強いカードってどんなカードか1998/12/21
BurnCard(IncinerateやKindle)は好きな対象に何点かのダメージを与えるカードで、
SummonCardは、Creatureというパーマネントを作り出すカードである。
2ターン目に自分はWhite Knight召喚したが、ターンのエンドにIncinerateで墓場送り
にされる。こういった状況はよくある。
これを無限に続けたとしよう。「クリーチャを出す」「それを焼く」「クリーチャを・
・・といった具合に。そうすると確実に相手の手札と自分の手札の枚数はほぼ同じ。つ
まり、相手の手札一枚と自分の手札を相殺し合うかぎり「場」はまったくの互角となる
のである。デュエルの勝敗の決定するのはこれを行うことができるかできないかである
。クリーチャを除去できるカードを引くことができずに殴り負けることが代表的であろ
う。
ならば強いカードというのはどういうカードかというと一枚のカードで相手の複数のカ
ードを相殺できるカードが強いわけである。2ターン目にDarkRitualを二回使用し、Da
uthi Horrorを二体にCarrion Antを召喚した。それを次のターン対戦相手がEathqueike
1点を打ち込めば、これはEarthqueike一枚のカードで5枚のカードを殺したことになる
わけである。自分の手札はわずかに2枚、相手の手札は7枚。これではどう考えても勝
ち目はないことが明白だ。
確実に一枚で一枚以上を殺すカードが強いわけだが、一枚で確実に一枚を殺すことを狙
うとしたらどうすればよいか?それは汎用性の高いカードを選択するのがベストな選択
となるわけである。Disenchantはエンチャントかアーティファクトを破壊できるカード
だし、After Shockはライフ3点という代償が必要だが、ランドかアーティファクトか
クリーチャを殺すことのできる汎用性高いカードである。
Terrorは望むクリーチャを殺せるカードだが、Protection BlackやBlackCreatureを除
去できない。しかし、Diabolic EdictはCreatureを確実に一枚を殺せるカードである。
この汎用性の高さがEdictを強いカードといわれている理由であろう。逆に「望むクリ
ーチャ」という強さを失ってはいるが。
最大の汎用性を持つカード。それはCounter Spellと手札破壊カードである。この二つの
カードは相手のカードが効果を発揮させることなく破棄させる汎用性が最強のカードと
言えよう。これが青の強さだと言えよう。一枚で2枚ランダム殺すことのできたHymn to
tourchがいかに強いカードかわかってもらえるだろう。これらのスペルにかかっている
リスクはタイミングである。
一枚一殺ならば、逆に一枚のカードで何枚ものカードを手に入れることがとても強いこ
とがわかってもらえるだろう。TitheやGaea's Bounthyは、そのカードがランドカード
二枚に変わるスペルだ。単に一枚のカードを使用して一枚ドローするのはそのカードと
ライブラリのカードを交換するのとなんら変わらない。しかし、Brain Stormはカード
を引く際にライブラリコントロールしているし、Whisper of Museは序盤は単純に交換
するに過ぎないがマナが充実してくるとバイバックすることで何枚ものカードを手札に
供給してくれる。
Legacy's Alureは相手のクリーチャを自分のクリーチャにしてしまうというカードであ
る。これはLegacy's Alureがそのパーマネントと交換されたに過ぎない。しかし、相手
は、そのパーマネント一枚失ったわけである。これで一枚一殺+パーマネントの奪取と
いう強いカードだということがわかってもらえるだろう。
逆に一枚一殺をさせないカードも強いわけである。Scragnothはカウンターカードを全て
無駄にさせ、各種CoPはダメージを発生させるカード全てをほぼ無駄にすることができる
。強力な大型Creatureは貧弱なクリーチャを数枚でブロックしなければ殺すことはでき
ないだろう。
コストの重いクリーチャは出せないで手札にたまることが多い。これでは相手のカード
を倒すこともできないし、自分のパーマネントとなることもできない。これはつまり、
スピードという強さがないことを表している。
そして一枚一殺以上を試みることができないほどの速度を生み出すカードも強力だ。Da
rkRitualで1ターン目に登場するHidden Horrorの恐怖は誰もが経験しているだろう。
デュエルで勝敗が決定するのは一瞬でも自分のカードと相手のカードのバランスがくず
れた瞬間にある。それがマジックというゲームなのである。スピードに手札を消費する
か、もしくは、コントロールに手札を消費し確実に一枚一殺を取りに行くかと考えれば
勝利は見えてくるはずである。
しかし、最近はグレイブヤードを利用したデックも多い。Intuitionや、Yawgmoth's Wil
lを利用して墓場を手札のように扱うデックや、Oath of goulなどで手札に戻ってきたり
する。単純に一枚のカードで相殺していった結果、グレイブヤード・アドバンテージを
コントロールできないがために負けたことは何度も経験しているだろう。グレイブヤー
ドをコントロールしにくるデックと対戦する際にはしっかりと把握して戦うべきである。
強いカード、それは自分と相手のバランスをスピードやパーマネント量で崩すカード、
もしくは確実に一枚一殺以上を行えるカード、逆に一枚一殺されてもそれを超える手札
を手に入れることのできるカードなのである。