venturer capital ベンチャーキャピタル
2003年8月になり,投資額が増加するなど回復の兆しが出てきた。
ベンチャーキャピタリストによるブレックファースト・ミーティングの予約が増加している。
ただし,投資家による事業モデルのチェックは厳しい。
多くの個人投資家(エンジェル)は,まだ事業を始めて間もない企業(シード期)に対し,規模を抑えた投資(数十万から百万ドル)を行なう方法を好んでいる。
通常,事業を始めて間もない企業は,高いリスクをものともしない投資家を引きつける。
こうした企業の事業は失敗する可能性が高くなるが,その分,成功したときの見返りは大きい。
2006年の時点では,4〜6年の期間に少なくとも融資額の10倍の利益を出す企業を探している。
ただし,融資額が少ないほど,成功と判断されるためのハードルも低くなる。
2007年2月現在,中国市場に投資している金額は総額で約10億ドル(アジア向けの資金の約48%)。
投資するの基準として,『急成長のセグメント,良い経営陣,何らかの技術を持っていること』という基本的な3点に加え,中国ならではの注意点として,GAAP(公正かつ妥当と認められる会計原則)をきちんと見ること,経営者が信用に足る人物か否か,外資の資本への制限があることや,政府の監視の目が厳しい点,などが挙げられている。
venturer capitalist(VC) ベンチャーキャピタリスト
アメリカでのベンチャー企業に対する投資家,または投資の仲介人。
アメリカの企業はその余剰金を,裕福な個人はその資産を VC を通して新興企業に投資している。
また個人や企業が自分で VC を作る場合も多く,
そこには“起業ビジネス市場”とでもいうものが出来上がり,
そこでの VC の役割は,いわば株式市場における証券会社のようなものである。
彼らは可能性があると膨大な投資を行い,そのうち一握りの企業は大成功を収める。
残りの大多数は初期に与えられた過大な評価に応えることができず消え去る。
最後にはほんの数社の企業の独自技術が勝って,それが業界の標準となる。
普通は企業の立ち上げのときに数百万ドル出し,
それから半年くらいして,新興企業が約束の売上などを達成していれば,
もう数百万ドル出すという形で出資する。
そのため,ドットコム株が軒並み高値をつけていた1999年の秋にビジネスを始めた多くの新興企業が,
2000年4,5月に最初の成績評価を受ける時期を迎え,“落第”した者が追加資金をもらえずに倒産などに追い込まれた。
株式市場と同様,VC も投資家たちの意向に流されやすく,
また,ハイテクやインターネットの動向に特に詳しいわけではない。
もともと VC はハイリスクハイリターンを追っていたが,
ドットコムブームにより,その振幅がはるかに大きくなった。
そこで VC はリスクヘッジのために,より多くの企業に資金をばらまき,より早い回収を図るようになった。
そのために,新興企業も早いビジネススピードを求められるようになり,
めまぐるしいネットタイムが生まれた。
BayStar Capital ベイスター・キャピタル社
株式非公開のエクイティー・ファンド,本社カリフォルニア Larkspur。
大口の投資家としてはバルカン・キャピタル社(ポール・アレン氏の投資会社)を抱えている。
サイト:http://www.baystarcapital.com
DCM
1996年に創業した米国シリコンバレーに本拠地を置くベンチャーキャピタル。
運用資金は総額2000億円以上で,Foundry Networks や About.com,日本国内ではカブドットコム証券やオールアバウト,アドウェイズなどに投資している。
中国では人材サービスの 51job や画像処理半導体の中星微電子(Vimicro),半導体ファンドリーの中芯国際集成電路製造(SMIC)などに投資し,上場させた。
Kleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB) クライナーパーキンス・コーフィールド&バイヤーズ
シリコンバレーの由緒ある投資会社。
グーグルやアマゾン・ドットコムなどのベンチャー企業立ち上げにかかわったシリコンバレーでも有数のベンチャーキャピタル。
1982年に創業したサンの発足も支援した。
iPhone 関連の製品とサービスを対象とする1億ドルの基金『iFund』からすでに3000万ドルを複数の新興企業に出資している。
2005年1月18日,サン・マイクロシステムズ共同創設者のビル・ジョイ氏をパートナーとして迎えると発表。
経緯からジョイ氏との関係は長く,これまでもジョイ氏からアドバイスを受けることなどがあったという。
サイト:http://www.kpcb.com
2008年9月,iPhone に強い関心を持っている人々,特にモバイル業界の開発者向けのブログ『iFundVC』を開設。
2010年3月31日,2008年に設立した総額1億ドルの iPhone 開発者支援ファンド『iFund』の規模を,2倍の2億ドルに拡大すると発表。
Oak Pacific Interactive
2002年に設立されたベンチャーキャピタル。
中国の Web 2.0 関連企業に多く投資し,傘下にmop.comというソーシャルネットワーキングサービス(SNS)や,5q/xiaonei(2006年12月にサービス名を5Q校内網に変更)という大学生向け SNS などを傘下に持つ。
また,PtoP 技術を利用した動画共有サイトの uume.com や,IT 関連のブログサイトである donews.com なども手がけている。
ベンチャー企業向け市場
日本には,マザーズ,ナスダック・ジャパン,ジャスダックの3市場がある。
これらの競い合いで,会社設立から上場までの期間が約30年から約20年に短縮された。
東証マザーズ
1999年開設のベンチャー企業向けの市場,東京証券取引所。
上場企業は伸び悩んでいる。
企業数
2000年末 29
2001年末 36
2002年8月 36
ジャスダック証券取引所
証券業協会が開設するベンチャー企業向けの市場,以前の店頭市場が衣更えしたもの。
株式店頭市場を機械化している。
企業数
2000年末 886
2001年末 926
2002年8月 934
2007年3月29日,将来性のあるテクノロジーの開発やビジネスモデルを展開し,成長の可能性を有する企業を支援することを目的として,8月以降をめどに新たな市場を創設すると発表。
2007年5月25日,創設予定のテクノロジーに特化した新株式市場の名称を『NEO』と発表。
大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場
ナスダック・ジャパン社と大阪証券取引所が提携して2000年6月に取り引きを開始したベンチャー企業向けの市場。
ナスダック・ジャパン社が企画・システム開発を担当し,大阪証券取引所が運営している。
開設当初は上場が相次いだが,その後は IT バブルの崩壊で伸び悩んでいる。
2002年8月16日,ナスダック社の撤退が発表された。
今後は名称を変え存続する予定だが,ナスダックのブランドが消える。
9月30日,12月16日から名称を「ニッポン・ニュウー・マーケット・ヘラクレス」に変更すると発表。
企業数
2000年末 40
2001年末 82
2002年8月 98
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