Texas Instruments Inc.(TI) テキサスインスツルメンツ
40年以上も前から,トランジスタや IC などを作り続けてきた半導体の古豪。
最近では特にデジタル制御系が強く,DSP を見たら TI だと思えというほど,デジタル制御に多く使われている。
ただし,この分野では,PC よりも家電や業務機器のほうがメインステージだろうか。
PC 関連のプロダクツとしては,486 互換 CPU やノート PC,プリンタなどもあるのだが,日本ではあまり知られていない。
サイト:http://www.ti.com/
2002年2月,0.09μm という超微細の半導体製造技術を発表。
銅配線,低誘電率(low-K)絶縁材料,高集積 SRAM などを組み合わせて実現するもの。
これにより,37nm というトランジスタからなる半導体の製造が可能。
2002年5月,半導体生産の40〜50%を TSMC や UMC などの外部に委託すると発表。
ただし SPARC の生産は外部委託されない。
2003年2月3日,待機時消費電力を 1/10 にした携帯電話用チップなどを発表。
12月5日,STマイクロエレクトロニクスと CDMA2000 1X 方式の携帯電話向け半導体を共同開発し,サンプル出荷を開始したと発表。
従来,主流派の GSM 方式の半導体を手がけていたが,CDMA の端末の急成長を見過ごせなくなったようである。
2004年1月,90nmプロセスで製造した DSP(TMS320C6414T/C6415T/C6416T)のサンプル出荷開始を発表。
2004年2月16日,携帯電話に必要な LSI のほとんどを一つの LSI に集積させるめどがついたと発表。
携帯電話の心臓部のうち半分近くを占めるアナログ回路の処理のほとんどを,デジタル RF プロセッサーに実行させることで,高集積化した。
2004年2月24日,3G 携帯電話の WCDMA 方式に対応するデュアルバンドのワンチップ RFトランシーバー TRF6302 を発表。
2004年3月,90nm 以下のチップの生産計画を決定。
65nm プロセスの無線 CMOS プロセッサが2005年第1四半期にサンプル出荷される。
2004年6月,1本の DSL 回線で,上りと下りを合わせて 200Mbps のスループットが出せる技術を開発したと発表。
上下同じの 100Mbps にするほか,下り 150Mbps 上り 50Mbps のように非対称に設定することもでき,さらに ADSL・VDSL との互換性もある。
2005年12月6日,65nm プロセス製品の製造認定を完了し,量産体制に移行すると発表。
2006年6月12日,液浸リソグラフィーを採用する 45nm 製造プロセスの概要を発表。
2006年10月11日,同社の UHF 帯 IC タグ用 RFID チップ『Gen2シリコン』が,韓国 Sontec 社に採用されたと発表。
2006年10月19日,Ideaworks3D と,携帯電話などの移動端末上でコンソールゲーム機に匹敵する品質の3Dゲームを実現するゲーム開発プラットフォームを発表した。
2006年12月4日,同社の DSP 製品が,NEC の3G W-CDMA 向け大容量携帯基地局に採用されたと発表。
2007年2月6日,WLAN,Bluetooth および FM の各通信方式を集積した『WiLink 6.0』,と『BlueLink 7.0』を発表。
2008年3月31日,Texas Instruments が LiMo Foundation にコアメンバーとして加盟したと発表。
2008年7月9日,パワーマネージメント事業部を新設し,新事業部の責任者として Steve Anderson 氏がシニア バイスプレジデントに就任したと発表。
2008年10月22日,オープン・ハンドセット・アライアンスの Android プラットフォーム向けに,Bluetooth および無線 LAN テクノロジーのソフトウェアドライバを提供すると発表。
2011年4月4日,テキサス・インスツルメンツによるナショナル・セミコンダクターの買収を発表。
これによりナショナル・セミコンダクターはテキサス・インスツルメンツのアナログ事業部門の1つとなる。
2011年11月,同社DSP『TMS320C66x』を基に,ミッション・クリティカル市場分野の性能および精度の標準を向上させることが可能なマルチコアDSP『C66x』ファミリを発表。
DLP LightCommander
Texas Instruments が2010年1月26日に発表した,組み込み機器開発者向けに,DLP テクノロジーを使った最新版の開発キット製品。
光学エンジン,業界標準のインターフェイスとアプリケーション ソフトウェアで構成される。
Hollywood
Texas Instruments が開発している,デジタルテレビ放送を受信する携帯電話向けチップ。
