Xeon

 サーバー向けの Pentium II とそれ以降の CPU の名称。 1999年3月に出荷を開始,当初はハイエンドワークステーション向けだったが,その後世界中のサーバベンダーが採用した。 これには AMD の Opteron というライバルが存在したため,性能・機能の向上において常に競い合ってきたこともある。 2002年中に,Xeon を 0.13ミクロンプロセスに移行させる。 0.13μプロセスで製造される新型 Xeon チップ,コードネーム『Prestonia』は,情報筋によると2002年はじめに約2.2GHzで登場する。
 130nm プロセスで製造された,キャッシュ 512KB のチップサイズは約146平方mm,キャッシュ 2MB のチップサイズは268平方mm。 クロック 2.8GHz で SPECint2000スコアは1032。
 2009年での高性能サーバ市場のほぼ80%のシェアを占めると見られている。 アーキテクチャは EM64T(Extended Memory 64 Technology)という拡張版64ビットアーキテクチャ。


Pentium II Xeon
 1998年6月発売のサーバ・ワークステーション向けのマイクロプロセッサ。


Pentium III Xeon
 1999年3月発売。 ストリーミング SIMD 命令を70種採用することで, マルチメディア向けの処理速度を向上させている。 また PSN を追加している。 FSB 133MHz,最大メモリ 12GB。


Pentium Xeon 700 MHz版
 1MB または2MB の2次キャッシュを搭載している。


Pentium III Xeon 900 MHz
 Pentium III に基づく Xeon シリーズの最終製品,2次キャッシュ 2MB 搭載。 2001年3月20日,発表・出荷。 しかし約1ヵ月後に2次キャッシュにバグが発見され,4月中旬に出荷が停止した。 無意味な処理を延々と続行するようにチップがロックされるというもの。 8月なかば頃に新バージョンの出荷された。 8プロセッサーを搭載したサーバー用の主力製品。


Xeon 1.4/1.5/1.7 GHz
 Pentium 4 と同じ NetBurst マイクロアーキテクチャを採用。 デュアル CPU 構成のサポートが最大の特徴で,チップセットには i860 を使う。 Xeon 1.5GHz デュアル機は,Pentium4 1.5GHz よりも最大80%の性能向上を確認できたという。


Xeon 2.60/2.80GHz
 2002年9月12日発表。 製造プロセス 130nm,2次キャッシュ 512KB。 Hyper-Threading テクノロジと NetBurst マイクロアーキテクチャを採用。 対応するチップセットは,ワークステーション向け i860,サーバー向け E7500。


Xeon 2/2.4/2.66/2.80 GHz
 2002年11月19日に発表,FSB 533MHz,プロセスルール 0.13μm,L2 512KB,Hyper-Threading Technology 搭載,デュアルプロセッサに対応。


Xeon 3.06/3GHz
 2003年3月10日発表のデュアルプロセッサ・サーバー/ワークステーション向けプロセッサ。 デュアルプロセッサ対応で,FSB は 3GHz 400MHz,3.06GHz 533MHz,いずれも2次キャッシュは 512KB。 130nm プロセスで,Hyper-Threading 機能を実装。 3GHz の対応チップセットは,Intel E7500,Intel 860。 3.06GHz の対応チップセットは,Intel E7501,Intel E7505。


Xeon 3.06GHzz/1MB L3
 2003年7月15日発表,CPU ダイ内部に L3 キャッシュ 1M を実装,キャッシュはフルスピードで動作する。 CPU はデュアルプロセッサに対応,プロセスルールは従来通り 0.13μm。 L2 キャッシュ 512KB,FSB 533MHz,パッケージ 604ピン PPGA FC-PGA2 と,L3 キャッシュ以外の仕様は従来の Xeon と同じで,E7501/E7505 チップセットプラットフォームと互換性を持ち,これまでに発見されたエラッタの修正も行われている。 従来の Xeon 3.06GHz と比べ,最高11%のパフォーマンス向上を果たすことができるという。


Xeon 2.80/3.80GHz
 2005年9月26日発表の,2way ワークステーション/サーバー向けプロセッサ。 L2キャッシュ 2MB,EM64T に対応。


Xeon MV 3.20GHz
 2005年9月26日発表の,中電圧版 2way ワークステーション/サーバー向けプロセッサ。 L2キャッシュ 2MB,EM64T に対応,消費電力 90W。


