2010. 1. 21 新設、
2010. 2. 20 更新
ウナギは、ぬるぬるしていて、つかみにくい魚である。
このウナギの皮膚のぬるぬる成分に、ヒトの血球を混ぜてみる。
すると、このぬるぬる成分に、反応して固まってしまうものと、反応しないものとがあることがわかった。
実は、このぬるぬる成分は、(ABO式の)O型物質に特異的に反応するということが判明した。
O型は、100%固まる!
AB型は、固まるタイプが3割、反応しないものが7割。
つまり、これはどれだけO型に近いかの指標なのである。
このようにして分類する方式を、ウナギ(eel)の頭文字をとり
『E式血液型』と呼ぶ。
ウナギのぬるぬる成分で
固まるもの E型
固まらない e型とする。
#ここでいうEやeは、単なる記号であって、
Rh式血液型のE因子やe因子とは全く無関係。
日本人における頻度
O型・・・100% E型
A型・・・ 72%がE型、28%がe型
B型・・・ 83%がE型、17%がe型
AB型・・・ 30%がE型、70%がe型
参考・日本人におけるAAとAO、BBとBOの割合。
A型のうち・・・AO型80% AA型20%
B型のうち・・・BO型87% BB型13%
ところでA型にはAA型とAO型、同様にB型にもBB型とBO型とがある。
E式血液型が、どれだけO型に近いかの指標であれば、AAとAO、BBとBOの識別に利用できるのでは?
と思いたいところだが、さにあらず。
E型とe型の違いは、必ずしも、AAとAO、BBとBOの違いに一致しないのだ。
もし一致するなら、O因子を持たないAB型は、100% e型となるはずであろう。
(O因子の有無に関わらず、O基質はすべての人がもつ)
たとえばB型といっても、B抗原の量には個人差がある。
BO型であっても、そのB因子がB抗原が極端に多いタイプであれば、O基質は相対的に弱まる。
BB型でも、それぞれのB因子が、たまたまB抗原の量が少ないタイプであれば、O基質は相対的に強まる。
ということで、必ずしも、BBとBOの違いには一致しない。
ただ、ある程度は相関するようである。
気質との関係では、ズバリ!
『E型ほど、O型に近い(O気質が強い)!』(そのままやないかい!)
であろう。
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