製造プロセスは90nm,デジタル TV 放送を 24〜30fps で受信可能
日本と欧米のデジタル TV 放送規格に準拠し,高い電力効率,省スペース,システムコストの低減を目指す。
SmartReflex
Texas Instruments の技術,回路の動作速度を細かく監視し,システム全体の性能を犠牲にすることなく,性能要求条件を正確に満たすように電圧を調整する。
Immobilization syatem
TI 社が開発した車の盗難防止システム。
キーに RFID 送信チップを埋め込み,車内に無線信号読み取り機を搭載。
イグニション・キーシリンダーに差し込まれたキーの形が物理的に正しくても,読み取り機が送信チップを正しく認識しないかぎり,エンジンがかからない。
2005年2月,ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが解読方法を発見したと発表。
日本テキサス・インスツルメンツ
2006年3月9日,音質/音響を大幅に改善する2種類のアルゴリズムと2スピーカーでも仮想的にサラウンド音響空間を創出できるアルゴリズムを発表。
アルゴリズムは,圧縮により失われた高音域を補完する『バンド幅拡張技術』と,音を変質させずに重低音を強化する『低音域拡張技術』。
茨城県つくば市にある筑波テクノロジー・センターのオーディオ専門研究チームが開発した。
2006年4月1日,リチウムイオン二次電池から 3.3V の電源電圧を効率的に発生させる IC『TPS63000』の量産を開始したと発表。
2006年10月5日,同社の開発プラットフォーム『DaVinci テクノロジー』に基づくデジタル メディア プロセッサの新製品『TMS320DM350』(DM350)を発表。
最大75メガピクセル/秒の処理性能により,普及価格帯のコンパクト機でも一眼レフ級の高性能が実現する。
2006年11月1日,音声圧縮規格『HE-AAC』向けのエンコーダライブラリを発表。
音楽 CD からオーディオ機器へのリッピングを最大25倍速で実現する。
TI のオーディオ DSP プラットフォームである Aureus(オーリアス)の DSP 製品に搭載され,ミニコンポや車載オーディオ機器等の各種アプリケーションでのリッピング用途に使用される。
2006年11月15日,DSP ベースのデジタル メディア プロセッサ新製品4種(DM643x),『TMS320DM6437』,『TMS320DM6435』,『TMS320DM6433』,『TMS320DM6431』のサンプル出荷開始を発表。
デジタルパワー制御やモータ制御,高度なセンシングなどの工業制御アプリケーションに適する。
2007年1月25日,欧米向け HDTV 用プロセッサの新製品『TVP9010』と開発プラットフォーム,デジタル TV 向けオーディオ プロセッサ新製品『TAS3208』,ホームオーディオ用途に向けた『TAS3204』を発表。
TVP9010 は,地上波デジタル放送の北米規格である ATSC や,同じく欧州規格の DVB-T に準拠。また TI のビデオ プロセッシング技術とミックスド シグナル SoC 設計技術の採用により,フル HD(1,080p)の画質を,高い費用対効果で実現する。
2007年2月27日,同社が2006年第4四半期に発表した『DM643x』デジタル メディア プロセッサ向けの TMS320DM6437 デジタルビデオ開発プラットフォーム(DVDP)の供給を開始すると発表。
2009年1月19日,2種類の新しいビデオ/イメージング処理・アプリケーション向けソフトウェア ライブラリを,ロイヤリティ フリーで提供開始したと発表。
行列/配列演算やビデオ/イメージング処理向けの信号処理を備える『ビデオ/イメージング・コプロセッサ』(VICP)と,画像認識・解析アプリケーション向けに,40個以上のシグナル プロセッシング ライブラリ向けの基本アルゴリズムを含む『ビデオ・アナリティクス・ソフトウェア・ライブラリ』(VLIB)。
DarkChip 4
Texas Instruments が2007年9月6日に発表した,DLP テクノロジーのチップセット。
DLP チップを生産するためのリソグラフィー技術の進化や,その他の独自プロセスの改良によって,製品のネイティブ コントラスト比を最大で30%高める。
MSP430F563x / MSP430F663x
2011年12月公開の,同社の低消費電力16ビットマイコン『MSP430』のファミリー。
256KB のフラッシュメモリおよび 18KB の RAM を内蔵し,ディスプレイ機能や各種のアナログ・ペリフェラル群を内蔵しており,従来製品と比べ,高い精度とコネクティビティを実現することが可能。
