Windows 95 正式名称 Windows 4.00.950,開発コード『Chicago』
1995年8月にアメリカで,同年11月23日に日本語版が発売された Windows 3.1の後継 OS。
Win 3.1 より高度な GUI と,プリエンプティブなマルチタスクを実現した(当時としては)高性能な OS で,
マイクロソフトで最も成功を収めた OS の1つ。
今まで別製品であった MS-DOS と Windows が統合され,グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)も,今日の Windows PC の環境に近いベースデザインが採用された。
何年にもわたりマイクロソフトの売上と利益増加に大きく貢献。
何百万人もの利用者が,これをきっかけにコンピューターを使い始めた。
1996年9月の段階で世界中で発売されるパソコンの8割強に搭載。
発売当初世界中で一番売れたのは新しい物好きの日本であった。
ただし,それまでの PC9801 が買い換えの時期に来ていたことも挙げられる。
かたや,アメリカのビジネスユーザーは,メモリーとディスク容量を大食いする 95 を敬遠し,
依然として DOS や Windows3.1 を使い続けた。
Windows 95 は以前に発売されていた Windows 3.1 にくらべ GUI が改善され,Apple 社の Mac により近くなった。
しかし,その実体は MS-DOS 6.3 と Windows 4.0 が一体となったものだと噂されており(注1),
見かけは大きく変わったが,内部は WFW とあまり変わっていない。
またシステムを構成するモジュールが 32 Bit より 16 Bit のほうが多いため 20 Bit OS とも,ゲーム OS とも評されている。
発売当初は,まことに不思議なことだが,新たに Windows 95 をインストールするより,
Windows 3.1 のバージョンアップとして Windows 95 をインストールするほうが安定性が高いという確固たる噂もあった。
また今回から導入された Plug & Play 機能が不安定な事があり,これでは Plug & Pray だとも言われている(1996年10月11日)。
発売直後にこれを導入した企業数社がその不安定さにたまりかねて,Windows 3.1 に戻っている。
公表されてはいないが Windows 95 にはいくつかのバージョンがある。
このバージョンアップは何の公表もせずに行われ,その結果以前よりは安定したが,Plug & Play 機能の範囲はかなり狭まっている。
また,リソースが減少すると OS の動作が不安定になりがちで,リソースを解放するためにときおり OS を再起動する必要がある。
注1)Windows 95 のバージョン情報を見るとWindows 4.0 と表示される。
1995年の夏,世界中で熱狂的なマーケティングを展開し,ローリングストーンズの荒々しい『Start Me Up』が流れるテレビ CM が電波を占領した。
発売の日,ゴルフシャツを着た同社の社員部隊が世界中で,真夜中に列を作ったコンピューター・ファンにソフトを配布した。
ある程度まで前評判に応えるだけの性能を発揮し,ユーザーのインターネット体験を向上させた。
さらに比較的短期間のうちに,企業向けコンピューター分野で標準的な OS になった。
Windows 95 はそれまでの OS に比べると,技術的な性能と安定性の面で画期的な進歩を遂げ,文化現象になるほどのブームを引き起こした。
Windows 95 の終焉
その後,登場した多くの新しい機器で使用できないため,そしてマイクロソフトは財務上の理由で,顧客に Windows 2000 にアップグレードすることを望むため製造・サポートが打ち切られた。
この OS を組み込むライセンスは2000年12月31日で切れた。
2001年12月31日以降はバグフィックスも提供されない。
1999年リリースされた Windows 2000 は,Windows 95 を置きかえる最良の企業向け OS として設計されたが導入は期待されたほど進んでいない。
マイクロソフトはそれを促進するために,Office 10 は Windows 95 の上では動かないようにしたとも言われる。
Windows 98/Me などの後継 OS は,Windows 95 ほどの大きなインパクトを持っていない。
それは,Windows 95 とWindows 98,そして Windows 98 と Window Me の間には,それほど大きな違いはないからである。
それは,マイクロソフトの最近のぱっとしない評判を生み出した。
2002年12月31日で有償サポートを含めたサポートが終了。
技術情報の提供は,提供終了期日が過ぎているが,アクセスがあるとして継続している。
Microsoft Plus!
