SCSI-1
公式には SCSI-1 という規格は存在しないが,一般的には1986年に刊行された ANSI による最初の標準規格をこのように呼ぶことがある。
転送速度は非同期モードで 1.5 MB/ 秒,同期モードで 5 MB/ 秒。
8bitバスを使って最大7台(PC 本体を除く)の周辺機器が接続できた。
ケーブル長は6mまで。
この頃 Mac では非同期で2MB 強を実現していたが,ケーブル長が 60cm に制限されていた。
SCSI-2
1994年1月31日に承認された SCSI 規格(規格番号:X3.131-1994)。
SCSI-1 との互換性を最大限に尊重しながら,高性能化とソフトウェアの互換性の強化を図った。
また SCSI-1 で曖昧だった点がはっきり決められ,
サポートデバイスやコマンドなどがより明確になり,ケーブルやターミネータの仕様も細かく規定された。
追加された機能には,Fast SCSI,Wide SISC,コマンドキューイング,各種周辺装置のサポート機能など。
タグ付きキューインク
SCSI ホストアダプタが要求する順序とは異なる順序でリターンデータキューを並べることができるようにする SCSI-2 の機能。
この機能により性能は向上する。
SCSI-3
SCSI-2 の次の SCSI 規格の総称。
現在では LVD に代表される,Fast Wide SCSI-2 の高速化されたもの。
また SCSI-2 までのパラレル転送規格に加えて,新たにシリアル転送規格が追加されている。
IEEE 1394 は,そのシリアル転送規格のひとつで,
ほかに FC (Fibre Channel),SS(Serial Storage Architecture)といったシリアル転送規格がある。
これには従来の伝送路を使う UltraSCSI,UltraWideSCSI と HVD を利用した UltraWideSCSI(ここまでが FAST-20),
および LVD を使う FAST-40 である Ultra2,Ultra2Wide が含まれる。
SCSI-3 Parallel Interface(SPI)
SCSI-3 規格のうち,パラレル転送を行うサブセット。
一般的なパラレルインターフェースの SCSI-3 規格のこと。
俗にいう Ultra 2 では 80 MB/秒の転送速度を実現している。
Narrow SCSI
8ビットのバス幅の SCSI バス。
使用されるケーブルは芯数が50本,ただし半分(一本おき)は GND である。
Wide SCSI
SCSI-2 で採用された転送方式の1つ。
従来からの 8 bit 転送に加え,16 bit と 32 bit 転送をサポートする。
SCSI-2 の Wide SCSI では、50ピンと68ピンの2本のケーブルを使って配線する仕様だったが,
現在商品化されている Wide SCSI 製品は,SCSI-3 のドラフト仕様に基づいた 16 bit バスのもので,
68 ピンのケーブル1本だけで配線する。
転送速度が2倍になることはいうまでもないが,接続デバイスの数も最大15台に拡張されている。
Fast SCSI
SCSI-2 で拡張された転送の方式の1つ。
SCSI-1 では,1バイト(8bit)ごとに相手からの返答を待つ非同期転送と,一度に複数バイトを送る同期転送がサポートされていた。
SCSI-2 では,この同期転送時に,従来のバスタイミングに加え,転送周期を半分に短縮した高速転送モードが用意され,これを Fast SCSI と呼んでいる。
8bit 転送同期モードで最大 10 MB/秒,16ビット(Wide)で最大 20 MB/秒の転送能力を持つ。
ケーブル長は3m−4デバイスまでと言われる。
Ultra SCSI
SCSI-3 Parallel interface 規格に含まれる,Fast-20 の通称。
SCSI-2 の FastSCSI の上位互換にあたる仕様で,FastSCSI の同期転送周期を半分にすることにより,
通常の8bit バスで最大 20 MB/秒,16 bitバスで 40 MB/秒の転送速度を実現。
物理的な仕様変更を伴わないため,実装しやすいのが特徴。
ただし,SCSI-2 以上にシビアな特性が伝送系に要求されるため,
データ転送速度が向上したことと引き換えに、ケーブル長は 1.5 m までと短くなった。
Ultra Wide SCSI
68 ピンのケーブルを用いた,16 bit バスを用い,
Ultra SCSI と同様に Fast SCSI の2倍の転送速度とすることにより,
40 Mbit/秒で転送する規格。
接続デバイスは最大 15 台。
主に,サーバーなど高級機に使われる。
Ultra 2 SCSI
LVD を利用し,最大12m までのケーブルが利用でき,8bit バスで 40 MB/sec の帯域を持つ。
戻る 英語『S』,最初のメニュー