アメリカ軍
アフガニスタンで展開する軍事作戦がオンライン化され,Tactical Web Page(戦術ウェブページ)を通して指揮されている。
これが実際の軍事行動に使用されるのは初めて。
Phraselator に加え,アラビア語に加えクルド語とペルシャ語の自動通訳機能を開発している。
またブリーフケース程度の大きさの書類スキャナー兼翻訳機を1500台購入した。
アフガニスタンにおける軍事行動では,湾岸戦争の『砂漠の嵐作戦』の時と比べ兵力は10分の1なのに,10倍の帯域幅を利用。
ビデオのストリーミングのほか,『パワーポイント』のプレゼンテーションを好んで用いたことが挙げられる。
たとえば,特殊部隊が山頂で銃撃戦を繰り広げるなか,そのリアルタイムのデジタル画像を,無人偵察機『プレデター』がフロリダ州タンパの軍の上層部に送っていた。
2003年には,海外に駐留しているごく普通のアメリカ軍兵士がアクセスできるネットワーク帯域幅は,湾岸戦争当時の平均的な兵士に比べ数百倍にもなっている。
しかし,これほど帯域幅が拡大しているにもかかわらず,米軍は現在,深刻な帯域幅不足に直面しており,艦船を派遣できる地域,無人偵察機を飛ばせる時期,艦船の乗組員や兵士が受け取れるメッセージの種類などが制約を受けている。
帯域幅の制約のため,全部で6機ほどのプレデターのうち,1度に2機までしか飛ばせなかったという話もある。
通信システムを,ボーイング社が主導する防衛関係の企業がチームを組んで開発に取り組んでいる『共同戦術無線システム(JTRS)』というソフトウェアをベースにしたパッケージに更新する計画。
これは,音声・データ・画像をすべて扱え,2005年までに完成の予定。
サイト:http://www.army.mil
アメリカ陸軍はアフガニスタンに駐屯するスコーピオンという兵士によるウェブログを入隊勧誘用に開設している。
同氏は America's Army の制作に貢献した。
アメリカ陸軍ではパナソニック・タフブックが支給されている。
対イラク戦に備えて大量の装備を中東に輸送したが,マッキントッシュ・コンピューターは1台(チタニウム・パワーブック G4)だけらしい。
米陸軍 IT 部門の合い言葉は「われわれは変化を恐れる」と揶揄されている。
陸軍の PR や訓練用にゲームを作り公開している,2003年中に分隊長クラスを対象に実戦の作戦行動を訓練する目的でもビデオゲームを導入する。
さらに Full Spectrum Warrior というタイトルで一般向けにも発売され,2004年には Xbox 版がリリースされる。
2004年12月17日,IBM,ピュアエッジ,サイラニス・テクノロジーに書類手続きの電子化に関する契約を発注。
ピュアエッジが開発した XML ベースの電子フォーム,IBM のコンテンツ管理技術,サイラニスのデジタル署名技術で構成される新インフラを構築する。
2007年12月20日,iRobot と2億8,600万ドルの契約を締結したと発表。
5年間で最大3,000体の軍用ロボットを発注でき,交換部品の確保,トレーニング,修理などの各種サービスを受ける。
2009年11月13日,ダラスにある陸軍工兵司令部南西部師団で,ハード ディスク ドライブ (HDD) が盗難または紛失により所在不明になっており,これにより6万人以上の兵士や文官の氏名および社会保障番号が漏えいしているおそれがあることを認めた。
HDD に保存していたデータの大半は,2008年度 (9月締め) の一等軍曹および曹長昇格/選出委員会で検討対象となった兵士のデータ。
ほか,2007年度に大佐昇格候補者だった人員や2009年度に中佐昇格候補者となった人員に関する情報も含まれている。
TACOM
アメリカ陸軍の戦車・車両研究開発部門。
弾薬,食糧,装備を戦場に運べる大型のロボット犬のプロトタイプを作る計画を進めている。
Engineer Research and Development Center(ERDC)
Institute for creative technologies(ICT)
下記のような米国の姿勢を伝え世論形成を図る目的の軍のウェブサイトが運営されている。
Southeast European Times サウスイースト・ヨーロピアン・タイムズ
バルカン諸国向けウェブサイト,サイト内のただし書きのページには『米国欧州司令部の後援を得ている』と記されている。
1999年にユーゴスラビア連邦共和国のスロボダン・ミロシェビッチ大統領を相手に米国が行なった空爆から生まれた。
米国政府は,セルビアがプロパガンダの目的でインターネットを効果的に利用していると考え,これに議論で対抗することを目指してサウスイースト・ヨーロピアン・タイムズを開設した。
サイト:http://www.balkantimes.com
Magharebia マガレビア
北アフリカ向けのウェブサイト,対象地域は,アルジェリア,リビア,モーリタニア,モロッコ,チュニジアにまたがるマグレブ[アフリカ北西部]地域。
2004年10月に開設された。
サイト:http://www.magharebia.com
Phraselator フレーズレーター
Joint Fires and Effect Training System(JFETS) 合同火器効果訓練システム
アメリカ陸軍の実戦訓練シュミレーター。
