Will Wright ウィル・ライト 1967?〜

 ジョージア州とルイジアナ州で育つ。 若い頃から,何か1つのことに夢中になると半年間はそれに没頭し,その後はまた別の対象にのめりこむというタイプ。 奇術師のフーディーニに夢中になった時は,独自の鍵開け道具セットを製作。 自動車レースに夢中になったときは,ニューヨーク・ロサンゼルス間のレースで,33時間39分のタイムで優勝。 大学時代は飛行機に夢中になり操縦免許を取得した。
 その後,模型造りに没頭し,その延長としてロボットに没頭, さらに,必然的にコンピューターに移った。 最初のコンピューターとして1980年に Apple 2 を購入すると,以降,急速にプログラミングのにのめり込んでいった。 彼が制作した『ザ・シムズ』シリーズは,これまでに登場したどのゲームよりも,ゲーム初心者に受け入れられてきた。 1980年代後半,1作目の『SimCity』は,プレイヤーが実力派の市長となって,市民が幸せに暮らせるような都市を作り,手を加えていくというもの。 それからおよそ10年後,発売元のエレクトロニック・アーツ社は『ザ・シムズ』をリリースした。
 2009年4月,Electronic Arts(EA)を離れ,新たな事業 Stupid Fun Club を立ち上げる。 ンターテインメントシンクタンク。ビデオゲーム,映画,テレビ,インターネット,玩具など複数の分野に展開できる新たな知的財産を開発する。 EA は Stupid Fun Club に出資し,同社のプロジェクトで生まれたゲームコンセプトを開発する権利を持つ。



Focus groups

 ウィル・ライト氏が創立した会社?。 同氏のゲームは EA などが販売している。



Raid on Bungeling Bay

 ウィル・ライトの作品として初めて市販されたシューティング・ゲーム。 1983年に発売され,日本では100万本近く売れた。 爆撃を受ける島々の攻撃目標として工場や道路,戦車などがあったが,そうした景観を創り上げるソフトウェア・ツールを開発した。



SimCity シムシティ

 『バンゲリング・ベイ』の開発でも知られる Will Wright 氏が,Commodore 64 用に開発した都市シミュレーションゲーム。 Rair of Bungeling Bay の景観作成ツールをもとに開発された,都市の建設を擬似体験できるゲーム。 ただし,開発後何年もの棚上げされていたため,ライト氏はこれを販売するために会社を設立。 開発から4年後の1989年にMaxis 社から発売された Amiga 版と Macintosh 版が大ヒット,その後 PC/AT やゲームコンソールなど多くのプラットフォームへと移植された。 2000年と2001年ベストセラー PC ゲームになった。
 2007年11月,Electronic Arts はこれを One Laptop per Child プロジェクトに提供し,発展途上国で配布されるすべてのマシンにインストールされるようにすると発表。 開発途上国の子どもたちのなかから,SimCity をきっかけに,この分野でキャリアを築くことになる人が出てくることを期待している。
 2008年1月,初期版が OLPC (One Laptop Per Child) プロジェクト向けのオープンソースソフトウェアとして公開された。


Sim City 4
 最小システムは Pentium 3 500MHz(日本語版は 700MHz)とメモリー 128MB とされる。 それでも,人口が5000人までは問題ないが,それ以上になるとクロック 1GHz 以上のマシンでも遅くなると言われている。


SimCity Societies
 2007年10月10日,英国の大手エネルギー企業 BP は,ゲームを通じて地球温暖化の原因や影響を学べる要素を取り入れることで協力すると発表。



