asynchronous(ASYNC) 非同期

 信号などが決まったタイミングでは発生しないこと。 シリアル通信での調歩同期,時分割によらない回線の多重化などに使う。


asynchronous design 非同期設計,非同期回路技術
 IC(LSI)を非同期で動かす技術。 非同期式回路は,同期クロックの代わりに回路ブロック毎にハンドシェイク(相互確認)を行いながら逐次演算処理を行うアーキテクチャ。 同期クロックがないことにより,動作していないときは電力を消費しないなど省電力性能が高い他,電磁放射も極めて少ない。 省電力や低ノイズを求められるアプリケーションには適している。
 ただし,ハンドシェイクを行うためオーバーヘッドが大きくなるので,ゲートレベルではありえないとされる。 Globally Asynchronous Locally Synchronous(GASL:大域的に非同期で,局所的に同期),短距離は同期して,長距離は非同期で通信するほうほうが検討されている。 これだと,一つのチップで,余裕を持って動いている回路は早く,ぎりぎりで動いている回路は遅くでき,全体的にパフォーマンスがアップする。 これを個別のチップレベルで,製造後にチップ一つ一つについてプログラマブルな遅延素子を調整する。 日本では産総研が割と早くから研究し,30もあるパラメタをうまく決める際に,遺伝的アルゴリズムを使うといいと言っている。



同期通信・非同期通信

 同期通信とは送信信号にタイミングを合わせる信号を入れ,送信側と受信側で同期をとりながらデータ転送を行なう通信。 電話などに代表されるような,発信したデータが直ちに相手に伝わる通信のこと。 通信するユーザー同士が同じ時間を共有するため,両者が同時にオンラインする必要がある。 データの再送が許容されないので,データの冗長化も必要。 一般に同期通信ではデータは1つずつではなく複数個が集まったフレーム単位で転送される。 そのため高速なデータ転送が可能であるが,同期通信を行なうためには双方で通信手順(プロトコル)を定める必要がある。
 これに対して非同期通信は,通信を行う両者がクロックのタイミングを予め一致させていなくてもよい通信のこと。 そのために,送信側はクロック成分を送信データと共に受信側に送っている。 送信するデータの前後に特別のビット(スタートビットデータの先頭につける,ストップビットをつけることもある)を挿入して送ることで, その立下りエッジからクロックを受信側が同期させることができる。 各データが独立して送られる。無手順垂れ流し方式と呼ぶこともある。 非同期通信では通信手順を定める必要がないので通信が容易。 しかし,データエラーに対する対策がないのが欠点である。

 従来のパソコン通信では非同期通信がー般的であったが,MNP モデムではモデムとパソコン間は非同期方式で, モデム間は同期通信を行なうことによってデータエラーのない通信を実現している。



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