Windows Me,Windows Millennium 開発コード『Georgia,Millennium』
2000年9月14日に発売の,Windows 98 の後継 OS。
開発コードネームが『Millennium(ミレニアム)』だったことが名前の由来。
Windows 9x 系は Windows NT 系への統合が計画されていたが,まだ一般ユーザー向きではないとの判断からリリースされた。
価格は同じ設定で,製品版が US 209ドル,アップグレード版が US 109ドル。
システムの安定性を大幅に向上し,デジタルメディア,家庭ネットワーク,信頼性およびウェブ機能の向上という4点に重点を置き,
一般家庭ユーザーにも親しみやすくなったと言われている。
しかし,リソースが減少すると OS の動作が不安定になりがちで,リソースを解放するためにときおり OS を再起動する必要がある。
System Restore や,下記のようなソフトや機能を追加・搭載した。
ビデオカメラの映像を手軽に取り込める『Windows ムービーメーカー』などのマルチメディア機能を全面に押し,ビジネス PC というイメージから楽しめる PC として注目を集めた。
なお,『システムの復元』に HD を使う(最低 200M,最大 494M?)ことに不評の声もあった。
『System File Protection』
常に PC を監視し,重要なシステムファイルが誤って書き換えられることを防いでくれる機能。
『Fast-Boot』
対応ハードウェアなら,30秒以内に起動できる機能。
『Windows Image Acquisition』
デジタルカメラやスキャナからの画像転送を行う。
『Windows Movie Maker』
ビデオ編集を行うソフト。
『DirectPlay Voice Chat』
チャットのためのソフト。インターネット上でゲームをしながら対戦相手とチャットできる。
2000年9月発売で,発売後3日間の売れ行きは20万本をわずかに上回る。
2003年12月31日でメインストリームフェーズが終了し,無償サポート,有償サポート,アップデータが終了。
2004年1月14日,延長サポート期間を2004年12月31日から2006年6月30日まで延長すると発表。
(2004年11月に打ちきりを試みたが,利用者の強い反発を受けて直前になって延期。実際には2006年7月11日に終了した。)
2002年2月27日に悪意のあるコードが実行される脆弱性が発表された。
『ヘルプとサポート』では,“hcp://”から始まる文字列を使うことで URL リンクを実行することができるが,この“hcp://”の URL Handler に未チェックのバッファが含まれるという。
そのため,Web サイト上の悪意のあるリンクをクリックさせるか,メールで送り付けると,任意のコードを実行できるというもの。
メールでは,Outlook Express 6 または Outlook 2002 を規定の構成で利用していない場合,Outlook 電子メール セキュリティ アップデートをインストールしていないと,URL をクリックしなくても自動的に攻撃が行なわれる。
2003年4月,PC や IE 起動時に画面が黒くなってエラーが表示される不具合が発表された。
原因は,ソフトウェアの非互換性や競合,インストールされている IE の破損,Winsock/DUN(ダイヤルアップ ネットワーク)の破損,デバイスドライバーの破損や非互換性,オペレーティングシステムファイルの破損などらしい。
エラーが発生すると,『エラー : OE: 0028: C0012D2C』と表示され,
また,続けて『エラー : 0D: 0246: 014F47FB どれかキーを押すと,続行します』と表示されることもある。
対策は,
1) Windows Meと互換性がない可能性のあるソフトウェアをすべてアンインストールする,
2)『アプリケーションの追加と削除』から,IEの修復を試みる,
3) 起動時にエラーが発生する場合には,起動時に読み込まれるプログラムやデバイスを無効にする,
4)TCP/IPやダイヤルアップ ネットワーク(DUN)を削除して再インストールする,
5)Windows Me と競合しているデバイスドライバーをチェックする,
6)以上でも問題を解決できない場合,Windows Me をデフォルトの C:\ パーティションの新しいフォルダにインストールする。
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