番外編 富山地方鉄道の車両

1986年撮影 (電鉄富山駅)

クハ10形(15・16) 廃形式
 名古屋鉄道ク2800形を1968年と69年にモ3800形(地鉄モハ14710形)とともに譲受した車輌であり、2連7本の14両が在籍した。1972年には4編成が客室を扉間クロスシートに改造された。1993年に形式消滅となる。写真は15が特急色で16が旧塗色となっている。



1986年撮影 (本線 稲荷町〜電鉄富山駅間)

モハ14710形(14716) 廃形式 
 名古屋鉄道モ3800形を1968年と69年にク2800形(地鉄クハ10形)とともに譲受した車輌であり、2連7本の14両が在籍した。1972年には4編成が客室を扉間クロスシートに改造された。1993年に形式消滅となる。



1986年撮影 (電鉄富山駅)

モハ14750形(14755) 廃形式
 1948年に日本車輌にて運輸省規格型A’型で造られた富山地方鉄道となって初めての新造車両であり、4両が投入された。両運転台車で、客室は扉間がクロスシートになっていた。1962年にブレーキ改造が行われてカルダン車とも編成が組めるようになる。旧型車の中では最後まで活躍したグループである。1994年に形式消滅となる。



1986年撮影 (本線 稲荷町〜電鉄富山駅間)

モハ14780形(14782) 廃形式
 富山地方鉄道初の固定編成で、クハ180形と固定編成を組む。1956年から58年に日本車輌で3編成製造された。客用扉間が固定クロスシート、両端はロングシートとなっている。冷房化、側窓のユニットサッシ化、前照灯の2灯化など改造が重ねられた。1999年に形式消滅となる。



1986年撮影 (本線 稲荷町〜電鉄富山駅間)

クハ10020形(10025) 
 富山地方鉄道初のユニット式で1961年、64年に日本車輌で3編成製造された。当初はサハ220形をはさんだ3両固定編成であったが、1969年にサハ220形をはずし2両固定編成となった。冷房化、前照灯の2灯化などの改造が重ねられた。



2002年2月16日撮影 (本線 越中三郷〜越中荏原駅間)

モハ14760形(14765)
 1979年に6両、80年に4両、81年にクハ175を含む5両が日本車輌により特急車として製造された。大型の正面窓に自動行先表示器の採用、ミュージックホーン付きで、それに地鉄初の冷房車であった。1980年には鉄道友の会より「ローレル賞」を受賞している。写真は、普通(26レ)電鉄富山行きのワンマン電車です。



2002年2月16日撮影 (本線 越中三郷〜越中荏原駅間)

クハ170形(175)
 1981年に日本車輌で1両製造されたもので、増結用制御車で形態は14760形に準ずる。連結面には貫通扉が無い。写真は、特急「うなづき4号」(UN4)電鉄富山行きです。



2002年2月11日撮影 (立山線 釜ヶ淵〜沢中山駅間)

モハ10030形(10035)
 京阪電気鉄道の3000系を1991年から93年にかけて譲受したものを、自社工場で営団地下鉄3000系の床下機器、台車の取換え等の改造を行ない登場した。2連8編成が在籍している。1996年から97年にかけて全車ワンマン化改造が行われた。写真は普通(327レ)寺田経由立山行きのワンマン電車です。





戻る
戻る