12ビット A/D コンバータおよび D/A コンバータをはじめとする高性能アナログ・ペリフェラル群を内蔵していることから,高分解能のセンサ計測を提供することができる。
スタンバイ電力は1.8μA,ウェークアップタイムは3μs。
NaviLink 5.0
日本テキサス・インスツルメンツが2007年3月27日に発表した,携帯電話向け GPS チップ。
25平方mm で,BOM が低い。
OMAP4470
Texas Instruments が2011年6月2日に発表した,1.8GHz 駆動のモバイル向けデュアルコアプロセッサ。
45nmプロセスルールで,ARM Cortex-A9 MPCore を2つ搭載し,現行の 1GHz プロセッサ『OMAP4430』と比較してブラウジング性能が80%向上している。
グラフィック性能は OMAP4430 の2.5倍。
DirectX,OpenGL ES 2.0,OpenVG 1.1,OpenCL 1.1 をサポートする。
TPS61200
日本 TI が2007年6月5日に発表した,入力電圧 0.3V からの昇圧動作が可能なコンバータ。
TI486DX4
Texas Instruments 社が開発・製造していた 486 互換のプロセッサ。
内部コアには,基本的に486の技術が使われている。
Rio Grande リオ グランデ
Texas Instruments が1994年に発表した486用チップセット。
参考:Microprocessor Timeline(1991-1999)
http://www.mit.edu/afs/sipb/user/sly/Research/sly-timeline
Texas Instruments Graphics Architecture(TIGA)
TI 社が開発したコプロセッサつきビデオカードの API。
および、それに準拠したビデオカード。
TI34010,TI34020 が有名。
TMS320DSC25(DSC25)
TI の DSP ベースのソリューション。
DivX のコーデックを組み込み,
高性能のオーディオ・ビジュアル画像処理エンジンを,外部装置との通信機能をワンチップに集積している。
フルフレームレート,フルフレームサイズで DivX ビデオを再生できる。
TMS320C5506
日本テキサス・インスツルメンツが2006年10月31日に発表した低消費電力の DSP。
節電機能によって待機時のコア消費電力量をクラス最小の 0.12mW に抑え,チップ上に 128KB のメモリを搭載し,開発者側のプログラミング作業を容易にする。
USB 2.0 ポート,3つの MCBSP ポート,3つのタイマ,I2C バス,6チャンネル DMA,16bit EMIF,36個の汎用 I/O を備える。
対象アプリケーションは,タッチスクリーンコントローラ,USB ヘッドセット,コードレス電話,ハンズフリーの電話機など,超低消費電力と低価格,外部との接続が求められるポータブル機器。
パッケージは 12mm 角の microBGA パッケージと 20mm 角の QFP パッケージ。
TMS320C6203
TI の DSP チップ。
クロック 300MHz では 12.2 kb/s で74チャネルを処理,384 kb/s で単一チャネルのみ利用可能。
TMS320C6414/TMS320C6415/TMS320C6416
TI が2001年2月に発表した C64xTM コアをベースとする DSP。
0.13μ,銅配線技術を採用,クロックは 400/500/600MHz。
パッケージは 532ピン 23mm BGA。
TMS320C6416 600MHz は,12.2 kb/s で最大350本の音声チャネルを,384 kb/s までのデータ速度では 35本のデータ・チャネルを利用できる。
TMS320DM310
130nm プロセスの ARM9 プロセッサ,画像処理を行う DSP,主にマトリックス演算を担当する iMX という3プロセッサが並列処理を行い,JPEG 処理を高速に行なえる。
TMS32DM355(DM355)
日本テキサス・インスツルメンツが2007年9月5日に発表した,デジタルカメラなどに向けた画像処理プロセッサ。
クロックは 216/270MHz,90nmのプロセスノードを採用。
単3電池2本で,液晶モニターを表示したまま約80分の HD 録画が可能。
TMS320DM6467T
日本テキサス・インスツルメンツが2010年2月8日に発表した,ビデオコミュニケーション,監視カメラなどのセキュリティシステムにて,高品質,高解像度,高フレームレートを実現する DaVinci ビデオプロセッサ。
処理能力は『DM6467』と比較して37パーセント向上し,また高機能でスケーラブルなビデオ コプロッセッサ,高速ペリフェラルなどのアーキテクチャにより,ネットワーク監視カメラ,HD ビデオ会議,マルチフォーマット デジタルメディア録再機器,リアルタイム デジタル ビデオレコーダ(DVR),デジタルサイネージ用のアプリケーションに適する。
