題名:エスクードにTOYOノマディックマッドステージを装着
年月日 :1995年 5月13日
車種 :エスクード
場所 :新設の林道


 以前から、エスクードのタイヤをもっとオフよりのもの(外形、パターン)に交換したいとは、思っていました。
ただ、ノーマルのタイヤも、パターンがややオフより(ATタイプ)のタイヤ(BSデザートデューラー610)でしたので、交換はノーマルが減ってからだと思っていました。
もちろん、タイヤのトラクション不足(技術不足も大きい)でスタックしたこともありました。しかし、これは、路面がかなり凶悪な泥の状態でしたので、レアケースだと思っていました。
 
 そんなある日、近くの山に新設の林道ができたと言う情報を聞いて、その林道を走ってみる事にしました。
実際、その林道に行ってみると、まだ、工事をしているところもあり、赤土の粘土がむき出しの道でした。
そこで、すでに工事が完了している所を走ってみました。
  道はかなりの急勾配がついており、路面が滑りやすい事もあり、4LのLにして、そろそろと走っていました。
かなり、進んだところで、今までより急勾配の上り坂が出てきました。ここを登っていくと、タイヤがスリップし始めるではありませんか。
『タイヤが石にでも引っ掛かっているのかなぁ。それなら、ラインを変えればいいかな』と思い、車の外に出てみると、特にライン上に障害物はありませんでした。ただ、人間も滑ってしまいそうなくらいのつるつるの赤土の路面なだけでした。ちなみに、靴はビムラムソールのものを履いていました。
助走をつけようにも、ずっと上り坂で、タイトコーナーもあるので、無理はできない、と判断して、バックでUターンできるところまで戻り、帰ってきました。(こんなときは、エスクードのコンパクトな車体が運転を助けてくれます。)
 帰りながら、『あれが、上り坂でよかった。下り坂で戻ってこなきゃいけない状態だったら、帰ってこれなかった。』『あの程度は、走破できるようじゃないと、単独林道走行が危険だ。』と、思いました(思い込みました)。
家に着くころには、どのタイヤにしようかと迷っているくらいでした。
 
 タイヤ候補は、マッド性能とタイヤサイズ、普段の使い勝手を考えて、ファイヤーストーンSAT6.00−16、XCL6.50−16、マッドタイヤの215/75R15等が考えられました。
 冬場にエスクードにジムニー用のスノータイヤを中古で買ってきて乗っていて、バイアスタイヤの普段の使い勝手の悪さに困ったことがあったので、バイアスタイヤはパス。(SAT消えた)
エスクードは4LのLでもハイギヤードに感じるので、あまり外形の大きいものはパス。(はい、XCL消えた)
そして、少しでも外形の大きいもの、幅の狭いものというと、TOYOノマディックマッドステージが残った訳です。
 ホイルもノーマルホイルを冬タイヤ用にして、新しい16インチのアルミホイルを購入する事にしました。
なるべく、強く、安く、デザインが好みということで、ブラッドレーV(5.5JJx16+22)を購入する事にしました。
6.0JJ(ブラッドレーボーグ)も在ったのですが、5.5JJの方に決めたのは、
・タイヤを組み込んだときハイトが高くなる、
・ジムニー用サイズで、売りやすい。
・6.0JJより安い。
という理由でした。
 
 5月13日にタイヤとホイルをエスクードに取り付け、以前登れなかった林道の坂を走ってみると、楽に走れるではありませんか。(路面状況は以前のときよりややよかった。)
しかも、石が出ているような荒れた路面の林道でも、ノーマルより乗り心地が良くなっているではないですか。
その後、歩くとくるぶしまで埋まるような泥の路面でもフラットなところなら二輪駆動でも、走っていくではありませんか。マッドタイヤとは、本当に良いものだと思いました。SATなどのタイヤなら、もっとトラクションが得られるとも思いますが、私の使い方では、このタイヤで十分だと思いました。
 

***マッドステージをノーマルタイヤと比較した印象***

乾燥したアスファルト ・・・同等ぐらいのグリップ。ノーマルより乗り心地がよい。ロードノイズは、80〜90Km/hぐらいのときが一番うるさいが、慣れれば気にならない。
濡れたアスファルト・・・ノーマルよりグリップが悪い。
雪道・・・ノーマルより悪い。特に、シャーベット状の雪。排水性がノーマルより悪いためか?
林道・・・乗り心地が良い。小石がタイヤに はさまりやすい。
泥・・・比較にならない。グリップが全然違う。
砂・・・ノーマルとあまり変わらないようだ。

タイヤの減り・・・ノーマルより減るが、思ったほどではなかった。走行距離2万Kmで6〜7分山。
燃費・・・1〜2Km/lぐらいノーマルより悪い。
 
その他
計ったことはないが、ノーマルより「タイヤ+ホイル」の重量が重いのか、LSDの効きがいい。
外形がノーマルより大きいため、ハイギヤードになっているのか、発進時などに重さを感じたりする。
もともと、エスクードは4LのLOWが高いと思うのだが、これがまだハイギヤになっている。これより外形の大きなタイヤを入れるとこの現象がより顕著になるはずである。

なんだかんだといっても、このタイヤを私は結構、気に入っています。もっと排水性がよければ、いいと思います。


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更新日:1998年11月10日