Massachusetts Institute of Technology(MIT) マサチューセッツ工科大学
微分解析機が設置されたため,同大学の研究はアナログ型に向かい,デジタル型がおろそかになった。
完成した ENIAC をみて同大学最初のコンピューター,ファールウインドを制作した。
サイト:http://web.mit.edu
2002年10月第1週から OCW というサイトで講義資料の公開を開始した。
MIT といえども,実際の講義に出席せずに寮の自室で授業を聴きたがる学生の増加を抑えることはできなかった。
2003年5月23日,コンピューター科学研究所(LCS)と人工知能研究所(AIL)の合併を発表。
2006年12月13日,同大学の Senseable City Lab はキャンパス内にいる友人の行動を把握できるプログラム(iFIND)のベータ版を公開。
地図上にキャンパス内にいる友人の行動をリアルタイムでプロット表示することができる。
2008年7月8日,新技術による 25nm 半導体製造に成功したと発表。
干渉リソグラフィ(IL)技術を発展させた走査ビーム干渉リソグラフィ(SBIL)を用い,独自に開発した『nanoruler』ツールを使ってパターンを生成。
100MHzの音波を電子制御することで,レーザー光を回折,周波数偏移させ,パターン形成する。
2010年7月,音を感知したり,音を発生させたりできるプラスチック繊維を発表。
マイクで一般的に使われているプラスチックを使用し,分子の配列が不均衡になるよう調整することで圧電効果を持たせている。
ソルジャー・ナノテクノロジー研究所(ISN)
MIT の研究所。
2002年に米陸軍から5000万ドルの助成金を得て設立。
125名を超える所員を擁する。
テクノロジー・レビュー
MIT の雑誌,1999年から毎年『世界の若手技術者100人』を掲載している。
世界の若手技術者100人
1999年から行われている,革新的な業績を上げた若手を表彰する制度で,対象は35歳以下の研究者や起業家。コンピューター,ナノテクノロジー,バイオ・医療の3分野から選ばれる。
1999年には米リンスパイアCEOのマイケル・ロバートソン氏が,2002年には米グーグルの創業者二人が入選。
2004年は,NEC 基礎・環境研究所の山本剛氏(31歳,量子ビット論理回路の実現),バージニア工科大学のスリニディ・バラダラジャン助教授(31歳,ビッグマックを構築),ジョナサン・エイブラムズ氏(34歳,フレンドスターの創業者)などが名を連ねる。
ファブリケーション・ラボ(ファブ・ラボ)
MIT が設立した十代のための学習プログラム。
ノルウェーやガーナなど世界のあちこちに9ヵ所設立。
駆け出しの発明家には手の届かない,約2万5000ドルもするツール一式を揃え,無料で利用できる。
Jerk-O-Meter
MIT の研究者が携帯電話向けに開発中のソフト。
プログラムを使用している側をモニターし,発言のパターンや声のトーンを分析し,人が会話に引き込まれている度合いを 0〜100%の数字で算出する。
MIT Media Lab Europa(MLE) メディアラボ・ヨーロッパ
ダブリンにある MIT の研究所。
学んだり知識を得たりする最も優れた手段の1つとして,遊ぶことに注目している。
サイト:http://www.medialabeuropa.org
ハビタット
MLE の研究チームが研究中の,遠く離れた愛する人をもう少し身近に感じられる方法。
RFID とプロジェクターが接続されたコンピューターで,インターネットを通じて RFID タグのついた物体の画像をやりとりし,パートナーの行動を示す視覚的データをテーブルなどに投影する。
相手が今何をしているか,そしてたぶん,どんな感情を抱いているかまで感じとることができるらしい。
tunA
MLE がテスト中のソフト。
Wi-Fi で,近くにいるユーザーを探して相手のプレイリストをのぞいたり,相手が再生中の音楽をワイヤレス接続でいっしょに聴いたりできる。
名称は tune(楽曲)と ad hoc(その場かぎりの)から。
PDA と携帯電話に対応し,専用のハードウェアも用意される。
研究は,誰もが移動式ラジオ局になることは可能かということから始まった。
通信可能なエリア内の通信可能なエリア内のユーザーが,各自が選んだアバターの形で表示され,クリックすれば,そのユーザーが公開してもよいと考えている個人情報やメッセージが見られる。