Microsoft 社が Windows 95 の発表と同時に出荷した、Windows 95 のアドインソフトウェアパッケージ。
実は最初のサービスパックとも言われている。
サービスパック1(OSR1)
1995年末に Windows 95 が発売後の改良,バグフィックスがなされたなどの改良点をまとめたもの。
これを当てるとシステムのバージョンが『4.00.950』から『4.00.950a』に変わる。
Windows 95 OEM Service Release 2(Windows 95 OSR2,OSR 2) 開発コード『Detroit』
いくつかの機能拡張やデバッグを行った Windows 95 のアップデートバージョン。
1996年末ごろ発売で,システムのバージョンは『4.00.950b』と表示される。
いくつかの機能拡張やデバックがなされ,
追加された機能のひとつに FAT 32があり,これで大容量のハードディスクが利用可能となった。
USB や IEEE1394 に対応。
OSR2 は Service Pack などのアップデートモジュールセットとは異なり,
Windows 95 のフルセットのソフトウェアが収録されている。
メーカーから出荷されるマシンにプレインストールの状態で販売されており,
OS 単体では発売されなかった。
OSR 2.5
Windows 95 の最終バージョンとされている。下記 IE 4.0 参照のこと。
システムのバージョンは『4.00.950c』となる。
Internet Explorer 4.0
注意
Windows 95 の後期バージョンには IE 4.0 が自動的にインストールされるものがある。
この上に IE 4.01 のアップデートを行うと、Windows 95 の上書きインストールができなくなる。
したい場合は、IE 4.01 を削除してから行う事。
Windows 95 のパフォーマンス
ディスクパフォーマンスは Windows 3.1 や DOS に比べ2倍以上に向上した。
ネットワークや WFW,LAN Maneger に比べるとかなり向上している。
マルチメディア系描画も向上したが,GDI の描画はさほど変わっていない。
インテル系 X86 CPU では,32ビットコードのプログラムは16ビットコードの
それの約1.5倍のサイズになり,ワークエリアも大きくなる。
その為大量のメモリーが消費されるので,32MB 以上が望ましい。
上記の理由からメモリーの節約のため Windows 95 のプログラムは多くは
16Bit コードで記述されており,特に GDI や User といった OS の基本部分は16ビットコードである。
USER32.DLL,GDI32.DLL はほとんど利用されず,その内部から 16bit の USER.EXE,GDI.EXE を呼び出して処理している。
これらのモジュールはアプリケーション(32ビットコード)から32ビットAPI を通して呼び出され,
内部でサンクレイアーと呼ばれる境界を介して16ビット呼び出しへと変換される。
(従って PentiumPro の真価は発揮できなかった。)
この呼び出し,32 bit → 16 bit の変換に時間がかかるためパフォーマンスが低下する。
しかし Win. 3.1 で使われていた Win 16 アプリがすべて使え,また新しい Win 32 アプリに対応できた。
これらは,32ビットにしてもパフォーマンスが大きく向上しない部分であり,
逆にファイルシステムやネットワークは32ビット化により大きく向上している。
ファイルシステムは,ロングファイルネームをサポートする『VFAT』と動的にキャッシュメモリーを最適化する『VCACHE』を持ち,
従来の FAT システムを互換性を持ちながら高速化している。
また CDFS ドライバーは CR-ROM に最適化したキャッシュシステムを提供している。
ネットワークでは,WFW や LAN Manager の16ビット NDIS ドライバーにかわり
32ビット NDIS になり,IFS マネージャーの機能も強化され複数のネットワーク
ファイルシステムにアクセスできるようになった。
以上からすると Microsoft 社の方針は,先進的な OS を作るのではなく,
多くのユーザーのマシンに導入されることを目指したと思われる。
Windows 95 に残る16ビットコードが問題になるのは,
複数のアプリケーションが同時に同じ16ビットコードを呼び出した場合である。
16ビットコードはシングルタスクなので,これを順に一つずつ処理している。
数が多い場合には待ち時間が長くなる。
GDI はアプリケーションから32ビットの値を指定できないように制限されている。
でないと内部で16ビットに変換できないからである。
なお,DLL は,どのアプリケーションでも共通で使用する領域にロードされるため,
どのアプリケーションからも同じアドレスにあるように見える。
これは,Windows 95/98/Me で共通である。
Windows 95 の MSDOS.SYS
Windows 95 のショートカット
Windows 95 のスタートメニュー
Windos 95 でパスワードを再設定する
Windows 95 へのネットワーク組み込み。
ネットワークボードを取り付け,必要なドライバーを組み込む。
コントロールパネルのネットワークを開く。
追加をクリック。
クライアントを選択し,追加をクリック。
