2014. 11. 24 更新
ヒトの「性格」とは、いったい何種類ぐらいあるものなのだろうか?
おそらく「人の数」だけあるであろう。
また、同じ人であっても、
その時の状況や立場によって、性格表現は大きく変わることだってある。
「性格」を言葉で間単に言い表すのは、至難のワザなのである。
また、「性格」の定義そのものも曖昧である、という問題もある。
血液型人間学のパイオニア、故能見正比古氏は、
料理のたとえを用いて、
血液型と性格との関わり方をわかりやすく説明しておられる。【筆者注】
ご興味のある方は、氏の著作を熟読されることをお勧めする。
さきにも示したことではあるが、
ABO式血液型は、
その実体は、髪の毛の先から爪先にいたるまで全身くまなく分布する、
脳や神経系を含む全身の『体質型』・『材質型』である!
最近では『糖鎖』の研究も進んでいる。
ABO式は『糖鎖』そのものである。
全身の細胞に存在する『糖鎖』の違い、
それが現在『血液型』という名前で呼ばれているに過ぎないのだ!
ABO式によって、脳の体質・成分が違う(?)のだから、
脳の働き方の傾向や、
刺激に対する反応のしかた、
ひいては基本的な気質傾向に、
何らかの違いがあるとしても、決しておかしくはない。
【筆者注】
以下は能見正比古氏の『料理のたとえ』を、
筆者が勝手にヴァージョン・アップ(?)させたものです。
調理加工や調理人 ⇒ 環境や関わった人々など、後天的影響の一切
できあがった料理 ⇒ 「性格」
に例えるとします。
材料が『動物系材料』か『植物系材料』かという違い ⇒ ABO式材料型の違い
「心理学」では、「性格をタイプという型に分けて考える」といいます。
それはまさしく、できあがった「料理」を、西洋料理か、中華料理か、和食か・・・等のような「タイプ」に分けるのに例えられます。
(あっさり料理か/こってり料理か、家庭料理か/おもてなし料理か、あったかい料理か/冷たい料理か、・・・分類は何でもいいです)
要するに、心理学では、分析する対象は「料理」であるということです。
対して「血液型人間学」(?)で考察するのは「材料」「素材」の方です。
まったく研究する対象が違うと考えれば、
両者が相容れないというのも、うまく説明ができるのではないでしょうか?
その「素材」「材料」がある刺激(例えば加熱とか)を受けた時に、どういう反応をするか・・・
それは、細胞表面の糖鎖の違いによる神経の反応の違いに例えられましょう。
(例えば「植物系材料」は加熱で柔らかくなり、
逆に「動物系材料」は加熱で硬くなる傾向がある等、
同じ刺激を受けても、反応のしかたに違いがあることに例えることができるのではないでしょうか。)
ところで、『料理』とは、いったい何種類ぐらいあるものなのでしょうか?
おそらく、料理の数だけ種類があるでしょう。
人の『性格』も、人の数だけ種類があるでしょう。
しかし『材料』に着目してみると、たった2種類しかないのです。
『動物系材料』 か 『植物系材料』か。
この2種類の材料で、無限に料理ができるのです。
(ABO式材料型は4種類もあります!)
「カレー」という料理(性格)を例にとると(カレー自体にもヴァリエーションがあるが)、
カレーの中の肉、カレーの中のニンジンは、どちらも「カレー」の味(カレーの「性格」)をしています。
同様に、「おでん」のちくわ、「おでん」の大根は、ともに「おでん」の味(おでんの「性格」)をしています。
他のいろんな料理も然りです。
しかし見方を変えて、『材料』に着目してみると、
カレーの肉、おでんのちくわ、ステーキの肉、酢豚の肉、ちゃんこ鍋のさかな・・・
等は『動物系材料』であり、『動物系材料』としての共通性を持っています。
一方、カレーのニンジン、おでんの大根、ステーキの付け合わせの茹で野菜、酢豚のピーマン、ちゃんこ鍋の白菜・・・
等は『植物系材料』であり、それらには『植物系材料』としての共通性があります。。
どんなに料理がバラエティをみせようとも、
『動物系材料』はどこまでいっても『動物系材料』であり、
『植物系材料』とは明確に区別することが可能です。
同じ料理でも、『動物系材料』 と 『植物系材料』 とでは、
持ち味、中身が違います。
例えば『神経質』と表現される「性格」傾向でも、
ABO式によって、
まるで『神経質』の中身や方向性が違うことにも例えることができるでしょう。
また、材料はどんな料理にも調理加工が可能です。
中には、大豆(豆腐)でできたハンバーグなどというものまであります。
(しかし、一見肉料理のように見えても、「植物系材料」としての特徴はもっている。)
ABO式以外の血液型に関しては、
「植物系材料」であれば、野菜か、果物か、穀物か、海藻か、・・・
あるいは、ニンジンかキュウリかトマトか・・・のような違いに例えられるでしょう。
(はたまた、材料の色系統の違いで分類するという方法もありかもしれません。)
いずれにせよ、
「動物系材料」か「植物系材料」かという、根本的な違いのABO式に比べれば、
差が小さいことに例えます。
また、白色人種(ヨーロッパ系人種)に特徴的に存在する、
ケル式血液型のラージ「K」因子(白人の数%に存在。他の人種には存在しない。)
というものがあります。
植物系材料で「K」因子陽性などは、
西洋野菜のセロリなどに例えても面白いかもしれません。
このように、『料理のたとえ』を用いると、
血液型と性格との関わり方を、わかりやすく説明できる可能性があります。