はりんこの現状と自然環境
はりんこ湧水シンボル

 はりんこ(トミヨ)は昭和30年代頃までは、手取川流域の小川に非常にたくさん棲んでいました。しかし、その数は手取川の水量の減少や、水質汚染の影響で年を追うごとに減り続け、昭和50年代に入ると激減し、まったく姿が見られなくなってしまいました。はりんこだけではなく、どじょう、ふな、めだか、もろこ、なまず、などなど、ほとんど見ることができなくなってしまったのです。

 ところが、平成に入って美川町(現在:白山市)では公共下水道がほぼ整備され、地元の方々の継続的な河川の清掃などにより、水質が改善され、水がきれいになってきた為にはりんこが確認され始めました。絶滅したのではと思っていた魚が戻ってきたのです。

ほっと石川 ー もっと白山 −  キラッと美川 ー そっとはりんこ ー きっと楽園 ???

 はりんこは水温15度前後の湧き水がある清流の小川を主に住みかとする、非常にか弱い魚です。このきれいな場所を好む魚が戻ってきたのです。しかし、ごく限られた小川の一部で、きれいな水とわずかな湧き水を頼りに、ほそぼそと生きながらえているのです。へたをすれば、本当に絶滅してしまうかもしれません。

 ところで、人間もはりんこと同様に自然環境に影響されやすい生物ではないでしょうか。水や空気が汚染された場合、人間が生活して行くのにどうでしょうか?

 そこで、我々同じ地球に棲んでいる生命(人間)として、はりんこが楽に住めるような環境を作って(守って)行くことが、これからは非常に大切な事になると思います。逆の言い方をすれば、環境を破壊し続けることは、人間が自分で自分の首をしめるのと同じ事になると思います。

石川県のトミヨは「いしかわレッドデータブック・絶滅の恐れのある野生生物」の中で、絶滅危惧1類(絶滅の危機に瀕している種)に指定されています。また、全国的にも減少の一途をたどっており、石川県がトミヨの生息の南限と言われています。

石川県内では手取川水系の安産川(やすまるがわ)と熊田川、米町川水系の一部の水路のみに生息が確認されているにすぎず、より一層の保護が必要と思われます。

平成15年 石川県美川町の天然記念物に指定されました。
平成16年 石川県の天然記念物に指定されました。(生息区域指定)
現在石川県のふるさと石川の環境を守り育てる条例により、許可なしに捕獲は禁止されています。

 

きれいな水を守りましょう!

水を大切にしましょう!

手取川の水量をもっと増やすことを考えてみましょう

川を汚さないように!

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