製造元 Microsoft をクリック,NetWare ネットワーククライアントを選択,
OK をクリック。
Plug&Play でないアダプタの場合は,これを組み込む。
(メーカーから必要なドライバーが入ったディスクが供給されているはず)
プロトコルをを選択し,追加をクリック。
・NetWare の場合は Microsoft 社の IPX/SPX 互換プロトコルを選択。
組み込まれたプロトコルを選択し,そのプロバティを選択。
NetBIOS を選択し,IPX/SPX 上でNetBIOS を使うのセット。
ウィンドウを閉じた時点で,Windows 95 の CD-ROM が要求される。
必要なファイルが読み込まれ,再起動を選択して終了。
Pray しながら,起動を待つ。
Windows 95 が次第に遅くなる
・新しくアプリケーションをインストールしていませんか?。
・フリーズし、ctrl+Alt+Del でリセットしたことがありませんか。
・上記により Win.95 のスピードが低下するらしいです。
・対策は Win.95 を再インストールするしか方法はないらしいです。
システムリソースの競合を回避できない
Plug&Play に対応していない ISA カードならば、必要なリソース(IRQ、I/Oアドレス)を確認し、
カードのジャンパなどで設定する。
Windows 95 のシステムのプロバイディ、デバイスマネージャのリソース
から、ハードウェア側で設定した値にリソース値を直す。
Plug&Play に対応した PCI や ISA カードをすべて取り外した上で、
Plug&Play に対応していない IAS カードを先に認識され、
そのあとから Plug&Play に対応した機器を追加してみる。
・するべきことを、した後に Plug & Pray
Windows 95 での不正処理の対策 順不同です
1)増設されたメモリーを抜く
同一メーカーでない場合はメモリー同士の相性が合わない事がある。
その場合 CPU を交換すれば治ることがある。
2)Windows のバージョンアップ
3)アプリケーションが32Bit コードか
4)16Bit アプリケーションがないか
config.sys を削除してみる。
EMM386.SYS があった場合,16 Bit で動いている可能性がある。
5)ネットワーク
不要なプロトコルが入っていないか。
共有ドライブが設定されていないか。
されているなら,そのドライブにエクセル,etc がインストールされていないか。
Windows 95 のロゴマーク取得条件
アプリケーション
Win32 API の実行形式であること。
UI/Shell サポートが必要。
ファイルの種類ごと,またはアプリケーション自身に16×16,32×32のアイコンを登録すること。
User Interface Design Guide Ver. 4.0 に記述されている Chicago ルックを使用する。
ダイアログ類とコントロール類にはシステム供給の各色とメトリックスを採用すること。
コンテキストメニューにはマウスの右ボタンのクリックを使用することを推奨。
Chicago アプリケーションセットアップガイドラインに従うこと。
Windows NT3.5 上で正常に動作すること。
ロングファイル名を使用できるようにすること。
Plug and Play のイベント認識機能を推奨。
ファイルベースのアプリケーション
UNC(統一命令規約)のパス名に従うこと。
OLE 2.0 のコンテナおよびオブジェクトのサポートを設けてあること。
OLE 2.0 のドラッグ&ドロップのサポートを設けてあること。
Windows 95 の起動
ブートセクターにあるプログラムは IO.SYS をメモリーに読み込み,
IO.SYS が WIN.COM を読み込み,この中で CPU が 32 Bit モードに切り替えられる。
その後に VMM32.VXD,デバイスドライバーを読み込んだ後で,
カーネル,ユーザーなどのモジュールが読み込まれる。
Windows 95 でのアンインストール Windows 98,NT 4.0 も同様
Windows 95 以降の場合は,『スタート』→『プログラム』で削除したいプログラムのフォルダを選ぶ,
そこに『アンインストール』とか『削除』という項目があれば,それを選択すればアンインストールできる。
またインストール用の FD や CD-ROM にアンインストールの項目がある場合もある。
上記が選べない場合は,OS のアンインストール機能を利用する。
『スタート』→『設定』→『コントロールパネル』で『アプリケーションの追加と削除』をクリック(起動)する。
インストールされたソフトで,自動的に削除可能なもののリストが表示されるので,その中にあれば選択し,
『削除』ボタンを押すとアンインストールできる。
削除を考慮してないソフトは,それをインストールしたディレクトリーごと削除するのが簡単である。
このほかの手段として、市販のアンインストールソフト(アンインストーラー)を使う方法がある。
増設したハードウェアが動かない
・Windows 95 のハードウェアウィザードで認識するか。
・デバイスドライバは正しいものを使用しているか。
・IRQ や I/O アドレス,DMA などのシステムリソースは競合していないか。
・システムのプロパティ,デバイスマネージャに『!』や『×』がついていないか。
・手作業で組み込めるか。
戻る 英語『W』,最初のメニュー