2003.8.17


ペルーの旅その9
マチュピチュを横から見たところ。マチュピチュ全体がインディオの顔に見えるのです。目、鼻、唇・・それから、顔にはインディオの飾りの模様。見えますか?実際もっともっとそんな風に見えました。とっても不思議。遠くに見える大きな山(鼻の部分)はワイナピチュ。マチュピチュは年老いた峰という意味。ワイナピチュは若い峰という意味。
哲也さんが飲んでいる水は、列車で配っていただいた、インディオの方が作られたホルダーつきの水。とってもきれいで、うれしかった。高山で朝夕は寒いけれど、歩き出すとすぐに汗をかきます。私も暑くなって、てつやさんが、カーディガンを腰に巻いてくれています。「これは僕に最高に似合うでしょう?」と言って持ってくださいました。いつもいつも、誰に対しても、本当に優しい方です。
マチュピチュの遺跡の作りは、列車の中から見た、村の人たちの家の作りとよく似ています。村の人たちの家は、田んぼの泥をお日様で固めた日干しレンガでできていて、マチュピチュは石でできています。そして、もちろん、カミソリ一枚入らないような精巧な石組みです。いったいここには誰が住み、どんな生活をし、どんな話をして暮らしていたのでしょうか。文字が残っていないので、わからないことがたくさんあるのだそうです。今でもケチャ語には文字はありません。
マチュピチュの道には、ホワホワの白いきれいな毛虫がたくさんたくさんいました。本当にとってもきれい・・・天使のお使いみたい・・
マチュピチュには白や黒のリャマやアルパカがいました。アルパカもリャマも、そして、ビクーニャも、らくだの仲間。アルパカのセーター(少し羊毛をいれないとやわらかすぎるが)は上等で、もっともっと上等なのが、ピクーニャのもので、背広が何十万円もするとか、それから、リャマの毛がまざったものはチクチクして安物です・・と教えてもらいました。
 リャマは可愛いけれど、人になつきにくい動物だそうです。自由になぜさせてもらえるようになるまで、ずいぶん時間がかかりました。30分くらい一緒にいて、やっと。やさしくて可愛い目がたまらない。