。わいてないときは、朝、夕まづめに底近くをバイブレーションなどでねらってみるのもいいかもしれません。潮も大事ですが波の状態が釣果に大きく影響します。この頃からフクラギ、コゾクラもヒットするようになります。いずれもなぎの日か、なぎが続いた後の2〜3日がポイントです。ルアーはミノーでナチュラルカラーがメインです。
冬-1月、2月ははっきりいってお休みです。海さえ荒れなければチャンスもあるのでしょうが、なぎの日が続くことはまずなく、それに日も短いことから釣行できるチャンスも少なくなります。
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