Microsoft Windows NT Operating System(Windows NT)
NT は,New Technology の略で,Microsoft 社が開発した,完全 32 bit マルチタスクの OS。
カーネルが同じで,チューニングが異なる製品が発売されている。
開発当初は,x86系,PowerPC,MIPS,Alpha などで稼働するはずだったが,
関心が非常に低かったため稼働できる CPU の種類が次第に減り,現在は x86系だけになっている。
製品としては Server,Workstation,Enterprise などカーネルが同じで,チューニングが異なる製品が発売されている。
Workstation でも簡単なサーバー機能はあるが,本格的な使用には Server 版以上が望ましい。
同社は,ネットワーク,ビジネス,エンタープライズ向けのウィンドウズと言っているが,
実はマイクロソフト製 VMS と言われている。
その証拠は VMS の各文字を一つシフトすると,WNT となることである。
Windows NT 3.1/4.0 は各々 Windows 3.1/95 と似るが,全く異なる OS で,Windows 3.1/95 に比べると堅牢で,ダウンしにくいのが特徴。
ネットワークやセキュリティ機能が充実しているので,ビジネスで使われる事が多い。
反面,快適に使うためには一般の Windows 95 対応パソコンより高性能なパソコンが必要,マルチメディア関係の機能が弱い,などの欠点がある。
Windows NT 系列で 2000 と NT 4.0 では,基本構造が大きく異なっているらしい。
2003年2月の時点で,国内の Windows NT Server はインストールベースで95万台と推定されている。
ニムダで Windows NT の起動プログラムを入れ替えられるという脆弱性が実証されたらしい。
Windows Terminal Edition
Windows NT のひとつのバージョン,開発コードは『Hydra』(ハイドラ)。
機能が限定された Thin Client(非常に軽量・簡素なクライアントマシン)を利用し,
TCO を低減させたシステムを構築するための Windows NT システム。
Windows NT 4.0 に対応し,Windows 2000,Win. XP には元からこの機能がある。
Windows NT option pack
IIS や Active Server Pages など,Windows NT のシステムに追加する無償配布の各種サービスパッケージを,
インストールや管理がしやすいように単一の配布パッケージにまとめたもの。
これが幾つかたまると,サービスパックが出る。
Windows NT Service Pack
機能改良やバグフィックスの目的で Microsoft が Internet などで公開する,
Windows NT のアップデートファイル群の名称。
最近は雑誌の付録の CD にも収録されている。
Service Pack 1,Service Pack 2 というように新しいパッケージには順次シーケンシャル番号が付けられる。
バグフィックスの事もあり,最新のパッケージを当てることが望ましい。
Windws NT の起動
ブートセクターにあるプログラムが起動すると OS を選択するメニューを表示する。
Windws NT が選択されると,マイクロカーネルが読み込まれ,これがさらにドライバーなどを読み込む。
Windows NT Server
Windows NT のサーバー版。
マイクロソフト社は,UNIX に匹敵するマルチタスク機能があり,
一言で言えば多目的サーバーであると言っている。
そのため,同じ GUI で複数のサービスの設定が簡単にできるのがメリットである。
なお,クライアント数は,後日,ライセンスの購入で追加できる。
Windows NT 3.1
1994年発売の最初の NT 系列。
Windows 3.1 と同じユーザーインターフェイスを採用している。
アーキテクチャ的には VMS + Mach + Windows。
プログラムから見た API は Windows に近い。
| 製品名 | CPU 数 | RAID |
| Workstation | 2 | なし |
| Server | 4 | なし |
| Advanced Server | ? | なし |
Windows NT Advanced Server 3.1
1993年リリース。
対応 CPU 数は OEM による。
Microsoft Distributed File System(DFS)
Microsoft 社が開発した Windows NT 5.0(以降)の拡張機能。
複数のファイルサーバーに分散している共有フォルダを,ひとつのツリーの下にあるようにみせる機能。
Microsoft Systems Management Server(SMS)
Microsoft 社が開発した Windows NT Server 用のネットワーク管理サーバー,またはそのソフト。
この SMS により,ソフトウェアのインストール,ユーザーサポート(クライアントマシンのトラブルシュートなど),
ネットワークでの遠隔操作,資源管理(クライアントシステムで使用されている IRQ などの掌握)などをサーバマシンから集中的に行うことが可能になる。
New Technology File System(NTFS)
Microsoft 社が開発し,Windows NT に実装している,NT 独自のファイルシステム。
セキュリティや長い名前をサポートし性能向上のための,
スケジューリングと,信頼向上のための即時書き込みを両立させている。
ファイルやフォルダのアクセス権や所有権,ユーザごとの容量制限も可能。
またファイルに対するアクセスのログを取ることで,
不正なアクセスを防いだり,トラブル発生時には自動修復できるなどの機能も備えている。
さらにファイルを保存するだけで自動的に圧縮したり暗号化することもできる。
つまり,大切なファイルを他人に見られないようにしたり,特定のメンバーだけアクセスさせることが可能。
サイト:NTFS-3G
Macintosh ボリューム
Windows NT と Macintosh の間でディスクを共有するために作成される仮想的なハードディスク。
Mac が Win. NT のハードディスクを利用するのが目的と言っても良い。
Win. NT がインストールされたマシンでこれを作成しネットワークに公開すると,
Macintosh ユーザーはこのディレクトリを使用できる。
Cluster Server
Windows NT でクラスタリングを実現するソフト。
開発コードは Wolfpack。
Windows ネットワーク上で,ファイル共有や Web サイトの運営で使用される SMB プロトコルや IP プロトコルでサーバに
接続しているクライアントソフトウェアに対して,
透過的にクラスタリングサービスを提供する。
ただし,負荷分散はできない。
Windows On Win32(WOW)
Windows NT において従来の 16 bit の Windows 3.1 互換環境(Win 16 API セット)をサポートするための機構(サブシステム)。
Windows NT ではサブシステムという概念で各種サービスを実装しているが,
従来の 16 bit Windows 環境を実現するために Windows NT の仮想 DOS マシン上に構築された,
16 bit Windows 3.x 互換環境のこと。
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