Infinite Corridor インフィニット・コリドー(無限の廊下)
MIT 名物の総延長 251m の廊下。
縦横約 75×150cm のフラットパネル・ディスプレーを多数設置した,バーチャル水族館の開設が計画されている。
MIT OpenCourseWare(OCW) オープンコースウェア
MIT の講義資料を公開しているサイト。
2002年9月末から試験的な一般公開が始まり,2006-2007年度までに2000以上の講座の講義の草稿や課題,講義概要,指導書,ビデオ講義,図書リストを公開する。
これをパッケージにして販売することはできないが,他の教育機関や教師が使うことは可能。
(少なくとも)最初の分は,『力ずく』で資料が HTML 形式に移行されたが,これは OCW の技術プラットフォームをまだ決定していないためらしい。
そして,教科内容をオンラインに公開するだけでも技術教育になったらしい。
10月11日までに13万人以上が訪問した。
サイト:http://web.mit.edu/ocwz
DSpace
2002年11月4日に公開された MIT の電子アーカイブ・システム,研究機関が手がけた膨大な知的財産を扱う,集中的な電子レポジトリ。
蔵書や研究データを保存するための,堅牢なソフトウェアプラットフォームが必要だという MIT の判断を背景に,
2001年ころから,MIT と HP が共同で開発を開始し,2002年に共同開発したオープンソースのデジタルアーカイビングシステム。
MIT の各研究所が生み出す知的財産を,管理する貯蔵庫の役割を果たす。
データの保存には非プロプライエタリなフォーマットを使用し,研究者は今後数十年にわたり,インターネット経由でどこからでもアーカイブにアクセスできる。
オープンソース方式の情報蓄積と検索のシステムで,最終的に1PByte 以上のデータを取り扱えるようになる見込み。
さらに,これを利用して,ケンブリッジ大学とコーネル大学の各図書館とリンクさせるネットワーク構築が検討されている。
2007年7月までに200以上のプロジェクトで採用。
2007年7月17日,HP と MIT は非営利団体『DSpace Foundation』の設立を発表。
PHANToM ファントム
1990年代初めに MIT の A.I. Lab が開発した『触覚フィードバック機能』を持つ入力デバイスで,すでに製品化されている。
Resin
MIT の研究者が2009年10月8日に発表した,Web サイト攻撃に利用されるセキュリティホールを自動的にふさいでくれるツール。
特定機能のコードのまとまりではなく,特定データのまとまりに着目してセキュリティ診断を行うもので,Python と PHP で書かれた12種類のアプリケーションで使えるようにして実験したところ,既知のセキュリティホールを突いた攻撃だけでなく,研究チームが独自に開発した攻撃もかわすことができたらしい。
RoboTuna ロボ・ツナ
MIT の海洋工学部が1993年以前から研究しているロボットのマグロ。
スパンデックスという伸縮性のある合成繊維の皮で覆われ,本物の魚と同じ流体力学によって推進力を生み出す。
DARPA と米海軍研究局から研究資金を得ている。
コンピューター科学・人工知能新研究所(NLCSAI)
MIT のコンピューター科学研究所と人工知能研究所の合併機関。
コンピューター科学と人工知能との境目がここ数年で曖昧になってきたため合併し,学生・研究者・スタッフ総勢750名を擁する世界最大級の研究機関となった。
合併に伴う問題は,AIL のファイルシステムとメールサーバーは中央集中型で,LCS では個々の研究グループが独自にコンピューティング利用を管理している,合併後の管理権限,など些細なものらしい。
人工知能研究所(AIL)
画像誘導手術向けの新技術の先駆者で,ホワイトハウスの IT 化に協力し,細胞内で機能するナノロボットや行動型ロボットの開発も手がけてきた。
サイト:http://www.ai.mit.edu
コンピューター科学研究所(LCS)
研究者や卒業生たちは,アーパネットやインターネット,イーサネット,ワールド・ワイド・ウェブなど,数多くの技術開発に携わってきた。
研究者たちが設立した企業は,3COM,Lotus Development,Akamai Technology など約50社を数える。
サイト:http://www.lcs.mit.edu
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