2003.8.16


ペルーの旅その6
ペルーのレストランなどで、たくさんの民族楽器の演奏を聴くことができました。EL CONDOR PASA(コンドルは飛んでいく)をペルーの空の下で聞くと、やっぱりしみじみと、いいなあと思うのです。
マラスの塩田。ウルバンバのホテルからちょうど30分さらにのぼると、対愛に、塩田が広がる。谷あいにはインカの風が吹き、遠く上空にはコンドルが舞っていました。標高のこんな高いところに、誰も知らないところから、濃い塩水がどんどん流れてきて、田んぼで水分が蒸発して塩がとれる。これもインカの不思議のひとつだそうです。石川県の千枚田を思い出します。
塩田のあぜ道?にも塩の結晶がびっしり。ここで働いているのも、やっぱり子供たちです。私たちが、塩田を見て、またふうふういいながら、バスの場所まで坂をやっとあがると、少年が、近くにある小さい塩の袋詰め工場(小さいおうち)から大きな塩袋(中に1ソールの小袋がいっぱいはいっている)を我々のバスのところまで、すごい速さでかついいできて、そこで、塩を売るのです。本当に子供たちの働きぶりと、そして生き生きと生きている様子に心動かされます。
その日は、ウルバンバのホテルに泊まりました。マチュピチュに行くためにクスコで一泊する人が多いのだけど、そうすると、高山病にたくさんの人がかかってしまうから、阪根さんは、少し標高の低い、ウルバンバのホテルをとってくださいました。そこにいながら、標高の高い塩田へ行ったり、タンボマチャイに行ったりすることで、高山病にならないようにと考えてくださっていたのだと思います。「市民の人たちの市場へ行きたい」と言うと、哲也さんがリンタクのようなタクシーで連れて行ってくれました。
市場にはたくさんの品物があふれていました。小林さんが、フルーツやさんで、干しぶどうとオリーブを袋にいっぱい、簡単には食べきれないほどの量を買われて、それぞれ2ソール。(66円ほど)すごくやすいのだけど、とっても喜んでおられて、てつやさんは、これでも、このお店の人は、一晩分の稼ぎが出ただろうとおっしゃっていました。私はこの市場でCDを買いました。4ソール(130円くらい)だったのだけど、他の観光地で買った10ドルのものより、すごく好きで、こればかり聞いています。