The Sims ザ・シムズ,シムピープル

 EA 社の人生シミュレーションゲーム,日本語版はシムピープル。 郊外に住む人々の生活をシュミレートする。 プレイヤーは,完璧な住居をデザインし,そこに住むバーチャルな人々を幸せにしようとする。 1993年から開発を開始,ただし社内では不評で,マネージャー達は会社の創立者の機嫌を損ねないため,小さなプロジェクト・チームを発足させ,自然消滅することを祈っていたらしい。 しかし,その願いもむなしく,2000年2月発売されると空前のベストセラーとなり,2002年でもアメリカで最も売れているゲーム10タイトルのうち,シムピープルとそのアドオンが4タイトルを占めている。
 このゲームが現実的に感じられる1つの理由は,ゲームの中のすべてが,どこかしら抽象的なため,プレイヤーが引き込まれ、細部を想像させられるからだと言われる。 これまでのゲーマーは「もてない男」と業界で呼ばれている人々が大部分だったが,このゲームのユーザーは主に女性らしい。



The Sims Online シムズオンライン

 ザ・シムズのオンライン版,2002年12月17日リリース。 数千人のプレイヤーと一緒に仮想世界を構築し,プレイヤーは所有する土地に家や喫茶店,ダンスクラブ,劇場などを建てることができる。 また,友人とのネットワークを築き自分の名声や社会的地位を向上させていく。 2002年9月17日,Intel 社と McDonald`s 社との契約により,ゲーム内に両者の製品やブランドが登場すると発表。 プレイヤーはゲームの中で Pentium 4 を搭載のパソコンを使って,友人とゲームをしたり,サイバー・カフェなどを経営できる。 また,McDonald`s 店舗の経営者としてゲーム内で稼いだり,客として食事を取ることもできる。
 発売後。6ヶ月間の小売販売本数は12万5000本と低迷してる。 サービス開始時には莫大な予算を投じたマーケティングが展開されたが,結果は不調だった。 もとのシムピープルはキャラクター相手に1人でプレイするゲームで,キャラクターの行動は予測可能だった,しかし,現実の人間とプレイすると相手が期待通りに動かないことがその原因と指摘されている。
 あまり人気が出なかったが,その大きな理由の1つは,プレーヤーに対して自分のコンテンツを作成する機会を実際にはあまり与えなかったことらしい。 2008年4月,『EA Land』と改称。

 現実逃避の道具としての素晴らしい効用を,Be Somebody. Else.(誰かになろう。自分以外に)と,適確に表現している。 プレイヤーたちはゲームの「家族のアルバム」機能を使い,さまざまな方法で自分を表現している。 これは,プレイヤーが『ザ・シムズ』での生活の大切な瞬間を写真に記録し,収集して,公開するための道具として考えられた。 開発者は,演出されたシーンのスナップ写真を何十枚も作成して,込み入った筋書きを持ち,いくつものエピソードが盛り込まれた作品を作り上げるなどとは想像していなかった。 『ザ・シムズ』が市場に出て6ヵ月ほど経ったとき,突然,物語志向の最初のアルバムが登場。 当初はいつもスーパーヒーローとして活躍する話ばかりだったが,すぐバリエーションが豊富になり,深みのある人物や複数のエピソードが登場するようになった。  ただし,仮想現実であるため,反社会的な行動を助長する場ともなりつつある。 法に反する行為へと通じる道にたまらない魅力を見出すらしい。 しかし,ほかのオンラインゲームに比べると,女性が多く,あらゆる年齢層の人々が参加し,プレイヤーが建設に目を向けている,ため,問題は(まだ)少ないらしい。


レッド・リンク
 ザ・シムズで,プレイヤーに何人敵がいるかを他のプレイヤーにに示す,罰点の一種。 griefer は手下となるプレイヤーを集め標的の相手に,これをいくつも負わせてしまう。



Slice City スライス・シティ

 1人のファンが開発した,ザ・シムズのキャラクターがゲームの世界で『シムシティ』をプレイできるというプラグイン。 『シムスライス』サイトが提供している。 シムシティ同様,細かい部分まで気を配ることが成功や報酬につながり,不注意な行動が惨事を招く。
サイト:
http://www.simslice.com/index.htm



戻る 英語『W』最初のメニュー