Xeon LV 3GHz
 2005年9月26日発表の,低電圧版 2way ワークステーション/サーバー向けプロセッサ。 L2キャッシュ 2MB,EM64T に対応,消費電力 55W。


Xeon LV
 インテルが2006年3月15日に発表した,サーバー向けデュアルコア CPU。 コードネーム Sossaman で知られる Yonah ベース でクロック 1.66/2.0GHz。 熱設計電力(TDP)約31W で,従来の低電圧版 Xeon およびプラットフォームと比較し,ワットあたりの性能が2〜4倍に向上。 L2キャッシュ 2MB(共有型),動作電圧 1.1125V〜1.25V,パッケージは478ピンμFC-PGA。 SSE2/SSE3 命令をサポート,XDbit(eXecute Disable Bit)と仮想化技術『Virtualization Technology』にも対応。 ただし,64bit拡張命令 EM64T はサポートしない。


Xeon Yonah コア
 2006年1月2日発表,FSB 800MHz,90nm プロセス。
クロックコア数L2
2.80GHz2MB 2.80GHz
3.80GHz2MB 3.80GHz
2.80E GHz2MB 2.80GHz
3.20GHz Mid Voltage2MB 3.20GHz
3GHz Low Voltage2MB 3.00GHz


Xeon X3210
 2007年1月8日発表。 クロック 2.13GHz,キャッシュ 8Mバイト,フロントサイドバス 1066MHz。
 2007年6月27日,Intel はステッピングを B-3 から G-0 に変更すると発表。 TDP は 105W → 95W,Tcase の上昇(摂氏62.2度 → 摂氏73.2度)などが変わる。


Xeon X3220
 2007年1月8日発表。 クロック 2.4GHz,キャッシュ 8Mバイト,フロントサイドバス 1066MHz。
 2007年6月27日,Intel はステッピングを B-3 から G-0 に変更すると発表。 TDP は 105W → 95W,Tcase の上昇(摂氏62.2度 → 摂氏73.2度)などが変わる。


Xeon X3380
2009年2月22日公開のサーバ向けプロセッサ。 3.16GHz,2次キャッシュ12Mバイト。


Xeon 5050/5060/5063/5080
 2006年5月23日発表のワークステーション/サーバー向けのデュアルコア Xeon,開発コード『Dempsey』。 65nm のプロセスルールで製造され,パッケージは771ピンの新LGAとなるLGA 771を採用。 L2 キャッシュはコアごとに 2MB ×2の計 4MB,コア・ステッピングは『C1』。 動作周波数は 3/3.2/3.2/3.73GHz。


Xeon 5100 シリーズ 開発コード『Woodcrest』
 電力効率に特化した Core マイクロアーキテクチャを Xeon では初めて採用。 従来モデルよりも最大135%のパフォーマンス向上と40%の消費電力削減に成功。 両コアからアクセス可能な 4MB の共有型 L2 キャッシュを備え,プロセスルールは 65nm。 プラットフォームは,サーバ向けの Bensley とワークステーション向けの Glidewell。 FB-DIMM,インテルバーチャライゼーション・テクノロジ,インテルアクティブ・サーバー・マネージャー,インテルI/Oアクセラレーション・テクノロジーなどに対応。 2006年6月26日 5110/5120/5130/5140/5150/5160 を発表。

クロックFSB熱設計電力(TDP)
51101.60GHz 1,066MHz65W
51201.86GHz
51302GHz1,333MHz
51402.33GHz
51502.66GHz
51603GHz80W


Xeon 5300
 Intel が2007年4月3日に発表した4コアプロセッサ。


Xeon 5400 シリーズ
 2007年11月11日発表。 5300シリーズに比べてワット当たり性能は38%向上し,SSE4をサポートする。 クアッドコアプロセッサは12種で,クロックスピードは 2.0〜3.20GHz,FSB 最高 1600MHz,キャッシサイズュ 12Mバイト。 デュアルコアプロセッサ3種は,クロックスピードは最高 3.40GHz,FSB 最高 1600MHz,キャッシュサイズは 6M バイト。


Xeon 5500番台
 FSB が『QuickPath インターコネクト』に置き換えられた。 2ソケットのシステムで最大18スロットの DDR3 メモリに対応。 搭載されたインテリジェントパワー機能は,コア単位でパワーゲートを実装しており,アイドル状態のコアは消費電力をほぼゼロに低減できる。


