わはははは・・・・あーぁ、今回ものっけから笑ってごまかす(^^)
またいっちゃってる同人誌を書いてしまいました。
えーと、このお話は「戦士の友情 さよなら亜美ちゃん(後編)」
「運命と呼ぶには辛すぎる 偶然と呼ぶには悲しいから」に続く
亜美ちゃん更正シリーズ(^^)の第3段です。
あのー、今回は美奈子&亜美だって言ってた訳だけど、明るい話を
想像されてた方います? 当初の予定と多少狂いはしたけど、今回
は最初っからこーいう話を書きたかったのよ。
覚えてるかなー、ほら、ちびうさ再登場の回あたりで「なんでみん
ないちいち亜美ちゃんの様子を伺うんだ!」って不平をもらしてた
でしょ。あれを自分が納得できる形にしたかったてのが1つと、誕
生日話の解説で「誰かと喧嘩してほしい」って言ってたやつの実現
ですね。
私ってば亜美LOVEな人だから、彼女にはもっと自分を出してほ
しいと常々思っているんですね。
あ、今さら何だけど、私の場合誰を主役に据えようが、結局はその
人を通して亜美ちゃんを書きたいのよ。
で、今回のお相手の美奈子なんですが、私はそれまで美奈子と亜美
は絡まないと思ってたの。あの2人てばおよそ正反対な性格で、似
たような部分てのが見いだせなかったのね。
実はそれが盲点だったわけで、美奈子ってのは実に亜美のカンに触
る存在だったんですね。変な感じ方かもしれないけど、いるとイラ
イラするとでも言いましょうか。いろんな意味で無視できない存在
かと思うんです。
「私はこう考えてるのに、どうしてこの人はこう動くんだろう?」
ていうのが、今の私の美奈子×亜美感なのよ。
美奈子ってのは「自分は自分」というスタンスがはっきりしてるの
よ。人が「A」って言ってる事に対し「私はB」って言える。しか
も、たとえそれが間違ってたとしても「私はB」って貫き通せる。
だもんで、その美奈子と反目しあうことによって、亜美ちゃんも自
己主張できるようになってほしいな、ってのが今回の話の主旨だっ
た訳ですね。
ただ、本来はこーいう展開にはならない筈だったの。ほんとにバレ
ンタインでチョコを誰に渡す、渡さないという話から亜美と美奈子
が喧嘩状態ってつもりだったのね。
ところがなぜそれがこうなったかと言うと、今月号のなかよしで全
員同じ高校にいっちゃったじゃないよ。
亜美ちゃんがうさぎやまこちゃんと一緒の高校ってのは嬉しいと思
う反面、やっぱ原作では成長してないかーって残念な部分てのもあ
ったのね。それで受験がらみの話になってしまったって訳。
原作でそうなった以上、どうして同じ高校へ行くのかって、自分を
納得させたい気持ちもあったんでしょう。
ま、このへんは受験話の時にまたやるけど。今回のエピソードも含
んだ話になるかと思います。
ショートストーリーだった訳ですが、一応亜美らしさ、美奈子らし
さは出せたんじゃないかな? 美奈子という人物を私は「目的の為
には手段を選ばず、手段の為には目的をも忘れる」人だと思ってい
ます。ただこれだとウルドと同じなんだけど、美奈子の場合この後
にもう1項目つくのよ。
「手段の為には目的をも忘れる。が、何故か目的も達成しちゃう」
この「何故か目的を達成する」ってのは、本来主人公に備わってる
資質なんですね。さすがは美奈子、過去にセーラーVだったという
設定がちゃんとSの性格には生かされてたって訳だ。
で、本筋に戻して見れば、勉強をさぼりたいが為にバレンタインデ
ーを持ちだした筈なのに、いつの間にか亜美を更正させる(^^)使命
に燃えてしまってるあたりが美奈子かなーと。
美奈子って決して無神経な娘じゃなくて、やっぱり亜美ちゃんの事
とかも気にかけててくれるんではないかなと、そーいうのも出した
くって誕生日話でレイちゃんが言ったのと、ほぼ同じ台詞を言わせ
てあります。
そうそう、ラストシーンでアルテミスが「苦い」って言ったのに対
し、ヴィーナスのハートは甘くない、と答えた彼女ですが、実は単
にカカオパウダーに砂糖を入れるのを忘れていただけなんですね。
台詞の前の「・・・・」は、どーやってアルテミスを誤魔化すか考
えてた訳です(^^)
亜美ちゃんの方は、どの話の時も自然に「優しさ」を出せたらいい
なと思っております、はい。
さてさて最後になりましたが、今回のタイトルは松岡英明の歌から
つけられたとある同人誌から(^^)もってきました。深い意味はあり
ません。語感が気にいったので。
亜美主役の明るい話が書ける日まで、更正シリーズはまだまだ続く
かもしんない。
HTML化にあたってのおまけ
HPを作った当初からタイトルがあったにも関わらず、ずーっと封
されていたこの話も、ようやく陽の目を見るときがやってきました。
なんで今まで封印されていたかと言うと、ひとえに読まれるのが恥
ずかしかったからです(^^)
どれかの話の解説でも書きましたが、ここいらの自称「亜美ちゃん
更正シリーズ」は、書いてた当時の私の生の気持ちがストレートに出
てるので、後で読み返すとそりゃもうたまらなくなる訳ですな。
ところがまぁ、月日というのはたつもので、あれほど見られるのが
恥ずかしかった話も、今となっては「あぁ若かったのねー」と微笑ま
しく振り替えれるくらいになっちゃってたんですね、これが。
歳をとるってそういう事なのか(^^;
2000.8記