TNETW1100B
TI が2002年9月3日に発表した省電力型の無線 LAN 通信機器用プロセッサー。
IEEE802.11b に準拠し,サイズは 12mm 四方で,待機時の消費電力を 2mW 以下と競合製品の 1/10 に抑えてある。
Open Multimedia Applications Platform(OMAP)
TI の超低消費電力 DSP ベースのアーキテクチャー。
または,それを利用した TI 社のチップで,コアは ARM アーキテクチャー,最高206MHz。
サイト:http://www.ti.com/sc/omap
OMAPV1035 開発コード『eCosto』
TI が2006年11月9日に発表した,低コストでマルチメディア機能搭載の多機能携帯電話の開発を促進するシングルチップ ソリューション。
コアは ARM9,65nm プロセス,DSP を搭載,GSM/GPRS/EDGE をサポートする。
OMAP3440
TI が2008年2月11日に発表した OMAP 3 チップ。
フル HD のビデオカメラ機能をモバイル端末で実現できるアプリケーション プロセッサ。
HD ビデオの録画に加え,最新型のスマートフォンや MID(Mobile Internet Device)に搭載された大型ディスプレイによるアプリケーションの実行が可能。
OMAP4430,OMAP4440
Texas Instruments が2009年2月17日に発表した携帯電話向けアプリケーションプロセッサ。
マルチメディア機能を中心に機能強化が図られ,1080pのフル HD 映像の再生や録画に対応し,2000万画素の画像処理をサポート。
メインコアには,1つのコアあたりの動作クロックが 1GHz を超える,デュアルコアの『ARM Cortex-A9 MPCore』を採用し,マルチメディアエンジンとしてTIのDSP『C64X』とマルチフォーマット対応のハードウェアアクセラレータ,グラフィックエンジンとして『POWER VR SGX540』を搭載。
Independent OMAP Technology Centers
OMAP アーキテクチャーをベースとした 2.5G/3G 製品開発をサポートするための集まり。
OMAP1510
TI の ARM アーキテクチャの CPU。
OMAPTM 710
GSM/GPRS モデムとアプリケーション・プロセッサを集積したチップセット。
OMAP1610/1611/1612
2003年2月3日発表の,待機時消費電力を 1/10 に抑えた携帯電話用チップ。
待機時の消費電力は 10μA 未満。
Java プログラムの処理速度は最大8倍に高速化され,ハードウェアによるセキュリティー機能も搭載。
OMAP730/732
2003年2月3日発表の,OMAP1610/1611/1612 と GSM/GPRS 方式のモデム・チップを一体化した製品。
OMAP-DM510
Texas Instruments が2008年4月2日に発表したコプロセッサ。
OMAP プロセッサのポートフォリオを拡大し,携帯電話端末のマルチメディアおよび画像処理性能を高める。
『OMAP-DM510』は,8メガピクセルまでの静止画像と DVD 品質のビデオの処理機能をサポート。
組み込み ISP(イメージ シグナル プロセッサ),各種ビデオ プロセッサおよび ARM プロセッサを搭載し,高画質の静止画および動画処理を実現する。
TCS2500
TI の 2.5G 携帯端末用チップセット。
OMAPTM710 をベースに,2.5G 携帯端末に必要なコンポーネントを追加したもの。
Wireless Any Network Digital Assistant(WANDA) ワイヤレス・エニー・ネットワーク・デジタル・アシスタント
TI が2003年3月17日に発表した,携帯電話,無線 LAN,Bluetooth の機能を兼ね備える PDA の参照設計。
アプリケーション・プロセッサー OMAP1510,携帯電話機能 TCS2100,無線 LAN TNETW1100B,ブルートゥース BRF6100 を採用。
OS は Windows-Powered Pocket PC。
医療用画像機器向けソフトウェア・ツールキット(STK) バージョン2
日本テキサス・インスツルメンツが2010年6月10日に発表した,医療用画像診断装置向け画像処理の開発を支援するソースコードやAPIなど。
超音波診断や OCT(光干渉断層法)検査などのリアルタイム医療用画像処理アプリケーションを実現する機能が追加されている。
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