Xeon 5600番台 開発コード名 Westmere-EP
 32nm プロセス,コア数が増えた。 Xeon 5500番台に対してピン互換性を有する。 最大 DDR3-1333 を公式にサポートするほか,unbuffered DIMM に加えて Registered DIMM,動作電圧が 1.35V の低電圧版 DIMM(LV DIMM)にも対応。


Xeon 7500番台
 最大8ソケットまで対応可能。 独自にチップセット(ノードコントローラ)を開発するサードパーティでは,最大256ソケット(2048コア)をサポートしたシステム(SGI Altix UV1000)も発表している。 DIMM を『Scalable Memory Buffer』(SMB)と呼ぶバッファチップを介して接続する。 SMB は,それぞれが2チャネルの DDR3 インタフェースを備え,そこに2本の Registered DDR3 DIMM を搭載可能。


Xeon L3110
2009年2月22日公開のサーバ向けプロセッサ。 3.00GHz,2次キャッシュ6Mバイト。


Xeon L3360
2009年2月22日公開のサーバ向けプロセッサ。 2.83GHz,2次キャッシュ12Mバイト。


インテル Xeon プロセッサー L3406
 2010年3月17日公開のシングル プロセッサー搭載サーバー向け製品。 TDP 30W,高密度な設計と消費電力の低減を実現する。


Xeon L5410
 2008年3月25日発表。 クロック 2.33GHz,45nm プロセス,消費電力 50W。 オンダイ2次キャッシュ容量は12Mバイト,FSB 1333MHz。


Xeon L5420
 2008年3月25日発表。 クロック 2.5GHz,45nm プロセス,消費電力 50W。 オンダイ2次キャッシュ容量は12Mバイト,FSB 1333MHz。


低電圧版 Xeon 1.6GHz
 2002年9月4日発表。 ブレードサーバー向けで,FC-mPGA-2P 604ピン。 動作電圧 1.3V,熱設計電力(TDP)は最高 30W 未満。 L2 キャッシュ 512KB,FSB 400MHz。 Hyper-Threading 対応で,デュアルプロセッサも可能。 対応チップセットは Intel E7500。



Cascade

 Xeon チップの名前で,クロックは 700 MHz のハイエンド版の『Pentium III』,主にマルチプロセッサー・サーバーで使われている。 2種類の型があり,その一部は比較的小さい 256 KB のキャッシュを搭載。他方は,より高額の 1 MB あるいは 2 MB のキャッシュ版は,マルチプロセッサー・サーバーに使用されている。 後者は 2000 年現在,インテルが販売する最も高額な CPU だが,前者よりも速度は遅く、 FSB も 100 MHz にとどまる。 この Xeonチップは,サイズが相当大きく,このため、インテルが Xeon を製造するにはかなり前から計画しなければならないと言われている。



Foster(開発コード)

 Pentium 4 コアをベースにした,初代 Pentium 4 Xeon。 キャッシュは 256K。 0.18μプロセスで製造され,1.4 GHz で稼動し,初期製品はプロセッサー1基または2基を搭載したワークステーションに使用される見込み。 その後,プロセッサー8基を搭載したサーバー用が発表される予定。
2001年の第4四半期に,デュアルプロセッサー・サーバー向けに2GHz の Xeon 開発コード『Foster』を出荷する予定だったが中止された。 デュアルプロセッサー・ワークステーション用の 2GHz Xeon は,2001年9月に発表。 基本アーキテクチャーは NetBurst で,FSB 400MHz,2次キャッシュ 256KB。


Prestonia プレストニア

 インテルが2002年2月25日に発表した Net Burst アーキテクチャーを使った Xeon シリーズのプロセッサー。 1〜2プロセッサーを搭載したワークステーションやサーバー向け。 クロック 2.2 GHz。 0.13μm プロセスで製造され,Hyper-Threading 技術を採用。 2次キャッシュ 512KB。 FSB 400MHz,メモリ容量は最大 16GB にアップした。 E7500(Plumas) と組み合わせたサーバー向け製品。 ただし,これにより,Itanium サーバーの魅力がやや薄れたとも言える。



Bensley
 デュアルコア Xeon を採用するサーバ向けプラットフォーム。


Glidewell
 デュアルコア Xeon を採用するワークステーション向けプラットフォーム。



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