Xerox Limited ゼロックス

 コピー機などであまりにも有名な document company。 Rank Xerox から1997年10月31日に Xerox Limited へ商号変更。

サイト:http://www.xerox.com/

 2002年12月3日,Polythiophene(ポリチオフェン)というポリマーの一種が,電気特性が優れプラスチック基板での半導体生産を可能にする材料として有望と発表。 回路をインクジェットプリンターで印刷するための『インク』として利用できるかもしれないらしい。
 2003年5月,特定の色の光を当てると印刷されているものとは違う絵が浮かび上がる印刷技術 Switch-A-View を発表。 9月30日,Adobe Systems と互いのデジタル印刷技術規格をサポートしていくと発表。 Adobe Portable Document Format(PDF),Job Definition Format(JDF),Adobe PostScript,Extensible Markup Language(XML)がサポートされる。
 2004年2月,電子ドキュメントの内容を自動分析してインデックス作成,類別処理を行い,適切な担当者の手に届けてくれる新技術の開発に成功したこと発表。 4月,印刷可能な有機トランジスタの素材となる,新しい半導体インクの開発に成功したと発表。 『ポリチオフェン』という物質を利用するらしい。 11月16日,欧州リサーチ・センターの研究者が写真などのデジタルイメージをコンピューターで分類する技術を開発したと発表。
 2007年6月,人間が考え,話し,質問するのと同じ要領で文書検索が行えるテキストマイニングツール『FactSpotter』を開発したと発表。
 2008年5月29日,従来のインクのように水をベースとせず,ほぼどんな表面でも形を維持することが可能な『硬化ジェルインク』を発表。 プリンタのヘッドから射出されるときは,ピーナツバター状の柔らかさだが,射出後に紫外線光に照らされると硬化する。 プラスチックやアルミホイル上に印刷できる。
 2009年9月28日,ITサービス大手の Affiliated Computer Services(ACS)を買収すると発表。 これにより Xerox は,事務機から IT サービスへも業容拡大を図る。


  • パロアルト研究所


    Xerox Research Centre of Europe(XRCE)
     Xerox の欧州における研究開発拠点,フランス・グルノーブルにある。
     2004年11月,カメラ付き携帯電話をスキャナとして利用可能にする新技術を発表。


    Webster Research Center
     Xerox の一部門?。 分光分析装置(Spectrophotometer)を利用して,プリンタの印刷精度を大幅に向上させるシステムの開発を進めている。 市場価格の 1/6 以下のコストで,高性能な分光分析装置を製造することに成功。 それをプリンター内に装備し,印刷された色が人間の目にはどのように映るか測定することで,温度・湿度・印刷物の素材・プリンタのプリントヘッドの使用状況などの影響で,印刷時の画質の低下を避けるというもの。


    alphaAve
     2001年11月に立ち上げられた,Xerox の研究成果を公開するサイト。 今まで,画像を分析して自動的に最適な調整を施す Automatic Image Enhancement ツール,仮想現実空間を体験するゲームにより効率的な外国語習得を可能にする Exills プラットフォーム,Web ページをサムネイル表示する Popout Prism Browser などが公開されている。
    サイト:http://www.alphaAve.com/



    Alto アルト

     1973年に PARC の先進的な研究者チームによって開発されたマシン,後の時代のすべてのマシンに影響を与えた。 初めて,ウィンドウ,メニュー,アイコンを備えた GUI を採用し,操作には,それまでなかった奇妙なポインティング装置(マウス)を採用。 1979年,スティーブ・ジョブズが PARC を見学に訪れたときアルトに目を留め,当時開発中だった『リサ』に GUI を装備するよう命令。 これは成功しなかったが,続くマッキントッシュは大ヒットした。



    Erasable Paper

     Xerox が2006年11月27日に発表した,約1日(16〜24時間)で紙に印刷されたイメージが消える印刷技術。 Xerox Research Centre of Canada(XRCC)と PARC が共同で開発。 特定の波長の光を当てると色が現れ,その後少しずつ消えていく化合物を XRCC が開発。 これを専用の紙に印刷する技術を PARC が担当した。



    Glossmark

     Xerox が開発したホログラムのような効果で印刷物に情報を埋め込める技術。 正面からは見えないが,印刷物をかたむけると表面に現れてくる。 印刷物の光沢がつぎはぎになる問題に取り組んでいた過程で,意図的につぎはぎを作り出せばイメージを埋め込めると発想。 このホログラム効果はハーフトーン/トナー/紙の組み合わせだけで実現でき,コピー機などで複製が作れないのが特徴。



    InfraredMark Specialty Imaging Font

     Xerox が2007年10月4日に発表したセキュリティ印刷技術。 赤外線ライトで照らした場合にだけ読める文字を印刷する技術で,標準的な Xerox のデジタルシステムで通常のトナーを使い,標準的な紙に印刷できる。 CMYK 4色のトナーを使って色を再現する Xerox のカラー印刷システムを活用。 各トナーが赤外線に対して異なる反応をする性格を応用し,人間の目には同じに見えるが赤外線への反応は大きく異なる色を作り,それぞれを背景と文字に使用することで,通常光下では読めない文書を印刷する。 この文書に手を加えたりコピーしたりすると,隠された文字がゆがむことにより,正規のものではないことが分かるという。 従来のセキュリティ印刷技術と比べて低コスト。 Xerox が9月に発表した印刷用ソフトウェア『FreeFlow Variable Information Suite 6.0』に組み込まれている。



    Mobile Express Driver

     Xerox が2008年6月10日に公開した,同社および他社製のほとんどのプリンタに使えるフリーのユニバーサルプリンタドライバ。 Xerox 以外の製品も含めてほとんどのプリンタに対応する(PostScript,PCL 5,PCL 6 を使っている Xerox および他社製プリンタに対応)。 ユーザーがネットワークに接続すると,Mobile Express Driver はネットワークに接続されているプリンタおよび複合機をすべて自動的に検出。 プリンタを選択して『印刷』をクリックするだけでいい。 対応 OS は Windows XP/Vista。



    SmartPrinter

     Xerox が開発中の,共有プリンタで印刷する全データを自動的にデータベース化し,後で検索可能にするソフトウェア。 プリンタで印刷される全情報が,自動的に PDF やテキストファイルに変換されて保存され,同社が開発した文章内容解析エンジンにより,キーワードが判断されインデックスが作成,それに応じたフォルダへ保存される。 情報管理はブラウザを使う。 また,探している情報と関連したデータがプリンタに送られると瞬時に通知される。



    Sustainability Calculator

     Xerox が2008年3月25日に発表した,企業が環境対策を強化しつつコスト削減を実現するのを支援するグリーン度測定ツール。 同社が提供する管理支援サービス『Xerox Office Services』の一環として提供される。



    Unistrokes

     Xerox パロアルト研究所が1997年に開発した手書き文字認識技術。 特許侵害に当たるとして,U.S. Robotics を相手取り訴訟を起こした。 U.S. Robotics の買収に伴い,パームとその親会社の 3Com が相手となり,2001年12月20日,ゼロックスの主張が認められた。



    XNS(Xerox Network System),ゼロックスネットワークシステム
     Xerox 社により開発されたネットワークシステム。IPX/SPX の原形となった。



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