scanner スキャナー

 写真や図版などの画像を取り込むための装置。 以前は,デザイナーなど仕事で画像を扱う人の専用機器というイメージだったが,一般にも普及した。 一般に普及しているのは,原稿に光をあてて反射光を読み取る反射型。 フィルムの取り込みには,透過光を読み取る透過型が使われる。 スキャナの解像度は dpi で表わされ,数値が高いほど細かな部分まで取り込むことができる。 パソコンヘの接続には,シリアルやパラレル,専用インターフェースなどを使うものもあるが,ハンディスキャナーを除くと,USB か SCSI バスに接続するタイプが大半。 紙の両面がスキャンできる機種もある。

 この中で,一番手軽なのがハンディ・スキャナー。 バーコード読み取り機のような小型の装置で,取り込みたい画像の上をなぞる。 手軽だが使い勝手がよくないので人気はない。 もっとも普及しているのはフラットベッド型。 場所をとるが使い勝手はよい。 デザイン事務所などで使っているのは,ほとんどこのタイプ。 もっと高い解像度が必要な場合は,ドラム型スキャナーを使う。 ネガフィルムやポジフィルムから写真を取り込む,フィルムスキャナーというのもある。 フラットベッド型に,透過原稿ユニットというのを追加してフィルム映像を読み込むこともできる。 シートフィード型は,読み取り部分に紙を通過させる仕組みで,原稿がペラの紙でないと使えない。

 スキャナーは画像を読みとる機械なので,その解像度は1インチあたり何ドットの点を読みとれるかが,そのスキャナーの性能になる。 一般的なスキャナーは 300〜600dpi 程度。 しかし擬似的に 1200dpi とか 2400dpi で読みとれる機種もある。 業務用の高性能スキャナーだと,もっと解像度の高いものもある。

 2010年7月以降,市場は10カ月連続で数量前年比二けた増と好調に推移している。 市場をけん引するのはシートフィーダータイプであることから,『自炊』ブームが背景と思われる。



Flat Bed Scanner フラットベッドスキャナー

 コピー機のように上面にガラスが張られ,その上に原稿を伏せて置いて走査するタイプのスキャナ。



Hand Scanner ハンドスキャナー

 手に持って,図版の上を手動で走査するスキャナ。 低価格なスキャナーとして普及しているが,きれいに取り込むためには,それなりのテクニックを要する。



読み取り速度オーバー警告機能

 ハンディイメージスキャナで,移動する速度が速すぎるときに LED などで警告する機能。



面順次走査

 面順次スキャンともいう。 カラースキャナーで原稿全体を n 回スキャンし,RGB の n 回に分けて読み取る方式。 ほとんどは3回でよい。 読み取る際に原稿が動いてしまった場合に,色のズレが目立ちやすい。



線順次走査

 カラースキャナで,画像を読み取る際に1行(ライン)ごとに RGB 3色を読み取ってしまう方式。 線順次スキャン,ワンパススキャンともいう。



Document Feeder,Auto Document Feeder(ADF) ドキュメントフイーダー

 据え置き型のイメージスキャナ(フラットベッドスキャナ)で使われる自動給紙装置。 セットされた複数の原稿を連続的に紙送し読み込んでいくための装置。 プリンタのカットシートフイータのようなもの。 OCR の読み取り装置としてイメージスキャナを使うときに使用すると作業を効率化できる。



網膜スキャナー

 映画ブレードランナーでは,フォークト=カンプフという測定器で,本物の人間と違法アンドロイドの『レプリカント』を見分けていた。 個人認識に用いられる装置は網膜の血管の個人差を利用している。
 米アイ・ダイナミックス社の SafetyScope は,90秒で人間の目を調べ,薬物やアルコールの摂取,過労等,業務に支障をきたすような要素がないかどうかをチェックできる。 テストは装置をのぞき込んで光線を目で追うだけで,パソコンに接続されたカメラが,毎秒60回で540のチェックポイントの画像データを作成する。 最終的に,仕事をしても安全かどうかについて『合格・不合格』という単純な形で判断が下され, 同社は97%まで正確な判断が出せるとしている。



Scan2PDF
 スキャナーから画像を複数枚取り込んで1つの PDF ファイルに変換できるフリーソフト。 細かな画像補整をせずに大量の紙文書を PDF 化したいときに便利。 2005年7月19日公開,対応 OS は Windows。
サイト:
http://www.koma-code.de



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