戦場において砲兵,航空支援,その他の兵器間でうまく連携をとる訓練を行うことが目的。
1999年に開発を開始,2003年9月に公開。
Urban Terrain Module 都市環境モジュール
市街戦を本格的に体感できるように作られた虚構のセット,またはそれを含むシステム。
Open Terrain Module オープン地形モジュール
床一面に砂が敷き詰められたこの部屋には,大型軍用車『ハンビー』が特大の映画スクリーンに向かって停まり,ハンビーに乗った兵士たちは,コンピューターで作成された砂漠の光景と向かい合う。
America's Army
アメリカ陸軍の公式ゲーム,Operations と Soldiers から成る。
陸軍みずから開発制作,製作費用 700万ドル。
2002年7月4日の公開以来,80万人以上がユーザー登録。
2003年10月までに約150万人のオンライン登録ユーザーを獲得し,ヒットを続けている。
ゲームがあまりにも清潔なことが不満らしい。
このゲームの 3D 環境は軍事訓練の新たな道を切り開いた。
シークレットサービス局員の訓練にはホワイトハウスのバーチャル・シミュレーションとして,特殊部隊はサンディア国立研究所の研究プロジェクトを通じて,原住民文化への適応の訓練と指導者との交渉を実践している。
サイト:http://www.americasarmy.com
America's Army: Operations(AA:O)
2002年7月4日リリース。
海軍大学院と民間のゲーム制作会社が中心となって作られ,対応 OS は Windows,容量 220MB。
1人称でプレイするアクション・ゲームで,ジョージア州フォートベニングで基礎訓練を受け,チーム単位での実戦任務に参加する。
America's Army: Soldiers
上記の姉妹偏,1人の兵士が昇進を目指す(RPG)ゲーム。
C Force
兵士の訓練および一般の娯楽用のゲームで,日常的な陸軍の責務である,救助隊員の援護,大使館警備,路上の歩哨などを行う。
Guard Force ガード・フォース
陸軍州兵部隊が米ライバル・インタラクティブ社(バージニア州アレクサンドリア)と共同開発したゲーム。
陸軍州兵部隊に入隊するとスリルにあふれた体験ができるとアピールするコマーシャルの合間に,洪水の被害者を屋根から救出したり,雪に埋もれた基地を守ったり,ヘリコプターや戦車で雪崩に遭ったスキーヤーたちを救助する。
America's Army Government Appplication
米空軍
2010年2月,200万ドルで約500テラフロップスのスーパー コンピュータを開発していることが明らかになった。
ソニーの家庭用ゲーム機 PlayStation 3 を利用するもので,ニューヨーク州ローマにある米空軍研究所 (AFRL) では,すでに336台の PS3 を使用してクラスタを開発しており,6月までにさらに1700台を追加してこれを強化する計画。
North American Aerospace Defense Command(NORAD) 北米航空宇宙防衛司令部
北アメリカに対する,航空機,ロケットによる攻撃を防衛する司令部。
コロラド州シャイアンマウンテン空軍基地の空軍スペースコマンド第1宇宙管制中隊(1SPCS)は,宇宙船や人工衛星などの残がいを探知,追跡して,その位置をデータベース化する部門。
1957年のスプートニク打ち上げ以降,野球ボール大の残がいから宇宙ステーション『ミール』まで,すでに落下して燃え尽きたものを含めて26,000以上の人造物を,同システムでカタログ化。
毎日,30万を超える観察結果を集計して,軌道上にある1万超の物体のデータベースを維持している。
システムは,SGI のオリジン3000サーバー,高速ファイバーチャネル SAN,共有ファイルシステム CXFS。
NORAD Tracks Santa
NORAD のサンタ追跡の専用サイト。
2002年は11月26日にオープン,12月24日AM5:00(アメリカ東部時間)からサンタの探索・追跡を開始し,25日午前3時半までサンタの動きと映像を配信する。
赤鼻のトナカイ『ルドルフ』の鼻の熱源を目標に,衛星・47ヵ所のレーダーサイトを駆使して追跡するらしい。
2003年は12月11日開設。
1955年,地元紙のサンタ・ホットラインに,中央防衛空軍基地(CONAD,NORAD の前身)ホットラインが誤って掲載され,子どもの電話を受けた司令官が機転をきかせて「サンタは北極点から南に向かったらしい」と答えたのがきっかけ。
それ以後,毎年サンタの追跡が行なわれ,1958年に設立された NORAD が後を引き継いだ。
運営は,AOL,Analytical Graphics などがサポートし,英語,フランス語,スペイン語,ポルトガル語,イタリア語,日本語の6ヵ国語版が用意されている。
また,United States Air Force Band(アメリカ合衆国空軍音楽隊)と Royal Canadian Artillery Band(ロイヤルカナダ砲兵隊バンド)によるクリスマスソングが聞けるコーナーもある。
サイト:http://www.noradsanta.org/
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